前回に引き続き、生徒さん達の、思っている、不平不満について述べます。
5) 理由も言わずに、禁止事項が多い。
① 持込を禁止する
a) 用具道具は、指定の物以外は禁止。
教える所によっては、道具(用具)類は、指定以外は、禁止している所も、有ります。
用具の種類や形状が、「ばらばら」ですと、教える側が不便である事が、第一の要因です。
b) 粘土、釉薬の持ち込み禁止。
粘土や釉薬も、その教室に備わった物以外は、禁止されている場合も、多いです。
個人で購入(採取)した、土、釉薬(自分で調合した物も含む)は、原則持ち込み禁止です。
土や釉薬は、それを使用前に、「テスト焼き」しないと、土の耐火度、釉の熔け具合、流動性、
発色の仕方など、解からないことも多く、実際に焼いてみて、初めて解かる事も、多いです。
それ故、「ぶっつけ本番」に使う場合は、やめた方が宜しいです。
c) 陶芸の書籍、雑誌などの、持ち込み禁止。
本に書いてある記事は、その著者の技術、技法、考え方書かれています。
今まで、何度も述べましたが、標準的な技法(やり方)は有りません。
それ故、その書籍と、教室での指導技法が、一致しない方が多いです。
生徒さんに「どちらが、正しいのですか?」と聞かれても、どちらも正しいと、
答える事になります。他の技法を、黙認すると、教室での、教え方に、混乱が生じます。
それ故、禁止している所も有ります。
(但し、他の人に、見せびらかさなければ、問題有りません)
6) 自分の作りたい様に、作れない。
初心者のうちは、教程に則って、作品を作れば良いのですが、教程が一通り終われば、
自由作品になります。自由作品だからと言って、完全な自由では有りません。
① その教室に、設置された窯の大きさを、超えた作品は、焼けません、
② 不安定な作品や、極端に肉厚な作品は、たとえ出来ても、窯に入れてもらえません。
③ 特殊な焼成の仕方(薪窯、強還元など)の場合も、焼いてもらえません。
たとえ、その教室に穴窯などが有っても、窯がいっぱいに成るまで、焼いてもらえません。
④ かなり高度の技法が、載った、陶芸の本が、出版されています。
そこには、この様にすれば、同じ様に出来ますと、記した物も、多いです。
実際には、何度も思考錯誤して、出来上がる物(又は特殊な用具が必要)なのですが、
直ぐにでも、製作できると、軽く考え、「これを作りたい」と、記事を見せる人もいます。
解かる範囲で、教える事は出来ますが、写真で見えない所、特殊な釉薬等は、
推測でしか、解かりません。
速い話、「貴方の技術では、無理です」と言いたいですが、何か理由を付けて、違う作品を
作る様に、誘導する場合も有ります。
そうなると、生徒さんは、自分の好きな作品が、作らせてもらえないと、思うかも知れません。
以下 次回に続きます。
陶芸四方山話
5) 理由も言わずに、禁止事項が多い。
① 持込を禁止する
a) 用具道具は、指定の物以外は禁止。
教える所によっては、道具(用具)類は、指定以外は、禁止している所も、有ります。
用具の種類や形状が、「ばらばら」ですと、教える側が不便である事が、第一の要因です。
b) 粘土、釉薬の持ち込み禁止。
粘土や釉薬も、その教室に備わった物以外は、禁止されている場合も、多いです。
個人で購入(採取)した、土、釉薬(自分で調合した物も含む)は、原則持ち込み禁止です。
土や釉薬は、それを使用前に、「テスト焼き」しないと、土の耐火度、釉の熔け具合、流動性、
発色の仕方など、解からないことも多く、実際に焼いてみて、初めて解かる事も、多いです。
それ故、「ぶっつけ本番」に使う場合は、やめた方が宜しいです。
c) 陶芸の書籍、雑誌などの、持ち込み禁止。
本に書いてある記事は、その著者の技術、技法、考え方書かれています。
今まで、何度も述べましたが、標準的な技法(やり方)は有りません。
それ故、その書籍と、教室での指導技法が、一致しない方が多いです。
生徒さんに「どちらが、正しいのですか?」と聞かれても、どちらも正しいと、
答える事になります。他の技法を、黙認すると、教室での、教え方に、混乱が生じます。
それ故、禁止している所も有ります。
(但し、他の人に、見せびらかさなければ、問題有りません)
6) 自分の作りたい様に、作れない。
初心者のうちは、教程に則って、作品を作れば良いのですが、教程が一通り終われば、
自由作品になります。自由作品だからと言って、完全な自由では有りません。
① その教室に、設置された窯の大きさを、超えた作品は、焼けません、
② 不安定な作品や、極端に肉厚な作品は、たとえ出来ても、窯に入れてもらえません。
③ 特殊な焼成の仕方(薪窯、強還元など)の場合も、焼いてもらえません。
たとえ、その教室に穴窯などが有っても、窯がいっぱいに成るまで、焼いてもらえません。
④ かなり高度の技法が、載った、陶芸の本が、出版されています。
そこには、この様にすれば、同じ様に出来ますと、記した物も、多いです。
実際には、何度も思考錯誤して、出来上がる物(又は特殊な用具が必要)なのですが、
直ぐにでも、製作できると、軽く考え、「これを作りたい」と、記事を見せる人もいます。
解かる範囲で、教える事は出来ますが、写真で見えない所、特殊な釉薬等は、
推測でしか、解かりません。
速い話、「貴方の技術では、無理です」と言いたいですが、何か理由を付けて、違う作品を
作る様に、誘導する場合も有ります。
そうなると、生徒さんは、自分の好きな作品が、作らせてもらえないと、思うかも知れません。
以下 次回に続きます。
陶芸四方山話