わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

粘土の種類と特徴( 信楽1)

2009-09-04 22:53:46 | 陶芸入門(初級、中級編)
陶芸で一番大切な材料は、勿論粘土(以下土と呼びます)です。

土は、自分で採取し、木屑や、砂、小石を除去し、水漉などで精製し、陶芸用に、

仕上げる事も可能ですが、良い土が、見つからない事と、陶芸用に仕上げるのに、

手間隙が掛かる事から、一般的では有りません。

普通は、市販されている、土を使用します。

陶芸用粘土には、産出される土地により、色々な種類があり、その性質も多種多様です。

昔は、産出される場所に、窯を築き、その土地の土を、使うのが大原則でした。

(現在でも、陶器の産地では、その土地の土を、使う事には、変わりありません。)

それ故、土の種類も1~3種類が、普通で、その土地の陶芸家(職人)も、その性質を熟知していて、

その土に合った、作品や、作り方が、なされています。

現在では、陶芸材料店や、カルチャー教室のある、スーパー(ジョイフル、ホンダ。

スーパービバホームなど)等で、色々な土が、購入出来ます。

(陶芸材料店より、スーパーの方が、2~3割安い事が多いです。)

初心者にとって、土の種類が多く、どれを選べば良いか、迷ってしまいます。

値段も一昔より大分安くなっていますが、価格が高い土が、必ずしも、良い土とは、限りません。

又、土は、自然鉱物で、その量も、有限です。手に入れたくても、手に入らない土も、有ります。

ここでは、これら市販されている、土の種類と、性質に付いて、述べたいと思います。

土の分類方法は、以下の様に成ります。

 ① 産地による分類 (信楽、美濃、備前、萩、唐津、益子など)

 ② 土の種類による分類 (焼き上がりが、白い土、赤い土など)

 ③ 扱い易さでの分類 (土の肌理の細かさ、粗さ、土の伸び具合など)

 ④ 焼成温度範囲による分類 (楽焼用、本焼き用、耐火度、焼き締まり度など)

 ⑤ その他の分類(御影土、カラー粘土、ハゼ石など、異物、顔料を入れる)

尚、土の量は、1、2、2.5、5、10、15、20、30Kgの単位で、市販されている事が多いです。

取り扱う単位は、メーカーによって、違います。(当然、量が多いほうが、割安です。)

1) 信楽(滋賀県)の土

   信楽の土は、数種類あり、作品も、作り易く、耐火度も高く、且つ豊富に存在し、安価です。

   それ故、陶芸教室や、カルチャー等では、一番多く、使用されてい土です。

  ① 並み漉し 

    焼成温度:1200度~1280度。土は黒っぽいが、焼成すると白っぽく成ります。

    信楽の土の中でも、最もポピュラーな土で、どんな作品にも、向いています。

    小さな作品~大物まで万能です。

  ② 特漉し

    土の成分は、「並み漉し」と同じですが、水漉の際、篩(ふるい)の目が、細かい物を使います。

    手触りが、滑らかで、肌理が細かく、細工物に、適しています。

    小物向きで、大物には向きません。

    逆に細かい為、轆轤挽きでは、「並漉し」より挽く辛い(伸びない)です。

以下 次回に続きます。

粘土の種類 信楽粘土

    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする