前回に引き続き、作品の「評価」に付いて、述べます。
4) 第三者(複数)の多数決
陶芸の公募展(審査委員、選考委員による評価)
② 応募する人達に
) 陶芸家への、登竜門
陶芸家に成ろうとする人は、何か大きな賞を、取りたい物です。
自分の存在を、世に知らしめる為にも、受賞は、大きなチャンスです。
新人の発掘を、主な趣旨とする、陶芸展も有ります。
その様な、陶芸展を見つける事も、大事です。
(余り世に知られていない、小規模な陶芸展も、多く存在します。)
又、個展などを開く際、経歴に賞の受賞があると、それなりの「箔」が付くものです。
) 応募する陶芸展を選ぶ
陶芸展の入選にも、難易度が有ります。容易に入選可能な物から、はなはだ困難な物まで、
色々あります。困難なほど、権威有るものと、認識されています。
人によっては、最初から有名な、陶芸展の入選を、狙っている方も、多くいます。
主催の趣旨に合う作品と、自分の作品がマッチしているか(自分の目指す方向)も重要です。
) 過去の入選作品、各賞を調べる。
大抵の陶芸展では、その年に開催されれ、入選した作品を、本(写真集)として販売しています。
過去に開催された物も、バックナンバーとして、まだ残っている場合が、多く、発行元に、
問い合わせれば、手に入るはずです。
これを見れば、入選作品の傾向(大きさ、形、釉薬、実用性、装飾性、新規性、奇抜性など)
が解かります。
この傾向を、考慮しつつ、独自の応募作分を、作る事に成ります。
) 選考委員の傾向を調べる。
委員の方々は、各々独自の技法を持ち、個性的な作品を、製作しているはずです。
委員に好印象を、与えない限り、入選は有り得ません。嫌悪される作品は、論外です。
一人善がりに、成らない様にする必要が有ります。
Ⅴ) 応募規定(規則)を取り寄せる。
応募規定は、必ず発行されています。(有料の物もある)
そこには、作品の大きさ、点数、搬入日、搬入場所、搬入方法等、重要な事柄が、
書いて有ります。この規定に、違反した場合には、審査前に応募無効に成ります。
細かい所まで、注意して、読みます。
Ⅵ) 作品を作る
製作は、時間との勝負ともいえます。時間が幾ら有っても、足りません。
応募作品は、1点でも、数個の作品を作る必要が有ります。
数個作った中から、色や形等、最も良い作品を、応募します。
1個も気に入らず、全て1から、やり直す事も、珍しく有りません。
早くから準備していても、必ず時間不足に、見舞われます。
搬入が無事に済み、 審査が始まったら、後は吉報を待ちます。
・ 最後に一言
作品が運良く、入選しても、実情は一向に変化ないらしいです。
即ち「大賞」や「グランプリ」を受賞すれば、話は別ですが、一般の賞を得たからと言って、
急に有名人成ったり、注文が増えたりする事は、ほとんど期待出来ません。
又、その陶芸展での受賞は、その陶芸展での評価です、他の陶芸展では、落選かも
知れません。
それ故、受賞も、自己満足でしかないかも知れません。
5) その他、多数の一般人の評価(既に評価の決まった物に対して)
世間一般に、大家と呼ばれる、陶芸作家がいます。
現代作家であれば、その人の作品の値段が、その人の評価の一つです。
亡くなった大家の作品も、値段が一つの目安ですが、値段も変化します。
死後、段々値打ちが上がる人、逆に生前が良く、死後急落する人など、評価もまちまちです。
骨董の世界でも、興味の有る人は、かなり高価でも、手に入れたいと思う一方、
興味の無い人には、お金を貰っても、そんな物はいらないと、思う人も多いです。
常に陶芸の本に載っている人の作品は、ある程度、評価の決まった物です。
又、作品が、ある一定量存在(流通)しないと、評価も変動し易いです。
話が段々、脇道にずれていますので、この辺で、「評価」の話は、終わりに致します。
陶芸作品の評価 陶芸展公募 公募展の審査
4) 第三者(複数)の多数決
陶芸の公募展(審査委員、選考委員による評価)
② 応募する人達に
) 陶芸家への、登竜門
陶芸家に成ろうとする人は、何か大きな賞を、取りたい物です。
自分の存在を、世に知らしめる為にも、受賞は、大きなチャンスです。
新人の発掘を、主な趣旨とする、陶芸展も有ります。
その様な、陶芸展を見つける事も、大事です。
(余り世に知られていない、小規模な陶芸展も、多く存在します。)
又、個展などを開く際、経歴に賞の受賞があると、それなりの「箔」が付くものです。
) 応募する陶芸展を選ぶ
陶芸展の入選にも、難易度が有ります。容易に入選可能な物から、はなはだ困難な物まで、
色々あります。困難なほど、権威有るものと、認識されています。
人によっては、最初から有名な、陶芸展の入選を、狙っている方も、多くいます。
主催の趣旨に合う作品と、自分の作品がマッチしているか(自分の目指す方向)も重要です。
) 過去の入選作品、各賞を調べる。
大抵の陶芸展では、その年に開催されれ、入選した作品を、本(写真集)として販売しています。
過去に開催された物も、バックナンバーとして、まだ残っている場合が、多く、発行元に、
問い合わせれば、手に入るはずです。
これを見れば、入選作品の傾向(大きさ、形、釉薬、実用性、装飾性、新規性、奇抜性など)
が解かります。
この傾向を、考慮しつつ、独自の応募作分を、作る事に成ります。
) 選考委員の傾向を調べる。
委員の方々は、各々独自の技法を持ち、個性的な作品を、製作しているはずです。
委員に好印象を、与えない限り、入選は有り得ません。嫌悪される作品は、論外です。
一人善がりに、成らない様にする必要が有ります。
Ⅴ) 応募規定(規則)を取り寄せる。
応募規定は、必ず発行されています。(有料の物もある)
そこには、作品の大きさ、点数、搬入日、搬入場所、搬入方法等、重要な事柄が、
書いて有ります。この規定に、違反した場合には、審査前に応募無効に成ります。
細かい所まで、注意して、読みます。
Ⅵ) 作品を作る
製作は、時間との勝負ともいえます。時間が幾ら有っても、足りません。
応募作品は、1点でも、数個の作品を作る必要が有ります。
数個作った中から、色や形等、最も良い作品を、応募します。
1個も気に入らず、全て1から、やり直す事も、珍しく有りません。
早くから準備していても、必ず時間不足に、見舞われます。
搬入が無事に済み、 審査が始まったら、後は吉報を待ちます。
・ 最後に一言
作品が運良く、入選しても、実情は一向に変化ないらしいです。
即ち「大賞」や「グランプリ」を受賞すれば、話は別ですが、一般の賞を得たからと言って、
急に有名人成ったり、注文が増えたりする事は、ほとんど期待出来ません。
又、その陶芸展での受賞は、その陶芸展での評価です、他の陶芸展では、落選かも
知れません。
それ故、受賞も、自己満足でしかないかも知れません。
5) その他、多数の一般人の評価(既に評価の決まった物に対して)
世間一般に、大家と呼ばれる、陶芸作家がいます。
現代作家であれば、その人の作品の値段が、その人の評価の一つです。
亡くなった大家の作品も、値段が一つの目安ですが、値段も変化します。
死後、段々値打ちが上がる人、逆に生前が良く、死後急落する人など、評価もまちまちです。
骨董の世界でも、興味の有る人は、かなり高価でも、手に入れたいと思う一方、
興味の無い人には、お金を貰っても、そんな物はいらないと、思う人も多いです。
常に陶芸の本に載っている人の作品は、ある程度、評価の決まった物です。
又、作品が、ある一定量存在(流通)しないと、評価も変動し易いです。
話が段々、脇道にずれていますので、この辺で、「評価」の話は、終わりに致します。
陶芸作品の評価 陶芸展公募 公募展の審査