わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

生徒(教わる人)の不平不満(その5)

2009-08-24 22:08:20 | 陶芸四方山話 (民藝、盆栽鉢、その他)
前回に引き続き、生徒さん達の、思っている、不平不満について述べます。

 7) その他

  ② 先生(指導者)の要求が大きい。

    誰でも陶芸が上手くなり、気に入った良い作品を、作りたいと、思っているはずです。

    当の本人より、先生(指導者)の方が、強く望んでいる場合も、多いです。

    単に、教える手間が、省けるだけではなく、作者の喜ぶ顔が、見たいからです。

    それ故、色々生徒に対して、上手くなる為の、要求が多くなりがちです。

    例えば、いつも同じような作品や、釉薬、模様を付けている人に対して、違う作品を作る事を、

    勧めたり、「こんな模様の付け方も有ります」と、見本を示す場合も有ります。

    (いつもと違う、形、模様、釉薬などを、作ったり、使う事は、新しい技術、新しい物の見方に

     役立つはずです。)

    電動轆轤の場合、作る手順を変えたり、土の量を減らして、同じ大きさの作品を、

    作らせたりします。

    このように、先生からの、色々な注文や、要求を嫌がる人も、います。

    特に男性の方に、多い傾向ですが、不機嫌になる人もいます。

    (自分には不可能と、思う事も、チャレンジして貰うと、思わぬ効果が、有るのですが)

    何度も言われて、教室を止めた方もいると、聞いた事が有ります。

    (注意や、要求も程ほどにし、本人が楽しんで作るのを、見守るだけで、良いのかも知れません)

     生徒さんも色々な方がいますので、上手に成らなくても、楽しめれば良いと、考える人もいます。

     しかし、色々な方法(技法)を、身に付ける事は、その楽しみを、増す効果があると、

     私は考えます。
     
  ③ 展示会出品を強要される。

    生徒さん達の、作品発表の場として、数年に1度、又は毎年「展示会」を、開催される所も、

    多いはずです。(出点数も1~10点程度が、多いです)

    その際、全員参加が原則です。

     (約半年前には、開催も予定を知らせているはずです。)

    しかし、数人の方は、出したくない(参加しない)と、強く拒否します。

    理由は、出す作品が無い(良い物は、他人にあげてしまった)、人に見せたくない、

    時間が無い(当番が出来ない)、等々です。

   (展示会では、生徒さんの作品の、展示即売を、併設する場合があり、その際、そこに出す様に、

    作品を要求される場合も有ります。)

   展示会を、楽しみにしている、生徒さんがいる一方、嫌がる人(特に女性)がいるのが、実情です。

   嫌がる人を、強制は出来ません。強制は、不満の元となります。

  ・ 展示会に出す事は、人に見られると伴に、他の人の作品も鑑賞出来る、機会でも有ります。

   又、色々な釉薬や、作り方などを、質問できる様に、なっていると思います。

   展示会に、積極的に参加する事を、お勧めします。

以上にて、不平不満の項を、終わりたいと思います。

 陶芸四方山話 不平不満

    
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