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スティーヴン・スピルバーグ監督『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

2022-10-31 10:04:25 | 日記
 スティーヴン・スピルバーグ監督・共同製作の2017年作品『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』をDVDで観ました。
 サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「1966年、ベトナムの戦場に立つアメリカの兵士たち。アメリカは苦しい戦いを強いられていました。戦況を視察にきたダニエルは帰路の飛行機の中で国防総省長官であるマクナマラに戦況を報告しますが、その報告はアメリカにとって望ましいものではなく、世論に支持される内容ではありませんでした。祖国に降り立ったマクナマラは殺到するメディアを集め「戦況は極めて順調」と偽りの発表を行います。しかし、ダンはその真実を記録し、機密文書として秘密裏に保管していました。
 1971年キャサリン(メリル・ストリープ)は先立たれた夫の遺志を受け継ぎ、忘れ形見のワシントン・ポスト紙の代表として奮闘します。しかし、代表としての経験の浅いキャサリンは編集長のベン(トム・ハンクス)に業務を指示しますが、「指図するな」と取り合ってもらえないなど、代表としての道は容易なものではありませんでした。そんなある日、自社は一面に平凡な婚姻の記事を掲載している中で、ライバルのニューヨーク・タイムズ社の記者であるニールのスクープにより、ベトナム戦争の調査記録である機密文書『ペンタゴン・ペーパーズ』の内容の一部が掲載されることが明らかになりました。ベンは負けじと『ペンダゴン・ペーパーズ』の全貌をスクープするべく奔走しますが、その内容を容易に手にすることはできず、焦りのあまり代表であるキャサリンに対し、古くから家族ぐるみで親交の深かったマクナマラから文書を入手するように指示します。
 そんなベンの焦りをよそにニューヨーク・タイムズのスクープに対し、アメリカ政府は該当の記事が機密保護法に違反しているという内容で記事の発行を差し止める要求を出しました。しかし、ベンは調査の手を緩めることなく、記者のバグディキアンの地道な調査で、ついに文書を記録したダニエルに直接会のことが出来、4,000ページに及ぶ『ペンタゴン・ペーパーズ』の入手に成功します。ベンの自宅に運び込まれた文書は集められた記者たちの目前で広げられたが、ページの記載がなく、並びも崩されており、容易に読み解けるものではありませんでした。しかし、その記事を掲載する為に残された時間は10時間程度しかなく、不揃いな4,000ページの文書を整理し、その上で記事として精査しなければならないという膨大な作業を強いられました。しかし、ベンはあきらめることなく、文書の整理にかかります。しかし、政府から掲載の差し止め要求が出ている記事を更に詳細に掲載するに当たり、弁護士に相談を持ち掛けたベンでしたが、弁護士たちは口をそろえて「違法の為、会社の存続をゆるがす行為」と掲載を断念するよう意見します。世紀の大スクープをあきらめきれないベンはその旨を伝え、最後の判断をキャサリンに委ねます。今までの人生で経験したことのないような選択を迫られたキャサリンでしたが、「新聞は国民に事実を知らしめるものでなければならない」との信念のもと、掲載を決意します。そして、記事は掲載され、予想通り政府と法廷で争うことになります。法廷ではライバルであるニューヨークタイムズとワシントンタイムズが共に裁かれましたが、それ以外の他社も同様に、記事を掲載し、世論は新聞を後押しする風潮となりました。
 審理は最高裁まで持ち越されましたが、世論を味方につけた新聞社は結果、大勝利を収めます。裁判所の前で勝利を収めた新聞社にマスコミが殺到しますが、記者が群がるのはニューヨークタイムズのみで、ワシントンポスト社に注目する記者は一人もいませんでした。しかし、女性でありながら、強い信念ののもと、政府と真っ向から対立しても、真実を報道したキャサリンは、審理の結果を確かめに訪れた多くの女性たちに静かに、そして暖かくも力強い眼差しで見守られながら最高裁を後にするのでした。」

 ハラハラドキドキの報道サスペンスでした。

スティーヴン・スピルバーグ監督『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』

2022-10-30 20:01:57 | 日記
 スティーヴン・スピルバーグ監督の2016年作品『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』をDVDで観ました。
 サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「ソフィーは空想が大好きな少女。ロンドンにある児童養護施設内を、真夜中だというのに歩き回ります。鍵の閉め忘れや院長先生の郵便物、何かと見つけてはそっと元に戻していました。
 外では酔っ払いが騒いでいるので、ソフィーが「警察を呼ぶ」と言って追い払います。ソフィーは仲間が寝ている部屋に戻りますが、外の様子をおかしいと思いベランダに近づいた時、うっかり巨人を見てしまいました。
 慌ててベッドの中に潜り込みますが、上からかぶった毛布ごとソフィーは巨人の手に掴まれ連れ去られてしまいます。巨人は素早く町の中を駆け抜け、誰にも気づかれぬよう郊外に出ると、山を越え川を越えソフィーを巨人の国へと連れて行きました。
 ソフィーはてっきり自分は食べられてしまうのだと思いますが、巨人は食べないと言い張りました。ソフィーたち人間のことを「人間マメ」と呼びます。巨人を見たソフィーを元の世界に戻すことはできません。ソフィーが誰にも言わないからと頼んでも無駄でした。
 巨人の家に、指を怪我をした大きな巨人マルノミがやってきました。乱暴でマナーが悪く「早く治せ」とわめきますが、水が苦手なようで、「傷口を水で洗う」と言うとおびえ始めます。
 人間の臭いに気づいたマルノミは、辺りを探し回り、おばけキュウリの中に隠れているソフィーごと食べようとします。巨人は大慌てでおばけキュウリを奪い返し、水桶で脅してマルノミを家から追い出すと、おばけキュウリの汁で汚れたソフィーを洗います。ソフィーは新しい服も着せてもらいました。
 巨人が外に出かけると言うので、渋る巨人を説得して一緒に家の外に出ます。そこには大きい巨人たちが地面に寝そべっていました。他の巨人から「チビの恥さらし」と蔑まれ小突かれ、おもちゃのようにされます。そこに突然の雨が襲ってきたため、ソフィーと巨人は何とか逃げ出すことに成功しました。この時マルノミはソフィーの持っていた毛布を見つけて拾い上げます。
 ソフィーと巨人は山頂まで登っていきます。大きな根元にある湖に飛び込み、二人は「夢取り」を始めます。ここで巨人はBFG、ビッグ・フレンドリー・ジャイアントだと明かし、地球が生まれた時から生きていたと話しました。ここで夢取りを終えたBFGは、今度は街に向かい、湖の中で取った夢を、眠っている町の人達へ送り込みました。
 街からBFGの家に戻ろうとしますが、巨人たちがどこかへ行く様子を目撃します。ソフィーは自分が落とした毛布がきっかけで、巨人たちにバレてしまったのだと悟りました。ソフィーの存在を知った巨人たちは、ソフィーを見つけ次第すぐに食べようとするでしょう。
 BFGはソフィーと別れることを決めますが、BFGと離れることをソフィーは嫌がり、二人は巨人の国へ戻ってきます。巨人たちはソフィーを見つけ出そうと、乱暴に動き回りBFGが大切にしている夢が入った瓶を壊してしまいました。とうとう怒ったBFGは火かき棒を手に巨人たちを追い出しました。
 瓶を壊されてすっかり落ち込んでいるBFGをソフィーは慰め、巨人たちに立ち向かおうと訴えました。ソフィーは英国女王にお願いすることを思いつきます。交渉を有利に進めるために、ソフィーはBFGに夢を作ってもらいました。
 実際に会って話す前に、BFGの作った夢を女王に吹き込みます。子供を襲う巨人を倒すため、英国軍隊が出動する夢です。
 BFGの夢のおかげで、女王の信頼を得ることに成功した二人は食事に招待されます。その後、大きな巨人たちを捕獲するために英国軍隊が、BFGの案内により巨人の国へ向かいました。まずは寝ている大きな巨人たちが人間を食べたことを後悔するような悪夢を見させようと計画を立てます。
 BFGの手元に夢を吹き込むためのラッパがないため、代わりにソフィーが夢の入った瓶を持って巨人たちに忍び寄ります。巨人は目を覚ましますが、悪夢を見させることに成功しました。夢を吹き込まれた巨人たちは、人間を食べたことを悔いて苦しみますが、マルノミだけは悪夢から逃れます。
 腹を立てたマルノミはソフィーを捕まえ食べようとしますが、待機していた英国軍が網を広げ巨人たちを捕らえます。さらにヘリコプターで巨人たちを絶壁の孤島へ連れて行きました。水を怖がる巨人は島の外に出ることはできません。
 これで人間は襲われることがなく、BFGも本来の自分らしさを発揮して暮らすことができます。ソフィーはBFGとは離れ、バッキンガム宮殿で暮らすようになります。二人は一緒ではありませんが、BFGの耳は世界中の声を聴くことができる特別な耳なのでした。」

 ソフィーだけは実写で、それ以外はすべてリアルCGでした。

スティーヴン・スピルバーグ監督『タイタンの冒険 ユニコーン号の秘密』

2022-10-27 12:32:38 | 日記
 スティーヴン・スピルバーグ監督・共同製作の2011年作品『タイタンの冒険 ユニコーン号の秘密』をDVDで観ました。
 サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「新聞記者のタンタンは、相棒の犬スノーウィと出かけた蚤の市で、帆船「ユニコーン号」の模型を手に入れます。その直後、その模型を売って欲しいと、インターポールのバーナビー警部と、船の模型の収集家サッカリンの二人から迫られます。申し出を断り、模型を部屋に置いて出かけたタンタンは、帰宅後、何者かに部屋が荒らされ、模型が盗まれたことを知ります。部屋の片隅に転がっていた巻物を見つけたタンタンは、そこに記された暗号を読み、泥棒の目的が巻物であると推測します。そこに、バーナビー警部がやって来て、タンタンに身の危険が迫っていることを知らせますが、言い終わらぬうちに何者かに撃たれてしまいました。
 巻物を挟んだ財布を擦られ、スリを捕まえようとしていたタンタンは、何者かに連れ去られ、「カラブジャン号」という名の船に監禁されてしまいます。その船は、サッカリンが雇った船員達が乗り込む船で、カニ缶と見せかけて麻薬を詰め込んだ密輸船だったのです。実は、「ユニコーン号」の模型は全部で3艇あり、その全てに隠された巻物を重ねると秘宝にたどり着くことを、サッカリンは知っていたのでした。監禁場所から何とか脱出したタンタンは、酔い潰れていたハドック船長と共に救命艇で逃げます。サッカリンは、水上飛行機を飛ばして追撃しますが、策を講じたタンタンは水上飛行機を乗っ取り、「ユニコーン号」3艇目の持主がいるバガーを目指します。
 途中燃油が切れ、砂漠に墜落したタンタンとハドック船長は、陸路でバガーに向かいます。あまりの暑さに幻覚を見るハドック船長は、祖先であるフランソワ・ド・アドックが船長だった「ユニコーン号」での死闘を語り出します。宝石を積んだ「ユニコーン号」は、レッド・ラッカム率いる海賊に乗っ取られ、アドック船長は海賊の手に渡さぬよう自ら「ユニコーン号」を沈めたのです。サッカリンが欲しがっている巻物には、「ユニコーン号」の宝の場所が示されているのでした
 バガーに辿り着いたタンタンとハドック船長でしたが、3つ目の巻物をサッカリンに奪われてしまいます。必死の追走劇の末、サッカリンを追い詰める2人は、サッカリンがレッド・ラッカムの子孫であることを知ります。かつてアドック船長がレッド・ラッカムと死闘を繰り広げたように、世紀を隔て、ハドック船長とサッカリンが一対一の決闘をするのです。サッカリンとの対決を制し、3つの巻物から宝を探し当てた二人は、「ユニコーン号」が沈められた場所を知り、新たな冒険に繰り出すのでした。」

 『ポーラー・エクスプレス』のようなリアルCGの作品でしたが、ハラハラドキドキの1時間45分でした。

スティーヴン・スピルバーグ監督『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』その2

2022-10-24 08:48:01 | 日記
 昨日の続きです。

「マックは、オックスリーが変わってしまったのは、クリスタル・スカルの所為だと言います。スパルコはクリスタル・スカルと目を合わせると、超常的なテレパシスが授けられると言います。そしてそれをインディで実験し始めました。彼はクリスタル・スカルと目を合わせると、次第に痙攣して行き、ぐったりとします。スパルコはインディに、オックスリーからアケトーへの道を聞きだせと強要し、人質のマックと、その母親マリオンを使います。母子の再会に喜ぶ二人。インディはオックスリーにアケトーへの道を聞くと、彼は道標を書きます。インディとスパルコがその謎解きに熱中し始めると、マットがいきなり暴れ出し、インディ達は逃げ出しました。スパルコ達は、車列を組みアケトーに向かいます。そのトラック中で、マットもインディが父親である真実を聞いてショックを受けます。インディはマットの隠し持っていたナイフで縄を切り、マリオンの事が気になり誰ともうまく行かなかったと告げ脱出を始めます。トラックを奪い、マットをジュニアと呼び始めながらインディは、オックスリーとクリスタル・スカルの奪還を始めました。3人は水陸両用車の奪還を果たし、本当は2重スパイでCIAだと言い出したマックと共にアケトーを目指します。
 一行はオックスリーの口にする道標に従い、アケトーの入口である洞窟へ辿り着きました。インディはクリスタル・スカルを還しに行くと言いますが、マットがそれを止めます。アケトーへ続く洞窟には、正体不明の13人の神官が原住民に文明を授けた壁画が残されていました。それは、クリスタル・スカルからも地球外知的生命体かと思われました。侵入者に気付いた原住民達が、インディ達に襲い掛かって来ます。しかし、クリスタル・スカルを持つ彼等を原住民は恐れます。その頃スパルコ達は、何者かが落した発信機を辿り、洞窟に辿り着いていました。オックスリーの導きで一行は秘密の神殿に入ります。発信機に導かれ、原住民を皆殺しにしながらスパルコも続きます。神殿には、あらゆる古代文明の遺物が保管されて居ました。マックは喜んで金目の物をあさり始めます。神官の部屋らしき場所を見付け、インディはクリスタル・スカルを使いその扉を開きます。部屋の中には、13体の水晶で出来た骸骨が輪を作り鎮座していました。その内一体にはクリスタル・スカルがありませんでした。オックスリーはその骸骨にクリスタル・スカルを還しそうとしますが、やはり裏切り者のマックがそれを止め、スパルコが現れます。スパルコはその超能力から、神官達が意識と記憶領域を相互し共有出来る持つ種族だと気付きます。その知識量は膨大だと言いますが、インディは人間に彼等が理解できる訳がないと言います。そしてスパルコはオックスリーからクリスタル・スカルを引き取り、本来の所有者に戻します。オックスリーはマヤ語を喋り出します。それをインディが、オックスリーが感謝し、神官たちが贈り物をしたいと通訳します。スパルコは、全てを見せてと頼み込みます。インディが危ない予感を感じるとクリスタル・スカル達の目が光り出し、振動が起き始め部屋が崩れ出します。クリスタル・スカル達は回転を始めて奇妙な機械が見え始めます。戸惑うマットにオックスリーは、彼等が高次元生命体だと説明します。その反応にインディは、彼が正気に戻った事を知ります。天井が崩れ機械が見え、オックスリーは高次元への扉だと言いました。インディは、皆を先導して逃げ始めます。天井のそれは全てを吸い上げ始め、スパルコはその中央で全ての知識を欲していました。神官達は彼女に知識を見せ始めましたが、それは人間の器に収まるものではありませんでした。彼女は一つになった神官の目の前で燃え上がり、扉に吸い込まれて行きます。宝物を集めていたマックをインディが呼び止めますが一歩遅く、彼は逃げ遅れて吸い込まれて行きました。命からがら逃げる事が出来たインディ達は、扉の正体、遺跡の下にあったUFOが消え去るのを見送りました。マットは、アケトーが黄金の都と言われていた理由をインディに問います。インディは古代の人々は、知識を黄金の様に扱っていたと説明します。先を急ごうとするマットをインディは止め、マットはインディを父と呼び、何故落ち着いていられるのかと問います。
 インディは副学部長なって大学に戻りました。そしてマリオンと昔すっぽかした結婚式を上げ直します。皆が祝福をくれます。風が吹き、マットの足元にインディの帽子が転がって来て、彼はそれを被ろうとしますが、譲る気はないと言わんばかりにインディはそれを手に取り、教会を後にするのでした。」

 ハラハラドキドキのの122分でした。

スティーヴン・スピルバーグ監督『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』その1

2022-10-22 08:20:24 | 日記
 スティーヴン・スピルバーグ監督の2008年作品『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』をDVDで観ました。
 サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「ネバダ砂漠の道路を、若者が乗るロードスターを振り切り陸軍の車両が疾走します。行き先は空軍基地で、乗員の兵士達はゲートの警備兵を皆殺しにし、車のトランクから拉致して来たマックとインディ(ハリソン・フォード)を外に出し、倉庫の前に立たせます。彼等はソ連軍兵士で、それを率いる女性士官スパルコ(ケイト・ブランシェット)は超能力者でしたが、その力が利き難いとインディに思考を読み取るのをあっさり諦め、51と描かれた倉庫のロックを壊し入って行きます。彼女等の目的は、インディが過去にその検証に立ちあった事のある秘密のコンテナに収められた遺骸でした。命を脅かされたインディは、倉庫に山積されている無記名の木箱の中から、コンテナが強い磁力を帯びている事を利用して探し出します。スパルコはその、1947年ロズウェルと記載されたコンテナの中身を確認します。そこには人間とは思えない遺骸が収められていました。インディは隙を見てソ連兵から銃を2丁奪い、1丁をマックに渡しスパルコを人質に取りますが、マックはインディに銃を向けます。スパイ仲間だったマックは金で寝返っていました。ですが再び隙を作り逃げ出します。インディはジープを奪い、積み重なった木箱を崩し、黄金の櫃を露出させながら逃げ回ります。そして何とか外に出る事に成功しました。スパルコは兵を追跡と回収の二手に分け、自分は基地を後にします。追われたインディは町に逃げ込みます。そこは原子爆弾実験場で、実験開始まであと僅かでした。ソ連兵も逃げ出しますがインディは逃げ遅れ、冷蔵庫の中に逃げ込みます。実験は実行され、爆風で運良く冷蔵庫が吹っ飛ばされたインディは、九死に一生を得ます。放射物質の除去を済ませたインディをFBIが尋問します。ソ連に協力したのが問題になり、インディにスパイ容疑が掛かりますが、将軍がインディの身元を保証し、なんとか解放されました。大学に戻ったインディですが、世間で赤狩りの嵐が吹き続けており、関わりを恐れる学校はインディに休職を要求します。学部長は責任を取り辞職していました。
 インディもまた学校を去ります。ですが列車に乗るインディをバイクに乗った若者が探しに来ました。若者はインディの友人オックスリー(ジョン・ハート)の縁者でマット・ウィリアムズと名乗りました。インディが犬みたいな名前だと評すると、自分で付けたと言います。インディは話を聞きます。オックスリーは本物のクリスタル・スカルを見つけ、アケトーと言う伝説の黄金都市に向かいました。しかしその後の手紙で錯乱しているような彼を心配したマットの母、マリーが様子を見に行った所、何者かにクリスタル・スカルを渡さないと殺すと脅され、マリーの指名でマットは会いに来ました。マットは手掛かりだと意味不明の手紙をインディに見せますが、その途端、彼を尾行していた者達がそれを渡せと脅してきます。彼等はKGBで、二人は騒ぎを起こし逃げ出します。マットの運転するバイクで何とか追っ手を振り切った二人は、オックスリーの手紙を解読し、彼が隠したクリスタル・スカルを求めナスカに渡ります。ナスカに渡り、オックスリーがこの町の精神病院に居る事が判ります。そこへ向かう道すがら、インディは様々な偉人と遭い学んだ事を話し、マットは数々の寄宿学校へ入れられたが皆自主退学した事を話します。若い頃、親と仲違いして好き勝手して来たインディは、マットを認めます。二人は病院に入り、それをマックが尾行します。オックスリーは誰かに連れ去られた後でした。彼は部屋中に意味不明な絵等を書き残していました。そこでオックスリーの言うクリスタル・スカルが奇妙な形をしている事が判り、その隠し場所も判りました。彼等は、隠し場所の墓地で墓守に襲われながらもクリスタル・スカルを見付け出します。その奇妙に大きなクリスタル・スカルは完全なオーパーツで、水晶で出来ていると思われるのに磁気を帯びていました。二人が墓地を出ようとすると、マックとソ連兵が待っていました。彼等はインディ達を連れ、スパルコが待ち受けていたジャングルのど真ん中へ移動します。スパルコは、この前盗んだロズウェルの宇宙人とクリスタル・スカルの形が類似している事を指摘します。彼女は更に、クリスタル・スカルをアケトーの神殿に戻すと神秘の力が得られるという伝承を口にし、オックスリーがアケトーに行って来たようだといいます。彼女はそのオックスリーをインディに引き合わせますが、まるで別人でした。」

(明日へ続きます……)