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フリッツ・ラング監督『クラッシュ・バイ・ナイト』

2023-03-21 09:26:39 | 日記
 フリッツ・ラング監督の1952年作品『クラッシュ・バイ・ナイト』をDVDで観ました。

 サイト「TOWER RECORDS ONLINE」の「あらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「10年ぶりに故郷に戻ってきたメイ(バーバラ・スタンウィック)が新生活を始めるために漁師のジェリーと結婚して子供も授かるが、夫の友人で映写技師のアール(ロバート・ライアン)に心を引かれて揺れ動くメロドラマ。ラングはこのメイをめぐる三角関係の心理ドラマを狙っていたといわれ、メイをはじめ登場人物の感情の起伏を波浪や雲などで象徴的に描写している。メイの弟の恋人役をマリリン・モンローが演じている。モンローは『ノックは無用』(52)で初主演してからブレイクするが、本作ではまさにその直前の彼女の初々しい姿を見ることができる。」

 場面転換では、一か所フェイドアウトとフェイドインが使われている以外、すべてオーヴァーラップでした。

フィリードリヒ・ヴィルヘルム・ムルナウ監督『タルチュフ』

2023-03-20 09:07:07 | 日記
 フィリードリヒ・ヴィルヘルム・ムルナウ監督、カール・フロイント撮影の1925年作品『タルチュフ』をDVDで観ました。

 サイト「MOVIE WALKER PRESS」の「ストーリー」に一部加筆修正させていただくと、
「「映画「タルチュフ」では3種類の異なったカメラネガが作成された。1つ目はドイツ国内用、2つ目は一般輸出用、そして3つ目はアメリカ用である。本作の元版はアメリカ輸出版で、ワシントンの議会図書館に保存されていた、1928年の着色可燃性フィルムである。この素材は、現在ではコプレンツのブンデスアルビーフ=フィルムアーカイブにあり、本作の復元のために使用された。本作の復元は2002年にブンデスアルビーフ=フィルム。あるセーフとF・W・ムルナウ財団の共同事業として行われた。コピー作成 イマージュ・リトロヴァータ ボローニャ」の字幕。
 とある田舎町に老衰し切った金持のお爺さんが身よりもなく暮らしていた。その傍にあって働く老婆は中々のしたたか者で表には笑を浮かべ腹の中ではよからぬ事を企んでいた。老人は余命いくばくも無い事を悟り身内の若者で唯一生き残っている青年の孫を呼びよせる事にしたが、そうとなるとお金の分け前の事から召使の婆さんの陰険な顔は益々刺々しくなりお爺さんを虐待することが募った。時に村から村へと活動写真を持って廻る興行師がこの町へ来て「タルチュフ」と云う外題の活動写真を見せた。……今は昔フランスの豪家の主人にオルゴン(ヴェルナー・クラウス)と云ういとも信仰厚き人があった。エルミルと呼ぶ美しい妻エルミール(リル・ダゴファー)と何一つ不足のない生活をしていたが、ある日異様の装いをした大男の僧(エミール・ヤニングス)が伴い来り、下へも置かぬもてなしをした。僧はタルチュフと云う世にも稀なる聖者だと云う事だった。がその振舞は傍若無人でただオルゴンの前でだけ鹿爪らしく神の道を説いた。しかも聖なる言葉を語る間にエルミルの艶姿を毒蛇の如き目を以て盗み見た。タルチュフの手はオルゴンの目を掠めて次第に奥方の身辺に伸びて行った。奥方はもう耐えることが出来なくなってタルチュフの事を涙と共に良人に告げた。オルゴンもいささか妻の真心からの言葉に動かされ一計をめぐらす事にした。オルゴンは暫く旅に出て帰らぬ旨をタルチュフに語り留守を頼んで家を出た。その夜更けてから奥方は何時になく念入りに化粧をし、タルチュフをわが室へ招いて貴い御教えを伺いたいと云った。タルチュフは時こそ来たれりとばかり気味悪い笑いを洩らしていたが矢庭に奥方の肌に口づけをしかけた。その時いつの間にか帳をかかげて姿を現したのは主人のオルゴンであった。タルチュフは今はこれまでとその場を逃げんとしたが、かねて控えの召使に取押えられ、その上争いの際彼が稀代の悪漢であることを証拠立てる極悪人のしるしまで見付けられてしまった。……活動写真は終わった。見物の町人は期せずして老人を虐待する老婢を思い出し、街を去ることになった彼女のことを「タルチュフ」と連呼した。彼女を町から逐って折柄合せた若者に老人の世話をさせた。」

 映画内映画という構造を持つ映画でした。

ロバート・アルドリッチ監督『カリフォルニア・ドールズ』

2023-03-18 12:37:01 | 日記
 ロバート・アルドリッチ監督の1981年作品『カリフォルニア★ドールズ』をDVDで再々見しました。

 サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「アイリスとモリーはカリフォルニア・ドールズとして女子プロレスの舞台で下積みながら夢をかなえるために奮闘していました。彼女たちのマネージャーのハリー(ピーター・フォーク)は毎日興行師に電話をかけ、日雇いのレスリング試合を取り付けようと必死でした。ある日の試合で黒人女性二人のタッグトラドの虎と対戦し、ドールズの2人は勝利をおさめます。ところがトラドの虎の2人は楽屋でマネージャーに激怒します。本来はホームでの試合ですからメンツを潰さないように勝たせてくれる手はずだったのです。
 ドールズの2人はお構いなしに次々勝利を収めていきます。彼女たちがトラドの虎を倒したのをきっかけに、新聞で取り上げられ、ハリーはこの話題を利用して興行師の女性ソリーに電話をかけ交渉を進めました。ソリーの二つ返事で2人の試合が決まりました。ハリーとともにソリーのもとを訪れると、ハリーの因縁の相手、興行師でやくざもののエディ・シスコ(バート・ヤング)がソリーとともにやってきました。ソリーによると、次回シカゴでエディ主催の女子プロレスの大会があるのだとか。
 アイリスはこの試合の出場権利を手にし、一気に稼ごうと考え、エディを食事に誘います。ハリーはアイリスが朝帰りしたのを強く咎めました。しかしそのお陰で、2人は大会の出場権利を手にしました。これまでの苦しいトレーニング、営業の成果を見せる時が来たのでした。ハリーは興行で手に入れたギャラをモリーから借り、イカサマで賭けに勝ち続け、大金を手に入れます。その金で車を買い替え、更には試合で使うものを購入しました。
 シカゴの夜に、モリーもアイリスも興奮しました。易い汚いモーテルで過ごしていたのが嘘のようで、高級ホテルで2人はスロットなどをして楽しみます。ホテルにはエディも来ていました。アイリスに言い寄りますが、ハリーに叱責され、腹を立てます。エディはドールズとの対戦相手宿敵トラドの虎に100ドル賭けるといい、ハリーと争うことに。
 対戦当日。ドールズはハリーがふくらました大金で手にした豪勢な衣装を着てリングに上がりました。ハリーの仕込んだ子供によるこ「ウィ・ワント・ドールズ」という掛け声と入場曲の仕込みも完璧です。30分1回きりの試合が始まりました。序盤からレフェリーがトラドの虎の反則を指摘せず、会場もハリーも不審に思い始めます。20分後半になると、レフェリーの不審な動きに怒り心頭のアイリスが虎のダイアンもろともレフェリーを締めあげます。死にかけたレフェリーはエディに合図を出します。レフェリーは彼に買収されていたのです。終了間際にリング外に弾き飛ばされたモリーとアイリスですが、対戦相手から盗んだ逆エビ固めを決め、更に観衆の声に押されレフェリーはカウントを始めます。2人の技が決まり、カリフォルニア・ドールズの勝ちが決まりました。ハリーはエディに一発お見舞いし、リング上で大きな歓声を受けるのでした。」

 アルドリッチ作品では珍しく、場面転換でのオーヴァーラップは使われず、ワイプめいた手法を使っていました。ですが、ラストの俯瞰のショットは同じでした。

ロバート・アルドリッチ監督『合衆国最後の日』

2023-03-17 07:56:49 | 日記
 ロバート・アルドリッチ監督の1977年作品『合衆国最後の日』をDVDで観ました。

 サイト「ウィキペディア」の「ストーリー」に一部加筆修正させていただくと、
「「この作品の筋、および登場するすべての名前、人物、事件んは架空のものである。実在する人物とは何の関係もない」の字幕。「1981年11月16日 日曜」の字幕。州刑務所を脱獄した4人は、モンタナ州のミサイル基地に通じる道で軍用トラックを乗っ取り、基地に侵入した。リーダーは元空軍大佐のデル(バート・ランカスター)。この基地の設計者でもあり、ハト派的言動で投獄されていた男だ。彼は侵入の折、仲間の1人を計画にそぐわないとして射殺し、結局デル、黒人のポーウェル(ポール・ウィンフィールド)、そしてガルバス(バート・ヤング)の3人が内部に入った。早速、彼らはミサイル・コントロール・センターを占拠し、オマハの司令センターに彼らの行動を告げる。司令センターの責任者マッケンジー将軍(リチャード・ウィドマーク)は、この事件をホワイトハウスの大統領に連絡した。ただちに非常機密会議が招集され、その席上デルから電話が入った。デルの要求とは、ベトナム戦争当時の国家機密文書の公表、国外逃亡資金1千万ドルの用意、そして逃亡地点までの大統領の人質、の3点だ。タカ派高官の圧力により、デルらの抹殺が決定した。大統領よりの指令でマッケンジーは、戦車と小型原子爆弾を基地に配置する。だが、デルは事態を察し、ミサイルの発射ボタンを押した。だんだんとせり上がって行くミサイル。発射10秒前。デルが本気なのを知り、大統領は作戦を中止する。8秒前、ミサイルは止まった。ついに、大統領は文書公開をデル達に約束し、自ら人質になるため現金を持って出向く。やがて、大統領にぴったりついてデル達が出て来た。専用機へ歩む彼ら。一方、文書公開をはばむマッケンジーらは、用意した狙撃兵に命令をあたえた。銃弾は発射された。倒れるデル達。そして大統領。そして国務大臣にベトナム戦争当時の国家機密文書の公表を約束させ、大統領も亡くなるのだった。」

 ハラハラドキドキの2時間24分でした。またアルドリッチの他の作品と同じように、ラストショットでカメラが上昇していって俯瞰で終っていました。

ロバート・アルドリッチ監督『傷だらけの挽歌』

2023-03-16 08:21:09 | 日記
 ロバート・アルドリッチ監督・製作、ジョセフ・バイロック撮影の1971年作品『傷だかけの挽歌』をDVDで再見しました。

サイト「ウィキペディア」の「ストーリー」に一部加筆修正させていただくと、
「1931年夏、ジョー・ベイリー、フランク・コナー、サムのちんぴら3人組は、カンサスシティの酒場にて、ナイトクラブの写真屋ヘイニーから「プレイガールのバーバラ・ブランディシュの首飾りに、5万ドルのダイヤが使われている」とう話を聞く。3人はもぐり酒場ゴールデン・スリッパーで待ち伏せし、ボーイフレンドのジェリーを伴ってバーバラが来店する様子を目撃する。3人は車で店を出たバーバラたちを追い、車を止めさせた後、ジェリーに発砲し、バーバラをさらう。一行は元ボクサーのハッチンスへ会いに行くが、道中でグリッソム・ギャングの構成員エディ・ヘイゲンと鉢合わせてしまう。エディから連絡を受けたグリッソム・ギャングのボスであるマー・グリッソムは仲間たちを連れてハッチンスの隠れ家へ行き、ちんぴら3人組を殺させた後、バーバラを連れ去る。そして、要求通り身代金が手に入ると、今度はバーバラの殺害計画を立てるが、構成員の一人にしてマーの実子スリムがバーバラに興味を持ち、マーと対立する。当のバーバラは薄汚くて頭の悪いスリムを嫌悪していたが、保身のために彼の機嫌を保っていた。
一方、グリッソムが経営するナイトクラブに勤めるアンナは、恋人のコナーがエディと会っていたことを知る。それを知ったエディは情報提供者を殺し、スリムとバーバラに豪勢な部屋を与える。今度は、バーバラの父ジョンに雇われた私立探偵のデイブ・フェナーが、アンナの調査を通じてハッチンスのことをつかみ、それを知ったエディはアンナを殺す。 スリムらは、フェナーと会話していたハッチンスを襲うが、警察が来たのを見て退散する。その後、スリムはエディがバーバラに手を出そうとしたことを知り、エディを殺す。 マー・グリッソムが警官隊との銃撃戦で死んだと知ったスリムは、バーバラとともに逃走するが、逃走先で警官隊の銃弾の嵐を浴び、射殺される。スリムの死を嘆き悲しむバーバラに対し、ジョンは心無い言葉を浴びせた。そして、バーバラは傷心のままジョンに連れられ車で現場を立ち去った。」

 この映画でも場面転換にほとんどオーヴァーラップが使われていました。