引き続き、粘土の種類と特徴について、述べたいと思います。
2) 美濃の土
美濃は岐阜県の旧国名です。
① 志野土 焼成温度目安 : 1200~1280℃
耐火度のある土で(SK-10~11)、粘り気が有り、粒子も細かい物から、粗い物まで、
数種類有ります。
焼き上がりは、「ザングリ」とした、白めに仕上がります。幾ら焼いても、形は崩れません。
特徴は、生掛けで、施釉できる事です。長石系の志野釉を、タップリ掛ける事が、できます。
大物にも向いています。
② 五斗蒔白土 焼成温度目安 : 1060~1230℃
「五斗蒔=ごとまき」とは、美濃地方に有る地名です。
志野土よりやや白く、焼き縮みも少なく、軽く仕上がります。
食器や、小、中、大物にも使用できる万能の土です。
昔から茶陶として使われてきた土で、志野・織部などの釉薬が良く映えます。
③ 五斗蒔赤(粗め) 焼成温度目安 : 1200~1250℃
焼き締りが少なく、作品が軽く、薄茶色で、「サクッ」とし、素朴な仕上がりと成ります。
一般的な五斗蒔赤土は砂入りで、薪窯の焼成では、備前風に仕上がります。
美濃焼きに代表される志野・織部の釉薬とは、非常に相性の良い粘土です。
④ もぐさ土 焼成目安温度 : 1160~1230℃
もぐさ(お灸に使う、もぐさ)の様に、「もこもこ」した、軽い感じの珪沙の混じった、
蛙目質の粘土です。
成形は難しいが、 この土に、2割程度伸びのある土を、加えると、比較的作りやすくなります 。
他の土を加えることで、自分だけの土味の粘土を作って下さい。
焼き上がりは白く、土味はザックリしていて、茶碗や大物に適しています。
・ 本場(本物)の「もぐさ土」は、入手困難との事です。
(一般に市販されている土は、調合して「もぐさ土」風に、している可能性も有ります。)
粘土の種類 志野土 五斗蒔 もぐさ土
2) 美濃の土
美濃は岐阜県の旧国名です。
① 志野土 焼成温度目安 : 1200~1280℃
耐火度のある土で(SK-10~11)、粘り気が有り、粒子も細かい物から、粗い物まで、
数種類有ります。
焼き上がりは、「ザングリ」とした、白めに仕上がります。幾ら焼いても、形は崩れません。
特徴は、生掛けで、施釉できる事です。長石系の志野釉を、タップリ掛ける事が、できます。
大物にも向いています。
② 五斗蒔白土 焼成温度目安 : 1060~1230℃
「五斗蒔=ごとまき」とは、美濃地方に有る地名です。
志野土よりやや白く、焼き縮みも少なく、軽く仕上がります。
食器や、小、中、大物にも使用できる万能の土です。
昔から茶陶として使われてきた土で、志野・織部などの釉薬が良く映えます。
③ 五斗蒔赤(粗め) 焼成温度目安 : 1200~1250℃
焼き締りが少なく、作品が軽く、薄茶色で、「サクッ」とし、素朴な仕上がりと成ります。
一般的な五斗蒔赤土は砂入りで、薪窯の焼成では、備前風に仕上がります。
美濃焼きに代表される志野・織部の釉薬とは、非常に相性の良い粘土です。
④ もぐさ土 焼成目安温度 : 1160~1230℃
もぐさ(お灸に使う、もぐさ)の様に、「もこもこ」した、軽い感じの珪沙の混じった、
蛙目質の粘土です。
成形は難しいが、 この土に、2割程度伸びのある土を、加えると、比較的作りやすくなります 。
他の土を加えることで、自分だけの土味の粘土を作って下さい。
焼き上がりは白く、土味はザックリしていて、茶碗や大物に適しています。
・ 本場(本物)の「もぐさ土」は、入手困難との事です。
(一般に市販されている土は、調合して「もぐさ土」風に、している可能性も有ります。)
粘土の種類 志野土 五斗蒔 もぐさ土