粘土の中には、赤土ではない黒い土や、地に斑点の入った土(御影土)が、有ります。
9) 南蛮土 (黒陶)
黒く焼き上がる土に、南蛮土があります。
赤土よりも濃いため、還元で焼き締め(無釉)れば、綺麗な赤黒色に、仕上がります。
南蛮土の焼き締めは、独特の光沢と、粒々感が有ります。
赤土よりも温度は少し低めにします。 焼成温度目安:1100~1200℃
・ 南蛮土単味では、肌理が細かく、手触りは良いが、土は伸びません。
それ故、 信楽の並漉しなどの、土を混入すると、耐火度も上がり、作業もし易く成ります。
又、楽土や黄土など、少し荒めの土を加える事により、異なった風合いや、耐火度に、
幅を持たせる事も出来ます。
勿論、施釉する事も、可能です、食器などの、小物の作品に向いています。
10) 御影土
珪長石粒や雲母を混ぜ合わせ、御影石調に、斑点の入る様にした、粘土です。
白御影土 、黒御影土、グレー御影土、赤御影土、ピンク御影土、黄色御影土、深海ブルー御影土
等の土が、市販されています。
① 白御影土(荒、細目)
白素地(磁器土)に硅長石粒、黒雲母が混入されており、御影石調に、黒点が入ります。
焼成適温: 1230~1270℃
用途: 成形はし易く、小物の食器用 に向いています。
② 黒御影土( 荒、細目)
黒泥土を基に、コバルト、ルチール、硅長石、シャモット等が、混入してあり、酸化焼成で黒、
還元焼成で、ややグリーンがかった、黒の御影石調に仕上がります。
焼成適温: 1230~1300℃(最適焼成:1230~1250℃)
用途: 成形は容易で、食器等に向いています。
③ グレー御影土
焼き上がりがグレーで、御影石調の、黒や白の斑点粒が出てきます。
大粒のシャモット、珪砂粒などを混入した粘土です。
焼成温度 : 1200~1230℃
用途: 成形は容易で レリーフ、置物・花器・大皿等 小物から大物まで、使えます。
④ 赤御影土(低温用)
赤土にシャモット・硅砂・雲母などを混ぜ込んだ赤土です。
耐火度は多少弱いですが、面白い土です。薄い赤茶色に、焼き締ります。
用途 : 小~大物まで、使用されます。
焼成温度 : 1200~1230℃
⑤ ピンク御影土
大粒の珪砂や、雲母粒などを混入した粘土です、薄いピンク色に、焼き上がります。
用途 : 小~大 物まで
焼成温度 :1230~1250℃
⑥ 黄御影土
大粒の珪砂や、雲母粒などを混入した物で、薄い黄色い地に、黒い斑点の出る土です。
成形は大物から小物まで万能です。
焼成温度 : 1230~1250℃
⑦ 深海ブルー御影土
石灰系透明釉を施釉して、1250℃前後で、還元焼成すると、深海ブルーの味わいが出ます。
用途 : 小~大 物まで
焼成温度 : 1200~1250℃
粘土の種類
南蛮土 御影土
9) 南蛮土 (黒陶)
黒く焼き上がる土に、南蛮土があります。
赤土よりも濃いため、還元で焼き締め(無釉)れば、綺麗な赤黒色に、仕上がります。
南蛮土の焼き締めは、独特の光沢と、粒々感が有ります。
赤土よりも温度は少し低めにします。 焼成温度目安:1100~1200℃
・ 南蛮土単味では、肌理が細かく、手触りは良いが、土は伸びません。
それ故、 信楽の並漉しなどの、土を混入すると、耐火度も上がり、作業もし易く成ります。
又、楽土や黄土など、少し荒めの土を加える事により、異なった風合いや、耐火度に、
幅を持たせる事も出来ます。
勿論、施釉する事も、可能です、食器などの、小物の作品に向いています。
10) 御影土
珪長石粒や雲母を混ぜ合わせ、御影石調に、斑点の入る様にした、粘土です。
白御影土 、黒御影土、グレー御影土、赤御影土、ピンク御影土、黄色御影土、深海ブルー御影土
等の土が、市販されています。
① 白御影土(荒、細目)
白素地(磁器土)に硅長石粒、黒雲母が混入されており、御影石調に、黒点が入ります。
焼成適温: 1230~1270℃
用途: 成形はし易く、小物の食器用 に向いています。
② 黒御影土( 荒、細目)
黒泥土を基に、コバルト、ルチール、硅長石、シャモット等が、混入してあり、酸化焼成で黒、
還元焼成で、ややグリーンがかった、黒の御影石調に仕上がります。
焼成適温: 1230~1300℃(最適焼成:1230~1250℃)
用途: 成形は容易で、食器等に向いています。
③ グレー御影土
焼き上がりがグレーで、御影石調の、黒や白の斑点粒が出てきます。
大粒のシャモット、珪砂粒などを混入した粘土です。
焼成温度 : 1200~1230℃
用途: 成形は容易で レリーフ、置物・花器・大皿等 小物から大物まで、使えます。
④ 赤御影土(低温用)
赤土にシャモット・硅砂・雲母などを混ぜ込んだ赤土です。
耐火度は多少弱いですが、面白い土です。薄い赤茶色に、焼き締ります。
用途 : 小~大物まで、使用されます。
焼成温度 : 1200~1230℃
⑤ ピンク御影土
大粒の珪砂や、雲母粒などを混入した粘土です、薄いピンク色に、焼き上がります。
用途 : 小~大 物まで
焼成温度 :1230~1250℃
⑥ 黄御影土
大粒の珪砂や、雲母粒などを混入した物で、薄い黄色い地に、黒い斑点の出る土です。
成形は大物から小物まで万能です。
焼成温度 : 1230~1250℃
⑦ 深海ブルー御影土
石灰系透明釉を施釉して、1250℃前後で、還元焼成すると、深海ブルーの味わいが出ます。
用途 : 小~大 物まで
焼成温度 : 1200~1250℃
粘土の種類
南蛮土 御影土