前回に続き、作品の「歪み」に付いて、述べます。
3) 作り方に原因がある場合
④ 電動轆轤による「歪み」
Ⅶ) その他の原因 (回転速度、土の伸ばし方など) について
a) 回転速度(スピード)
電動轆轤では、回転速度も、重要な要素です。
同じ回転速度であっても、作品の直径が、大きくなれば、手が土に触る速さ(相対速度)は、
速く成ります。この相対速度が、変化する事で、「歪み」「振れ」の原因に成ります。
出来るだけ、この相対速度の変化を、少なくして下さい。
・ 相対速度を、一定にするには、作品の直径の変化に合わせて、スピードを、調整する事です。
即ち、径が小さい時には速く、径が大きく成るに従い、速度を遅くして行きます。
・ 速度のコントロールは、足で行う電動轆轤が、一般的です。 手と足の作業を、同時に、
行わなければ成らないので、慣れないと、難しいです。
初心者の方は、手の方ばかりに、気を取られ、足の方が、おろそかになり、手と土との速度が、
変化し(振ら付き)、「歪み」や「振れ」を起し易いです。
尚、轆轤のスピードは、人により速い方を好む人と、「ゆっくり目」を好む人がいます。
各自、好みの速さを、見つける事も、大切な事です。
・ 基本的には、相対速度を、一定にする様にしますが、例外的にスピードを変えた方が、
良い場合が有ります。
幾つかの例を、挙げます。(注:以下、あくまでも、私の経験で述べます。)
土殺し: やや速め。 土を上に伸ばす: やや速め。 作品の最上部: やや緩やか。
弓で切る: やや速め。 針で切る: やや緩やか。 糸(シッピキ)で切る: やや緩やか。
作品の径を変化させる直前: やや緩やか。(径を細くする場合には、以後やや速め)
「撚れ」や「歪み」の補正: やや緩やか。
(削り作業: 最初はゆっくりして、安定な状態か、様子を見た後、速度を増す。)
b) 土の伸ばし方。(轆轤目を付ける)
土を上に伸ばす際の、手を挙げるスピード、力の入れ方によっても、「振れ」「歪み」が出ます。
作品表面に、「轆轤目」を付けたいと言う、要望は多いです。
この作業も、「振れ」「歪み」の原因と成り易いです。
荒々しい「轆轤目」は、厚めの土を、薄く伸ばす過程で、出来る物で、土が薄くなってから、
「轆轤目」を付ける事は、弱弱しく、「歪み」の原因に成ります。
「轆轤目」は、回転速度、手の移動速度、指による強い締め付け、等の要素によって、
細かく、粗く、浅く、深くと、付ける事が出来ますが、粗く深い程、難しく成ります。
c) 力の入れ方
土の状態(状況)によって、指に掛かる力を、変化させる必要が有ります。 即ち、
・ (やや)強い力が必要な時、
土が固めの場合、肉厚が厚い時、轆轤目を付ける時、作品の径を細くする時など。
・ 弱い力の方が望ましい時、
土が水を吸って弱ってきた時、土が薄くなり、作品の形作りの時、
土が薄くなり過ぎた時、「撚れ」「ねじれ」「振れ」の補正時、水や「ドベ」で濡らす時など。
(肉厚に、極端な差がある場合には、厚い所では強く、薄いところは、撫ぜる様にします。)
以下次回に続きます。
作品の振れ 作品の歪み
3) 作り方に原因がある場合
④ 電動轆轤による「歪み」
Ⅶ) その他の原因 (回転速度、土の伸ばし方など) について
a) 回転速度(スピード)
電動轆轤では、回転速度も、重要な要素です。
同じ回転速度であっても、作品の直径が、大きくなれば、手が土に触る速さ(相対速度)は、
速く成ります。この相対速度が、変化する事で、「歪み」「振れ」の原因に成ります。
出来るだけ、この相対速度の変化を、少なくして下さい。
・ 相対速度を、一定にするには、作品の直径の変化に合わせて、スピードを、調整する事です。
即ち、径が小さい時には速く、径が大きく成るに従い、速度を遅くして行きます。
・ 速度のコントロールは、足で行う電動轆轤が、一般的です。 手と足の作業を、同時に、
行わなければ成らないので、慣れないと、難しいです。
初心者の方は、手の方ばかりに、気を取られ、足の方が、おろそかになり、手と土との速度が、
変化し(振ら付き)、「歪み」や「振れ」を起し易いです。
尚、轆轤のスピードは、人により速い方を好む人と、「ゆっくり目」を好む人がいます。
各自、好みの速さを、見つける事も、大切な事です。
・ 基本的には、相対速度を、一定にする様にしますが、例外的にスピードを変えた方が、
良い場合が有ります。
幾つかの例を、挙げます。(注:以下、あくまでも、私の経験で述べます。)
土殺し: やや速め。 土を上に伸ばす: やや速め。 作品の最上部: やや緩やか。
弓で切る: やや速め。 針で切る: やや緩やか。 糸(シッピキ)で切る: やや緩やか。
作品の径を変化させる直前: やや緩やか。(径を細くする場合には、以後やや速め)
「撚れ」や「歪み」の補正: やや緩やか。
(削り作業: 最初はゆっくりして、安定な状態か、様子を見た後、速度を増す。)
b) 土の伸ばし方。(轆轤目を付ける)
土を上に伸ばす際の、手を挙げるスピード、力の入れ方によっても、「振れ」「歪み」が出ます。
作品表面に、「轆轤目」を付けたいと言う、要望は多いです。
この作業も、「振れ」「歪み」の原因と成り易いです。
荒々しい「轆轤目」は、厚めの土を、薄く伸ばす過程で、出来る物で、土が薄くなってから、
「轆轤目」を付ける事は、弱弱しく、「歪み」の原因に成ります。
「轆轤目」は、回転速度、手の移動速度、指による強い締め付け、等の要素によって、
細かく、粗く、浅く、深くと、付ける事が出来ますが、粗く深い程、難しく成ります。
c) 力の入れ方
土の状態(状況)によって、指に掛かる力を、変化させる必要が有ります。 即ち、
・ (やや)強い力が必要な時、
土が固めの場合、肉厚が厚い時、轆轤目を付ける時、作品の径を細くする時など。
・ 弱い力の方が望ましい時、
土が水を吸って弱ってきた時、土が薄くなり、作品の形作りの時、
土が薄くなり過ぎた時、「撚れ」「ねじれ」「振れ」の補正時、水や「ドベ」で濡らす時など。
(肉厚に、極端な差がある場合には、厚い所では強く、薄いところは、撫ぜる様にします。)
以下次回に続きます。
作品の振れ 作品の歪み