引き続き、粘土の種類について、述べます。
8) 半磁器土
基本的には、鋳込み(流し込み)用の、粘土ですが、轆轤(ろくろ)成形も、可能です。
但し、土に粘りが無く、轆轤挽きの際、土が伸びずらいです。
(以前は、鋳込み用に、多用されていましたが、昨今は、轆轤用に使われる事も、多いです。)
手捻りでは、乾燥が速く、「ひび」が入り易く、作業がしづらいので、ある程度の、技術が必要です。
陶長石(磁器土)と、木節粘土を配合した物で、真っ白い色をした物が、多いです。
肌理(きめ)が細かく、吸水性が良く、手触りも、滑らかです。磁器の様な、感覚に仕上がります。
鋳込み用の泥は、粘土(乾燥粉末)100に対して、水30、珪酸ソーダ(水ガラス)
0.3~0.5の混合が、基本です。
珪酸ソーダを、入れる事により、泥に伸びが出、強度も強くなり、作業し易く成ります。
釉との相性は良く、貫入が全く入らず、焼成温度範囲も広く、180℃~1280℃程度で、焼成します。
但し、鋳込みの場合、1250~1300℃で、焼成するのが、一般的です。
・ 鋳込み用泥しょうの作り方
鋳込み用泥しょうとは、粘土・水・珪酸ソーダの三者をよく混合攪拌した、液状の粘土のことです。
① 水の量は粘土の水分によって変える必要があります。
普通の練り粘土の場合…5~10%
半磁器粘土の場合…25~35%
② 粘土は、一度に多く入れずに、少量ずつ、水に混ぜ込んで行きます。
③ 珪酸ソーダの量は、粘土100に対し0.3~0.5%で、必要量を、ぬるま湯で溶いて、
少量ずつ加えます。
・ 練り粘土使用は、完全に溶けるまで、時間がかかります。
④ 硬くなった土は、一度白く乾燥させてから粉砕し、水に戻せば、容易に液状にする事が出来ます。
⑤ ひしゃく等で、すくってみて、糸を引く様に流れれば、出来上がりです。
⑥ 鋳型(石膏型が多い)に、流し込み、乾燥後取り出します。
尚、鋳型にも、簡単な構造の物から、複数の割り型まで、多種多様です。
当然ですが、鋳型を使えば、同じ形の作品を、短時間で多く作る事が、可能です。
半磁器土 鋳込み用粘土
8) 半磁器土
基本的には、鋳込み(流し込み)用の、粘土ですが、轆轤(ろくろ)成形も、可能です。
但し、土に粘りが無く、轆轤挽きの際、土が伸びずらいです。
(以前は、鋳込み用に、多用されていましたが、昨今は、轆轤用に使われる事も、多いです。)
手捻りでは、乾燥が速く、「ひび」が入り易く、作業がしづらいので、ある程度の、技術が必要です。
陶長石(磁器土)と、木節粘土を配合した物で、真っ白い色をした物が、多いです。
肌理(きめ)が細かく、吸水性が良く、手触りも、滑らかです。磁器の様な、感覚に仕上がります。
鋳込み用の泥は、粘土(乾燥粉末)100に対して、水30、珪酸ソーダ(水ガラス)
0.3~0.5の混合が、基本です。
珪酸ソーダを、入れる事により、泥に伸びが出、強度も強くなり、作業し易く成ります。
釉との相性は良く、貫入が全く入らず、焼成温度範囲も広く、180℃~1280℃程度で、焼成します。
但し、鋳込みの場合、1250~1300℃で、焼成するのが、一般的です。
・ 鋳込み用泥しょうの作り方
鋳込み用泥しょうとは、粘土・水・珪酸ソーダの三者をよく混合攪拌した、液状の粘土のことです。
① 水の量は粘土の水分によって変える必要があります。
普通の練り粘土の場合…5~10%
半磁器粘土の場合…25~35%
② 粘土は、一度に多く入れずに、少量ずつ、水に混ぜ込んで行きます。
③ 珪酸ソーダの量は、粘土100に対し0.3~0.5%で、必要量を、ぬるま湯で溶いて、
少量ずつ加えます。
・ 練り粘土使用は、完全に溶けるまで、時間がかかります。
④ 硬くなった土は、一度白く乾燥させてから粉砕し、水に戻せば、容易に液状にする事が出来ます。
⑤ ひしゃく等で、すくってみて、糸を引く様に流れれば、出来上がりです。
⑥ 鋳型(石膏型が多い)に、流し込み、乾燥後取り出します。
尚、鋳型にも、簡単な構造の物から、複数の割り型まで、多種多様です。
当然ですが、鋳型を使えば、同じ形の作品を、短時間で多く作る事が、可能です。
半磁器土 鋳込み用粘土