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石井照男監督『肉体女優殺し 五人の犯罪者』

2023-05-06 19:40:07 | 日記
 石井照男監督の1957年作品『肉体女優殺し 五人の犯罪者』をDVDで観ました。

 サイト「映画.com」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「ストリップ劇場フランス座の人気スター浜野千鳥は、芝居に使う小道具のピストルがいつか本物とすりかえられていたため、舞台の上で殺害された。撃ったのは舞の相手役のベテイ桃園で、彼女は千鳥の夫のドラム叩き徳島と関係があったことから、捜査本部はこの徳島を逮捕した。だが毎朝新聞記者、西村(宇津井健)は他に犯人ありとにらみ、徳島の妹水町かほる(三ッ矢歌子)に近づいて、事件の糸口をつかもうとする。かほるは隅田川畔のアパートに住んでいて、下の川を通る船から、長い紐でザルをつるし、毎日のおかずを買っていた。それを知った西村は、千鳥が麻薬常習者だったことから、おかずを売る舟がくさいと考える。だが、当のおかず屋は姿を消し、舞台の事故から有力な事件のカギを握ると見えたベテイ桃園は惨死、また彼女にまつわりついていた秘密の男--森元も隅田川に水死体として上る始末。一切が謎につつまれたと見えたが、森元宅にあった「関根精肉店」のカレンダーから、西村は関根の家に目ぼしをつけた。折しも関根はフランス座の役者で麻薬患者ハチノキをそそのかしてかほるを誘拐し、彼女を手ごめにしようとしていた。実は関根は、肉屋の裏で麻薬密輪をやっており、千鳥の口からそれがもれるのを恐れて森元にピストルをすり替えさせ、次に裏切りそうなベテイ桃園と用のすんだ森元を惨殺した犯人であった。西村の急報に警察がかけつけ、関根は放水時間の迫る死のマンホールに逃れて、自らの生命を断った。そして西村とかほるは二人の未来を誓い合うのだった。」

 場面展開はみなカットつなぎで行なわれていました。

ルイ・フイヤード監督『ファントマの偽判事』

2023-05-05 07:21:55 | 日記


 ルイ・フイヤード監督の1914年作品『ファントマの偽判事』をDVDで観ました。

 リフレットの「物語の構成」に一部加筆修正させていただくと、
「プロローグ 財政難に陥ったテルガル侯爵が、夫人の宝石を売り払うことに決める。侯爵が翌日にサン=カレのホテルの一室(30号室)で宝石商と会合する取り決めをしているのを、メイドのローザが盗み聞きする。次の日、ホテルで宝石商と会った侯爵は、宝石の買い取り料金として小切手を渡され落胆する。そこで宝石商は部屋の机の引き出しに買い取ったばかりの宝石箱を隠しておいて、近場の銀行へ侯爵を連れて行き、現金25万フランを渡す。二人が部屋に戻って来ると宝石箱が空になっており、宝石商は警察を呼ぶ。捜査の結果、30号室と隣の29号室を仕切る壁に穴が開けられていた。その部屋に滞在していた聖職者が疑われるが、そこに列車から投げ落とされた聖職者の衣服を携えた二人の女が姿をあらわし、彼の嫌疑は晴れる。聖職者に化けて29号室に出入りしていた賊が真犯人だったのだ。その後、帰宅途中の侯爵は二人組のチンピラ(ベベとリポナール)に襲われて25万フランをうばわれる。
「第一章 ルーヴェンの囚人 ジュ―ヴがファンドールに、ファントマはベルギーの刑務所に収監中だと話す。ジュ―ヴの発案で、ベルギーの刑務所内で彼とファントマを入れ替える計画が移される。計画は成功し、看守の制服に身を包んだ刑務所を出てゆくファントマを、二人のフランスの刑事が尾行する。
「第二章 プラディエ予審判事 パリ行きの列車に乗り込んで尾行に気づいたファントマは、刑事たちをまいて別の列車(貨物列車)に乗る。途中駅で列車の出発時刻に遅れ、貨物車両に慌てて乗り込んだプラディエ予審判事(サン=カレに赴任するべく旅をしていた)は、さっそくファントマの餌食となる。殺した判事になりすましたファントマは、サン=カレに到着。初めて扱うことになった事件は「プロローグ」で描かれた宝石および25万フランの盗難だった。
「第三章 泥棒判事 ファントマは手下のベベとリボナールが潜伏するアジトを突き止め、二人に宝石とカネを寄越せと要求する、その後、侯爵の狩猟パーティーに招かれたプラディエ=ファントマは、侯爵夫人が愛人に宛てた手紙を見つける。そこには、狩猟中に体調を崩し、自室に戻ってうたたねを始めた侯爵をガス中毒死させたプラディエ=ファントマは、その後夫人に例の手紙の件を持ち出し、50万フラン払わなければ殺人で警察に突き出すと伝えて彼女を強請る。
 ファントマは教会でリボナールと落ち合うと、鐘のなかに隠してある宝石箱を取りに行かせる。リボナールが箱を落とすと、ファントマは梯子を外して前者が降りて来られないようにするが、箱の中身は空だった。侯爵の葬儀に出席しなければならないプラディエ=ファントマはひとまず宝石を諦める。その後、葬儀の最中に鐘が鳴らされ、いまだ鐘の舌(ぜつ)にしがみついていたリボナールは内壁に激突して死亡、携えていた宝石類は彼の血とともに列席者に降り注ぐ。ファントマは「証拠」と称して宝石を懐に入れる。
「第四章 ルーヴェンの犯罪人 ホテルに食事をしに来たファンドールは、たまたまた遭遇したプラディエ=ファントマに疑念を抱く。ジュ―ヴ(いまだファントマと思われて、ベルギーの刑務所に収監中)は取調べのため、フランスに引き渡されることになる。捜査網が狭まってきたことを察したプラディエ=ファントマは、二人の手下(ベベとその子分)を釈放して、ジュ―ヴが到着したら殺させるべく派遣する。だが二人がいざ囚人に襲いかかってみると、それはジュ―ヴだった。襲撃を予期して二人の警官とともに囮になったのだ。逮捕された手下を、プラディエ=ファントマは刑務所送りにせざるをえなくなる。ベベたちの釈放を許可したことで、プラディエに対するファンドールの疑念は深まる。
 ベルナルディ検事のもとへ「ファントマ」が連行されてくるが、検事やその場にいたファンドールはすぐさまそれがジュ―ヴであることに気づく。ジュ―ヴとファンドールはベルナルディに頼んで建物を封鎖してもらい、プラディエになりすましたファントマが外へ出られないようにする。まもなく捉えられることを悟ったファントマは、看守長にメモを渡し、この命令は内密にかつ間違いなく遂行しなければクビだと話す。やがてジュ―ヴやファンドールらが判事室に入って来てファントマを連行するが、悪漢は動じない。翌日、ジュ―ヴとファンドールが刑務所に赴くと、ファントマは「プラティエ予審判事」の命令で真夜中に釈放されていた。「囚人はファントマではなくジュ―ヴであり、これは捜査上の戦略的逮捕あった」のだという理由で、こうして、またもファントマは法の手を逃れたのだった。

 ここでもすべて固定ショットでした。

ルイ・フイヤード監督『ファントマ対ファントマ』

2023-05-05 00:13:09 | 日記
 ルイ・フイヤード監督の1914年作品『ファントマ対ファントマ』をDVDで観ました。

 リフレットの「物語の構成」に一部加筆修正させていただくいと、
「第一章 ファントマと世論 ファントマとジュ―ヴェが同一人物であるとのまことしやかな噂が新聞を通じて広まり、後者が投獄されてしまう。
「第二章 血を流す壁 一方、アパートの家主である老いたモシュ氏(実は変装したファントマ)が、集金人に税金を払う。次いで集金人は上階に住む(おそらくヒモの)ポレとその女ニニの部屋へ徴収へ向かう。ところがニニがドアを開けた途端に、ポレが金づちで集金人を殴打する。上階の物音に気づいてポレの部屋へ向かったモシュは倒れている集金人を発見、ポレとニニの目を盗みつつ咄嗟に彼のカバンを奪って自室に戻り、金庫の中に隠す。二人がカバンを取り返しにやって来ると、ポレの手にしたナイフを難なく取り上げたモシュは、経済的苦境から逃れる手助けをしてやると彼らに話す。その後、新たな入居者がモシュのもとを訪れる。広すぎる部屋を仕切って分割してもらいたいとの彼女の要望に応じ、改装工事がおこなわれることになった。ところが壁紙貼りの職人が交代させられ、この新たな職人が壁に穴を開けるとそこから血が流れだす。警察が呼ばれ、壁が壊されると、内部には集金人の遺体が隠されていた。警官に誰何さえた職人が差し出した名刺には、「ニューヨークの私立探偵トム・ボブ」と記されている。ボブは今や再婚し、アレクサンドラ大公妃となったベルタム卿夫人のもとを訪れる。彼女はすぐさまこのこの「ボブ」がグルン=ファントマであることに気づく。ファントマは嫌がる大公妃に明治て、次のような告知を新聞に掲載させる。ファントマ捕縛資金を募る仮装舞踏会を大公邸でおこなう、というものだ。
「第三章 ファントマ対ファントマ 舞踏会の夜、ファンドールは全身を黒装束で覆ったファントマの扮装で会場にあらわれる。しかし同じことを想いついた警官の一人も、黒装束姿で会場にやって来る。二人の「ファントマ」に元ベルタム卿夫人は狼狽するが、続いてやって来た三人目の黒装束こそ本当のファントマだと気づいた彼女は恐れおののく。舞踏会の最中、邸の外で偽ファントマ(景観)と本物のファントマがもみ合い、前者が胸を刺されて死ぬ。邸に戻ったファントマは、右腕を刺されて負傷していた。警察署長は、もし収監中のジュ―ヴがファントマなら右腕を負傷しているはずだと考えてその腕を検めさせるが、果たして彼は負傷していた。ジュ―ヴの要望で看守が集められ、ポケットのなかに麻酔薬とナイフを忍ばせていたニベが犯人だとわかる。こうしてジュ―ヴェへの嫌疑は晴れるが、捜査を円滑に進めるためにこの件は極秘とされる。
「第四章 決着 一方ファンドールは、パリ郊外の廃墟でモシュ=ファントマとポレら犯罪者集団が分け前をめぐって揉めている様子を密かにうかがっている。モシュは「刑務所から来たファントマの手紙」を示して今少し待つように彼らをなだめる。一団がしかたなく引き下がった後、モシュは井戸のなかから小型金庫を引き上げて打ち捨てられた建物に隠す。一部始終を密かに観察していたファンドールは、モシュが出て行った後、その金庫を地下室の敷石の下に隠しておく。その頃ジュ―ヴのオフィスに改装職人を装った一団が押し入って、彼を誘拐する。ジュ―ヴをファントマではないかと考えた、先ほどの犯罪者集団の仕業によるものだ。彼らは郊外にある隠れ家の地下室へジュ―ヴを連れて行き、事実を白状させようとする。大樽のなかに隠れていたファンドールが、樽にもたれかかったジュ―ヴにこっそりと━━自分はファントマで、カネは敷石の下にあると話すよう━━指示する。この計略はうまくいく。同じ頃、トム・ボブ=ファントマは警官隊をモシュの隠れ家に連れてくる。手下たちをお払い箱にして、カネを独り占めするためだ。悪党たちは一網打尽にされるが、ジュ―ヴとファンドールの姿を認めたボブ=ファントマは密かに姿を消す。その後ベルタム卿夫人邸に忍び込んだファントマは、舞踏会で集めたカネを持ち去ろうとするが、ジュ―ヴとファンドールに掴まる。しかし連行中に彼は、二人を落とし穴に落とすとひとり逃げてゆく。」

 この映画もすべて固定カメラでした。

ルイ・フイヤード監督『ファントマの逆襲』

2023-05-03 11:14:26 | 日記
 ルイ・フイヤード監督の1913年作品『ファントマの逆襲』をDVDで観ました。

 リフレッとの「物語の構成」に一部修正加筆させていただくと、
「プロローグ ベルタム卿夫人邸から辛くも脱出するも負傷したファンドールは、病院のベッドでジュ―ヴの死亡を報じる新聞記事を読む。一方、シテ島で古着屋を営むトゥールーシュ婆さんは、頭の鈍い中年男クラナジュールを雇う。婆さんの部下はニベである。実のところジュ―ヴェは生きており、ファントマ一味の目を欺くためクラナジュールに化けて独自の調査をしていたのだ。古着屋の地下室は、下水道に通じていた。
「第一章 ノルヴァン通りの悲劇 富裕な男爵夫人を殺害したファントマは、その罪を被せる標的として若い陶芸家ジャック・ドロンを選び、クロロホルムを嗅がせて気絶させた後、夫人の死体を傍らに置いておく。その後、ニベが刑務所内で収監中のドロンを密かに絞殺し、ファントマらは死体を盗み出す。セーヌ河に面した下水道出口で死体の右手の皮を剥いで「人皮手袋」作るためである。
「第二章 ファンドールの調査 ファントマの行動を辿って下水道出口にやって来たファンドールはニベに襲われそうになるが,間一髪でジュ―ヴ=クラナジュールに助けられる。
「第三章 公音あの首飾り 公女ダニドフは婚約者である製糖会社の編集者トメリのためにパーティを催すが、ひとり部屋に入った際にナントゥイユという名の銀行家に化けたファントマの手で失神させられ、またも宝石を盗まれてしまう。彼女の首脇にはドロンの指紋が残っていた。
「第四章 銀行家ナントゥイユ ベルタム卿夫人またも登場。ファントマに命じられた夫人が宝石の「身代金」を要求する手紙をトメリに届け、空っぽの部屋におびき寄せられた後者は絞殺される。
「第五章 エリザベート・ドロン ファントマはドロンの妹エリザベートが滞在するブラ荘の一室を家探しする。彼女が兄の部屋で発見した謎めいたリストを奪うためであるが、目当ての品は見つからない(リストはファンドールに郵送されている)。このときにファントマの手で眠らされたうえ、ガス中毒死させられそうになったエリザベートを、駆け付けたファンドールが間一髪救出し、安全のため彼女を修道院に隠す。その後、エリザベートの部屋にあった荷造り用バスケットのなかに隠れたファンドールは、警察nふりをして彼女の所用物を運び出したファントムらによって、彼らの隠れ家へと運ばれ、そこでトメリの遺体を発見する。
「第六章 人間の皮膚の手袋 ようやくファンドールはジュ―ヴと再会し、二人はその後ナントゥイユ=ファントムを追いつめ、後者がドロンの手の皮を剥いで作った手袋を使い悪事を働いていたことを見破る。だがお縄頂戴の寸前に、ファントマは壁の隠し扉を使って姿を消す。」

 ここでもショットはすべて固定カメラでした。

ルイ・フイヤード監督「ジュ―ヴ対ファントマ」

2023-05-02 07:55:58 | 日記
 ルイ・フイヤード監督の1913年作品「ジュ―ヴ対ファントマ」をDVDで観ました。

 リフレットの「映画版の構成」に一部加筆させていただくと、

「第一章 シンプロン急行の大惨事 ギャングのルパールに化けたファントマが、富裕なワイン商人マルシャルから金品を奪おうと画策する。それは、売春婦にして情婦のジョゼフィーヌを使ってマルシャルを誘惑させ、スイス行き急行列車の最後尾車両に乗り込ませる→最後尾車両を切り離す→手下たちとともに商人を脅して金目のものを奪う←切り離した車両を後続のシンプロン急行と衝突させる、という計画である。だが、マルシャルと、悪党を尾行して同じ列車に乗り合わせたファンドールは、あわやというところで列車から飛び降り、難を逃れる。
「第二章 “クロコダイル”にて ルパール=ファントマが偽の手紙を使ってジュ―ヴをパリ南西部ケ・ドゥ・ベルシーに位置する浜辺のワイン倉庫へおびき寄せるが、現場にはファントマらの動きを追っていがファンドールも来ていた。ファントマは手下たちに二人を銃撃させるが、彼らは辛くも逃げ延びる。
 その後、豪奢なクラブ“クロコダイル”で、ジュ―ヴとファンドールがジョゼフィーヌからシャレク医師の居所を聞き出す。二人は同じクラブの別席で二人の女と食事していたシャレク(の扮装をしたファントマ)を連行するが、途中で逃げられる。10分後、シャレク=ファントマは何喰わぬ顔で、クラブで待たせていた女たちのもとに戻ってくる。
「第三章 幽霊屋敷 しばらく修道院に身を潜めていたベルタム卿夫人が、ファントマと再会すべく自邸に戻ってくる。夫人の行動を偵察していたジュ―ヴとファンドールは、ファントマがジュ―ヴ殺害計画を練っていることを知る。警戒していたにもかかわらず、自宅で睡眠中のジュ―ヴはファントマが放った大蛇に絞殺されそうになる。
「第四章 黒衣の男 頭部も含め全身黒装束に身を包んだファントマが、ある夜ジュ―ヴとファンドール、および彼らに協力する警官隊とベルダム卿夫人宅で対決する。地下室の貯水槽に身を沈めて追っ手から逃れた後、ファントマは通気口から逃走して、ダイナマイトで邸を爆破する。この挿話は、本作を象徴する有名な黙示録敵風景━━邸の門前で黒煙wp
あげる残骸を前にして、みずからの勝利に酔いしれるかのように両手を高々と挙げるファントマの後ろ姿━━で終わる。」

 ここでもショットはすべて固定ショットでした。