神代辰巳監督『赤線玉の井 ぬけられます』その４

　また昨日の続きです。

　志波「どうしたんだ？」シマ子「あら」「あらじゃねえや」「いつの間に寝ちゃったのかしら」「俺が帰ってこなかったら朝までこうして眠っているつもりだったのか？　しょうがねえ」「何時？」「11時だよ」「今頃までどこ行ってたの？」「何？」「誰とどこへ行ってたのって言ったのよ」「バカ野郎」「どうして？」「わからないのか？　俺にそういう口のきき方、許さねえぞ」「何でよ」「理由を聞くな！　シマ子じゃなく、俺のおふくろでも男がいつどこで何をしてるか、女には関係ねえ」「でもどうしても知りたいのよ」「どうしたんだ。お前、え？」「会いたかったの」。「かっぱからげて~♪」の音楽。ヤクを打とうとする志波。「もうよしなさいよ」「何を言ってるんだ」「いつまでそんなの打ってんの？　そんなことをしていて腕に真っ赤なお日様入れられると思ってんの？」「バカ、お前おかしいんじゃないか？」「ねえ、もうダメ。こんな注射なんかしていちゃダメよ。ねえ、これ今日の額割、５千円あるわ。ねえ。あんたが堅気の娘と歩いてたって。あんたがその娘を好きだって言うならあたしは構わない。でもヒロポンは止めてよ」「おい、殴られてえのか？」「あんたが今日誰と何をしてたか知ってるわ。でももう二度と言わない。ヒロポンとか小娘とか」「男に指図をしたかったら、男を変えろ」「怒らないでよ。お願いよ」「さわるな」「あんた」「さわるなって言ってるだろう」「何よ、こんなもの！」。ヤクとその道具を投げつけるシマ子。ガシャンという音。シマ子を殴る志波。「ねえ、いいわよ。気が済むまでぶってよ」「もうお前帰れ」「あんたがちゃんと真面目にやってくれると言うまで、あたし帰らない」「見ろ。３本も割れたじゃねえか」「何よ、こんなもん」。裸足で注射器やヤクの瓶を割るシマ子。「ケガするぞ」「いいわよ」「血だ」「平気よ。あんたが殺すって言うなら、あたし殺されてもいい」「捨てる訳じゃない」「じゃあ誓って」「お前だけだ」「ほんとに？」。「かっぱ～♪」の音楽。「嘘はつかねえ」「抱いて。今すぐして」「医者に行かなくちゃ」「いや、あんたがやってくれるまで」
“直子二十五人目”の字幕。
　股火鉢をする直子。「母さん、25人目よ」「変わってるよ、お前」「あと二人。頭がボーとしてるけど」。
　直子「お待ちどうさま。して」「熱いなあ」「燃えてるのよう」「あつ、あつ」。
　ドブを走るネズミ。
　“公子の旦那は迎えに来なかった”の字幕。
　降る雪。
　“これは店じまいの鐘である”の字幕。
　11時30分を示す目覚まし時計。火鉢を運ぶ直子。君が代。「お兄さん、まだ遊びでいいわよ。ねえ、寄ってって」「何だよ。びっくりするじゃんかよ」「出していっちゃってよ」「もう出したよ」「まだ出るでしょ？」「もう出ねえよ。だけどおめえ、おばけみてえじゃねえか」「あら、どうして？」「髪はモジャモジャで目ばかりギロギロさせて」「そうかしら。でもおばけじゃないわよ。ねえ、お願い。寄ってって」。
　“繁子はみんなに黙って鞍替えをすることにした”の字幕。
　自転車の荷台にカバンをくくりつける繁子。
　“繁子の道具は海のように広かったと云う”の字幕。
　浜辺の映像を映し出して、映画は終わる。

　ラスト近くのシマ子と志波のワンシーン・ワンカットは見事でした。神代監督の代表作の一本だと思います。

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神代辰巳監督『赤線玉の井 ぬけられます』その３

　また昨日の続きです。

　直子「いやだなあ。私」「何が」「酔ってる人、難しくって。ねえ、お店変えてくんない？」「遊ばせないつもりか？」「あたし気がつかなかったの。私酔ってる人苦手なの」「大丈夫だよ。普通に遊ぶから」「ホントね」「あー」。
　公子「やっぱりお店はいいわあ」女将「旦那、追っかけてくるんじゃない？」「体中がカッカしてさあ」。
“直子十六人目”の字幕。
「ねえ、ダメなの？」「よせよ」「元気にならないじゃないの」「そりゃ無理だよ。今この店に入る直前に一発抜いてきたばかりだから」「だから嫌なのよ。酔っぱらいは」「もう少し時間が経てば大丈夫だよ」「冗談じゃないわよ」。
　目覚まし時計。６時。
「これじゃあ記録はダメになっちゃう。ねえ、あんたも頑張ってよ」「よし、キスさせろ」「ダメ、決まってんでしょ？」「キスすれば固くなるさ」「それでだめだったら私のに触らせろって言うんでしょ？」「いや、キスだけでいい」「お酒臭いし」。強引にキスする客。「ほら、見ろ。固くなってきた」「だから酔っぱらいは嫌なのよ」「ダメだなあ。まだ立たねえよ」「どうすんのよ」「もう一度試すから、少し待ってくれよ」。
　直子、一階へ降り「あ～あ、いやね、酔っぱらい。26人なんて無理」女将「バカだよ。お前」。股火鉢する直子。「だけどこれ、効くわよ。アチッ」「何よ。あんたのその恰好」「インチキなことをしないで記録を破るって言ったのは誰だっけ」「シゲちゃん、ちょっと」。
女将、シゲ子を廊下に呼び出し「品川の紅屋で鞍替えの話があってね。あんたも５年になるし。まだいるのかって客はつかなくなるし。思い切って店移ってみたら？　向こうなら新顔でまた客がつくよ」。
　シマ子に「ねえ、あんたの彼氏ってちょっと怖い顔してるけど」「どこで会ったの？」「私今日昼間デパートへ行ったでしょ？　そしたらその人、風月堂に入って行った」「じゃあ人違いよ。あの人、甘いものは絶対食べないもの」「一人じゃなかったのよ」「誰と？」「若い子と」「本当に志波だったの？」「本当よ」「どうして堅気の子なんかと」「あたし、言わなきゃよかったかしら」「今日昼間会う約束してたの。すっぽかしちゃってさ。あたし、ちょっと行ってくる」。
　シマ子に告げ口を言った女は、巨大な男根をなで「客の鈴鳴り、客の鈴鳴り」と拝む。
　屋根に上り、首を吊ろうとするが失敗する繁子。
“これが繁子の日課だった”の字幕。
　女将「キミちゃん、いけないよ」「平気よ」「見つかったらどうすんのさあ」「～帰るからわからないわよ」。公子、パンティを脱ぐ。「濡れてる。私なんだか行きそうだわ」。
　公子「お待ちどうさん。「いいじゃねえか」「いいよ。あんた、して。不思議なのよ」「どうして？」「すごく感じるの。休まないで。休んじゃダメ」。騎乗位。「あんた、あんた」。

（また明日へ続きます……）

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神代辰巳監督『赤線玉の井 ぬけられます』その２

　昨日の続きです。

　シマ子「お待たせ。ごめんね」。いきなりフェラを始めるシマ子。「サービスいいな」「ほしければもっとするわ。床づけが済んだら、ちょっと外出してきていい？」「回しを取るのか？」「う～ん、そんなことしないわよ」「ならいいよ」「じゃあして。見ないで」「どうしても見ながらやりたい」「じゃあ、ゆっくり外出させてくれるんだったら見せてあげるわ」「これ、刺青か？」「桜よ。花札の」「あんまり強くしごくなよ」「だから恥ずかしいって言ったじゃない。早くしてよ」。
“シマ子は男の部分をにぎった指先を微妙に変化させる。たまらず男はシマ子に合わせ…”の字幕。
　シマ子「いつでも、どんな相手を迎えた時でも、会った瞬間だけはノドがぐっと詰まるの」。
　賭場。志波の姿を見つけると、シマ子は廊下でオナニーを始める。部屋を出てきた志波に「これ」と金を渡す。「たったこれだけか？」「この間あげたばっかりだから」。
“シマ子は前に志波と約束したことがあった”の字幕。（中略）
“今日と同じように負けのこんでいる志波のために賭場にお金をとどけた帰り…”の字幕。
　男に言い寄られるシマ子。「商売はお店だけよ」「金はあるんだよ」。堤防の階段を降り、海を泳いで逃げるシマ子。
“志波に捧げるシマ子の操（みさお）立てだった”。（中略）
　志波「どうした？　待ってたのか？　あ？」「お願い」。
　シマ子「ねえ、何で待ってたか聞いてくれないのね」「当たり前だ」「どうして？」「何時間も待ってくれた気持ちがうれしいよ」。シマ子のドレスを破く志波。
　志波の部屋。「風呂に入ってからだ」「ねえ、何で？　坊主の紙札に真っ赤なお日様を入れればいいのに」「そいつはいいことがあったら入れるんだ」。「かっぱからげて~♪」。「あたしが入れさせてあげる」「そうか」「あたし、あんたのために一所懸命働くわ」。
　内股に刺青を入れるシマ子。
“シマ子が内股に花札を彫ったのはその直後である。それはシマ子の誓いの証だった”の字幕。
　目覚まし時計。４時。
　漫画。“父はメチノールを飲んで死んだ”の字幕。
“直子十一人目”の字幕。
　君が代を口笛で吹く男。「お待ちどう様。私の家漁師なの」「200円もチップをあげたんだからカーディガンぐらい脱げ。（胸を吸うが）感じねえのか？」「お雑煮を食べてきたばかり。私おっぱい平気なの」「本番は？」「そりゃ、女ですもの」「そうか、やっぱしな。いいのかい？」「いいわ」「そうだろう。このところずっとためてたからよ」「奥さんとしなかったの？」。後背位。「もったいなくて」「じゃあうんとできるわね。もっとやって」。
　マトリョーシカをする女。
　目覚まし時計。５時。
　旦那（殿山泰司）「直子、いいこと教えようか？　早く済ませる方法さ」「若い客を選ぶんでしょ？」「それもあるが」「直子の味方する気？」「お前たちにも役立つことだ。つまりだな。床を抑えて２階へ上がる前に２，３分この火鉢の上でスカートをまくって、あそこを温めてから行くんだ。そうさ、股火鉢が一番いい。それもあそこをよく温めること」女将「父さんはね。皆のをのぞきたいんだよ」「バカ、お前たちのを覗いてどうなる？　そうじゃない。男は皮膚の感覚で女を意識するもんだ。冷えた壺より熱い壺だ。自分の立ったものより女の中があったかければ、すぐいっちゃう。そういうものなんだ」「せっかくだけど私、そんなインチキくさくなくやってみるつもりよ」。
“東京都女子従業員組合結成！！”。“我々に売春の権利を与えよ”“パチパチ”の漫画。
「花嫁ごりょうの♪」。都電に乗る公子。
「母さん、こんにちは」女将「ああ、キミちゃん。元気？」「うん」「どう？　旦那さん」「別に」「優しくないの？」「今朝も朝ごはん炊いてくれた。そんな感じ」「今日は何だい？」「なんとなく電車に乗って来ちゃった。やっぱりお店はいいなあ」「あんた、あんまりうまくいかなかったの？」「どうして？」「そんななりして堅気ってふうじゃないねえ」。毛皮のコートを脱いで「そうかしら。あたし、店に戻って、また働こうかな？」「バカなこと言うもんじゃない。熱田さん、かわいがってくれないの？」「かわいがってくれるんだけどさあ、ちっともよくないのよ」「よくないって？」「あれよ」「ばかばかしい。よくないって言うから何のことかと思ったら」「あたしやっぱりお店に出なきゃならないのかもしれない」「バカなことお言いでないよ。頼めばいいだろ。ちゃんとやってくれって」「それでも全然ダメなんだよ」「へ～え、キミちゃん、不感症になっちゃったの」「そう。心配なのよ。わたし」「じゃあさあ、試してみたらいいじゃない」「試すって？」「お店でよ」「バカだねえ。いけないよ」。

（また明日へ続きます……）

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神代辰巳監督『赤線玉の井 ぬけられます』その１

　神奈川の伊勢原市長選、革新派が現職に負けてしまいました。残念の一言です！

　さて、プルーレイで、神代辰巳監督・脚本の1974年作品『赤線玉の井 ぬけられます』を観ました。

　男「立たせてくれ」女「正月は普段の倍以上の客がある」「さわらせろ。帰ろうと思ってた。いま何時だ」「９時。またね」。
“これは赤線が廃止される前、昭和30年頃の物語りである”の字幕。
「母さん、とうとう来ちゃった」「幸せにおなりよ。２年も働いてきたんだから。これ、少ないけれど餞別ね」「戻ってくる予感がする」。
「結婚するのかね」「さあ、どうなのかしら」「おーい、こっちだ。まっすぐだ」。「金襴緞子の帯締めながら♪」。自転車に二人乗りする男女。「せめて結婚写真だけは撮ろう」「餞別を２万円もらったから新婚旅行しよう」。
　シマ子（宮下順子）「お店でやれば正味180円で済む」。足で下着を脱がせる志波（蟹江敬三）。「仕事のことは言うな。あんなところで働かせて済まないと思ってる」「今夜は？」「これ（つぼ振りのマネ）がある」「これが２週間分よ」。志波が服を脱ぐと、見事な刺青が姿を現わす。「今日、浅草に行かない？」「これから岡本の兄貴のところへ行かなきゃ」。
“タマエはいつからか玉の井の住人であった”の字幕。
　客「ここは客を送りもしないで、どうなってるんだ」女将「どうもすみません。アイちゃん。客と一緒に降りてこないと、心配するでしょ？　客は犯罪者や精神異常者がいるかもしれないんだから、客が帰るときは床に額をつけて、これからは必ず挨拶しなさい」「わかりました」。
　昼から父が酒を飲む漫画。
　目覚まし時計。女将「ナオちゃん、お客様よ」「あら、山ちゃん」「今日の口開けよ。お茶を入れるわ」「５枚でいいだろ」「口開け代にもう１枚」「ちょっと触らせろ」。ナオ、１階に降りて、女将に「きのう何人だった？」「遊びが19、時間が３つに泊まりが１つ」「じゃあ23人ね」「おととしの正月はシゲちゃんが26人だったわ」。トイレに野球拳の歌を歌いながら行くナオ。２階に戻り、「じゃあ、カーディガンぐらいは脱ぐわ」。
　雪原を進む汽車。「金襴緞子の帯締めながら♪」。
　女「やさしく。そうっと」「へたなんだ」「そうね」「さわってもいいか？」「乱暴にしないでね。そこは違う。ここよ。ちゃんとして。もういい。私がやってあげる」「俺たち結婚しだんだよな」。早漏の男。女「何も用意してなかった」「好きかい？　僕のこと」「東京に帰ってもうまくいくかしら」。
“公子にとって小福屋の二年は決して短い月日ではなかった”の字幕。
　女のあえぎ声がいくつも聞こえる。男（江角英明）「本当に初めてか？」。うなずく娘。「じゃあ、おじさんの言う通りにするんだぞ。そして本当に初めてと分かったら、後でこれをあげる」と紙幣を見せる。「こっちにおいで。怖がらなくていい。ダメだ。隣の部屋でも向かいの部屋でも同じことをしてる。お前だけが怖がるなんておかしい」。キスを強引にする男。「どうだ？　何もなかったろ？　さあ、今のがキスだ。怖くも痛くもない。しかし今度は自分一人でしなくてはいけない。おじさんは手伝ってあげないよ。スカートとブラウスを脱いで、布団に入りな。どうした？　よーし、じゃあおじさんはちょっと手洗いに行ってくる。その間に脱ぐんだぞ」。
“公子にとって小福屋の二年は長かった”の字幕。
　背後から胸を触られる公子。「力を抜いて楽に楽にしなさい。ほら！　おじさんの首に抱きつきな。もっと強く抱いて！　何でもない」「いやー、いやー」「おじさんに強く抱きつきな。動いたら、すぐ何でもなくなるから」。泣く公子。
“それからの二年間だった”の字幕。
　女将、鈴を鳴らし「客の鈴鳴り、客の鈴鳴り」。
「リンゴの花が咲いている♪」漫画。
　巨大な男根の像をなでて女将「客の鈴鳴り、客の鈴鳴り」。
「あっ、お兄さん、寄ってらして。彼氏、また博打なんでしょう？　こんばんは。ちょっと寄ってらして。シマちゃんて甘いね」「どうして？」「だって刺青の入ってる人見るとすぐに夢中になっちゃうんだから」「ねえ、あんた、こないだ私のブローチほしいって言ってたでしょ？　あれ５千円で買ってくんない？」「あれ、彼氏に買ってもらったものでしょ？」「だからさ、来月５千５百円で買い戻すからさ」「もし私が５千５百円で売らないって言ったら？」「その時はブローチはあんたのもの」「そう、じゃあいいわよ」「どうしても１万円ほしいの」。

（明日へ続きます……）

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金素月（キムソウォル）の詩

　本日は声優・歌手・パーソナリティの堀江由衣さんの誕生日です。ほっちゃんには普段からラジオ番組を通じて癒されています。改めて、お誕生日おめでとうございます！

　さて、新聞で金素月のことが紹介されていました。「朝鮮の詩人で、天才詩人と呼ばれましたが、32歳で自殺。４編が『朝鮮詩集』に載っているというので、さっそく図書館から『再訳　朝鮮詩集（金時鐘 訳）』を借りてきました。

　金素月さんの作品は『いとしい人の歌』『かつてはついぞ知りませんでした』『忘れられなくて』『遠いのちの日』の４編。そのうち『いとしい人の歌』を転載させていただくと、

恋しいあの人の　澄んだ歌は
いつもわたしの　胸で濡れています。

長い日なかを　外にたたずんで聞き入っていても
恋しいあの人の　やさしい歌は
日暮れて　暗くなるほど　耳にひびいてきます。
夜が深まり寝入っていくほど　耳にきこえてくるのです。

やすらに揺する　里歌（さとうた）の調べに
わたしの眠りは　誘われて深くなります。
侘しい寝床にひとりで寝ても
わたしの眠りはふくよかに　深まっていきます。

ですが目醒めれば　あの人の歌は
ひと節（ふし）の余韻もなく　失（う）せてしまいます。
聴けば　聴くまま　あの人の歌は
ひと節の余韻もなく　忘れ去ってしまうのです。

　素晴らしい詩だと思いました。

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