gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ニューヨーク旅その1『NYまでの長く、しかし快適な12時間』

2009-01-31 15:58:59 | ノンジャンル
 1月29日発行のフリーペーパー「R25」に、種の世界シェア9割を占める、アメリカの巨大企業サンモント社が行なっている遺伝子組み換えに関する記事が載っていました。サンモント社は遺伝子組み換えによって、害虫抵抗性・除草剤耐性・ウイルス耐性を農作物に与えたり、特定の代謝系を促進・阻害させたり、農作物が本来持っていない代謝産物を合成する能力を与えたりしているそうです。これって、人造植物を作っているのと同じですよね。こんなことしてて、大丈夫なんでしょうか?

 さて、今日からしばらく、1月20日から24日にかけて行ってきたニューヨークへの旅について、ご報告したいと思います。その第一回目の今日は、成田からニューヨークのニューアーク国際空港までの12時間についてです。
 利用した航空会社はコンティネンタル航空。乗客に菓子を放り投げる客室乗務員がいるのには驚きましたが、それ以上に驚いたのが、座席前に設置してあったタッチパネル型の液晶画面です。何と336タイトルの映画、146タイトルのテレビ番組、213タイトルのCDアルバム、26タイトルのゲームが見たい放題、聞きたい放題、したい放題! おかげでニューヨークへの12時間があっという間でした。ちなみに私が見た映画はロードショーの時に映画館で見て以来の「ジョーズ」(やっぱ、圧倒的に面白い!)、そして聞いた音楽は、(こっからは飛ばし読みしてくださいね)Doobie Brothers「Best Of The Doobies」から“China Grove”“Long Train Runnin'”“Listen To The Music”“Jesus Is Just Right”、Eric Clapton「Claptons Chronicles」から“Change The World”“Tears in Heaven”、Hall & Oates「The Very Best of Hall & Oates」から“Wait For Me”“Kiss On My List”“You Make My Dreams (Come True)”“Private Eyes”“I Can't Go For That (No Can Do)”“Did It In A Minute”“Maneater”、John Lennon「Imagine」の“I Don't Want To Be A Soldier”を除く全曲、Nora Jones「Come Away With Me」の全曲、Pink Floyd「Dark Side Of The Moon」の全曲、そしてシメはBilly Joel「52nd Street」全曲でした。ほとんどの曲が、大学1年前後に聞いていたAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)だったのですが、まったく古びていないことに驚きました。調べてみると、この時代、1979年頃というのは、アメリカはカーター大統領の時代で、民主党政権のリベラルな時だったんですね。そんな時代の魅力が音楽にも反映されていたのでは、と思いました。
 ということで、明日はニューヨーク初日についてです。

車不要の街づくりへ カリフォルニアが新法

2009-01-30 15:29:29 | ノンジャンル
 エリック・クラプトンのシングルCD「change the world」を買いました。タイトル曲がいいのは当たり前なのですが、同時に収録されている「Danny Boy」もとてもいいです。やはりこの曲、ただものではありません。

 さて、月刊「JAF Mate」2009年1-2月号に、興味深い記事が載っていました。
 引用させていただくと「郊外の一戸建ての家に住み、都心の職場に車で通勤するという米国の生活様式に、見直しを迫る法律が生まれた。カリフォルニア州のSB375号で、2年間の審議のあと州議会を通過、シュワルツネガー知事が署名した。
 新法の最大のねらいは、渋滞と大気汚染の元凶とされる都市のスプロール化(都市が発展する時、市街地が郊外に向かって無秩序に広がること)の阻止。都市開発にあたり、徒歩で用が足せる、職・住・商業が集中している、公共交通機関が使いやすい、などが考慮された計画に、州や連邦の交通補助金が優先的に割り当てられる。罰則はないが、条件を満たさない計画は審査が後回しになり実現は難しくなる。
 現状は、スプロールで人口が集中しないため公共交通機関が成り立たない。住人は車に頼るしかないので、人口増を上回る勢いで車が増加。州人口は現在の3800万から20年後には5000万に達すると見られ、排ガス、渋滞の両面から厳しい対策を迫られていた。
 新法は住宅建設、土地利用、交通の3つを併せて考える画期的なもので、環境派、建設業者、地方政府、市民団体など、異例の幅広い賛同を得た。」
 いいニュースです。アメリカは平野の規模がでかいので、ほっておくと都市のスプロール化が進んでしまうのでしょう。その結果、必要に迫られて、一致団結した感じです。日本は平野が狭く、個人が家を建てられる土地は限られているので、家が限られた平野に集中的に建ち、そこに電車やバスが通るというシステムが自然に出来たこと、また私鉄による住宅地開発が歴史的に早い段階で行なわれたということが、無秩序な街区拡大を防げたのだと思いました。そんな日本でも、今回のカリフォルニアの動きは今後のサスティナブルな社会の構築のために、多くのヒントを秘めていると思います。動きの緩慢な日本政府には期待できないので、日本の身軽な地方公共団体の今後の動きに注目です。

オバマ大統領就任演説は素晴らしい!

2009-01-29 15:23:56 | ノンジャンル
 遅ればせながら、1月22日の朝日新聞の朝刊に載っていた、オバマ大統領の就任演説の全文日本語訳を読みました。(以下、一部改訳しました。)
 まず出だし。「市民のみなさん。きょう私は、私たちの前にある職務に謙虚な気持ちを持ち、皆さんから与えられた信頼に感謝し、先人が払ってきた犠牲に心を留めながら、ここに立っています。」そして国防について。「私たちは、安全と理想の二者択一を拒絶します。(安全を取るために、理想を捨てるということをしない、ということです。)米国の建国の父たちは、私たちが想像できないような危険に直面し、法の支配と人権を保障する憲章を起草しました。そして、何世代もが血を流す犠牲を払ってそれを発展させてきました。この理想は今も世界を照らしているし、私たちは便宜のために、それを捨て去ることはありません。大国の首都から、私の父が生まれた小さな村(ケニア西部コゲロ村)まで、今日、(式典を)見ている他国の人々や外国政府のみなさんに以下のことを知ってほしいのです。米国は、将来の平和と尊厳を求めるすべての国家、男性、女性、子供の友人であり、再び主導する役割を果たす用意があることを。」そして「先人たちがファシズムと共産主義を屈服させたのは、ミサイルや戦車によってだけではなく、頼もしい同盟国と強固な信念によってでもあることを思い起こしてほしいのです。彼らは自らの力だけが自分たちを守ったのではないことも、その力が、自分たちが好きなように振る舞う資格を与えたのでもないことを理解していました。その代わりに先人たちは、自らの力は慎重に使うことで増大し、自らの安全は大義の正しさ、模範を示す力、謙虚さと自制心から生まれることと知っていました。私たちはその遺産の継承者です。いま一度こうした原理に導かれることにより、私たちはより厳しい努力、つまり、より強固な国際協力と理解によって、新たな脅威にも立ち向かうことができるのです。」また「私たちの多様性という遺産は強みであり、弱点ではありません。私たちの国はキリスト教徒、ユダヤ教徒、ヒンドゥー教徒、そして無宗教者からなる国です。世界のあらゆる所から集められたすべての言語と文化に形作られたのが私たちなのです。」「私たちは、南北戦争と人種隔離という苦い経験をし、その暗い歴史の一章から、より強く、より結束した形で抜け出しました。それゆえに、私たちは信じます。古い憎悪はいつか過ぎ去ることを。民族的な境界は間もなく消え去ることを。世界がより小さくなるにつれて、共通の人間性が姿を現すことを。」
 読んでいて感動してしまいました。謙虚で感謝の心を忘れず、そして先人の叡智に学び、これからの理想社会へまい進していくという決意! 素晴らしいの一言です。この言葉が嘘でないなら、私はオバマさんを断然応援していきたいと思います。日本の首相がどうしようもない人である今、アメリカの希望あふれる大統領に神の祝福あれ!

山崎貴監督『Returner リターナー』

2009-01-28 16:36:52 | ノンジャンル
 WOWOWで、山崎貴監督・脚本・VFXの'02年作品「Returner リターナー」を見ました。
 未来の戦闘シーンとタイムマシンに飛び込む人。そして「2002年10月19日」の字幕。密輸入してきた子供たちを中国人から日本人が受け取ろうとする現場を襲った宮本(金城武)は、密輸船を爆破し、男たちを皆殺しにし、残した一人に、ここで取引をするなとボスに伝えろと命じて、子供たちを解放、金も奪おうとしますが、突然現れた少女ミリ(鈴木杏)に邪魔され、宮本が追い続けていた溝口(岸谷五朗)に金を横取りされます。宮本はミリを家に連れ帰りますが、ミリは2日後に人類が滅亡する原因となる事件が起きると言います。宮本が相手にせずにいると、ミリは遠隔操作の超小型爆弾を宮本に首に貼付け、言う事を聞かせます。ミリは地球にやってくる宇宙人のダグラをやっつけるため、自分は82年後の未来からやってきたと言いますが、最初に地球にやってきたダグラは既に国立宇宙開発研究所に運ばれていました。「2002年10月21日」の字幕。宮本らは研究所に侵入し、宇宙人を発見しますが、それはダグラではなく、故郷に帰りたがっている瀕死の宇宙人でした。そこへ溝口がやってきて、金儲けのために宇宙人を奪い、研究所を爆破したため、宮本は大ケガをし、ミリに助け出され、やっとミリの話を信用するようになります。テレビのニュースキャスターが次々に「ゲートを返せ」と無意識で話し出す事件が起こり、宮本らは溝口が宇宙人をさらったことが、未来に宇宙人が人類を滅ぼす原因となったことを知ります。宮本はミリに、自分が幼い頃、大陸でマンホールの中に住んでいて、仲間たちを溝口がさらって売ったことを話し、その復讐のために生きていると言います。溝口の居場所が分かると、宮本らは武器を調達して、バイクで出発します。「2002年10月22日未明」の字幕。溝口は中国人の親分に反旗を翻し、親分を部下ともども皆殺しにします。宮本らは溝口のアジトである輸送船に侵入しますが、監視カメラですぐに見つかり、死闘の末、ミリが溝口に捕らえられてしまいます。宮本は彼女を助けるため、姿を溝口の前に現わし、バズーカ砲を食らいます。溝口は宇宙船の使い方を知るため、瀕死の宇宙人を拷問しますが、答えは得られません。ミリは宇宙人が死んだ後の未来のことを溝口に話しますが、溝口は戦争なら儲かりそうだと笑います。宮本はミリから貰っていた時間進行を遅らせる装置のおかげで生き延びていて、溝口から宇宙人とミリを助け出し、溝口も人質として連れていきますが、途中で溝口に逃げられ、宮本とミリは離ればなれとなり、ミリは一人で宇宙人を抱いてヘリポートに辿り着きます。瀕死の宇宙人を見て、やはり未来は変えられなかったとミリは泣きますが、追い付いた宮本に励まされ、また勇気を取り戻します。宮本が目の前に現れた溝口を射殺して復讐を果たすと、突然ジャンボジェット機が浮上し、それが宇宙船に変身して、中から現れたダグラは瀕死のダグラをミリから受け取り、ミリに感謝します。そして宇宙船は空へ飛翔し、巨大なマザーシップへ取込まれ、マザーシップは時空の穴の中に消えていきます。ミリの体は薄れ始め、ミリは宮本に「ありがとう」と言う口元を見せながら、宮本の前から姿を消します。宮本は殺人稼業から手を洗いますが、直後にかつての敵の生き残りの銃弾を浴びます。が、胸ポケットに入っていた金属板が弾を止めていて、ミリが宮本の命を救うため、未来からもう一度来てくれていたことに宮本は気付くのでした。
 スピーディーなストーリー展開、幻想的な風景と「マトリックス」ばりのアクションシーンは期待に違わぬものでした。ミリ役の鈴木杏も魅力的で、姿の薄くなっていく彼女の振り向いた姿勢での姿が美しく、泣きそうになってしまいました。山崎監督作品はこの作品を含めて4作品全部見てきましたが、外れは一つもありませんでした。今年公開されるという新作が今から楽しみです。

2016年東京オリンピックはサスティナブル?

2009-01-27 21:49:35 | ノンジャンル
 15日発行のフリーペーパー「R25」に2016年のオリンピックに立候補している東京に関する記事が載っていました。記事曰く「巨大な競技場やホテルを続々と建設し、ムダ使いが指摘された北京五輪。東京もあんなふうになるのなら、五輪なんか来ない方が‥‥。と思いきや、東京五輪に向けて、これまでの?開発型五輪?とはひと味違う、画期的な計画が進められているという。それが?サステナブル(持続可能な)・オリンピック?。新しい施設を作るのではなく、今ある設備を最大限に利用する計画だとか。構想では、全34カ所の競技場のうち約7割は既存のもの。新設する競技場は、大会後も都民の財産になるような設計にするという。都市計画構想のブレーンである、京都造形芸術大学の竹村真一先生に伺った。
 『コンセプトは、?東京の再生?です。海沿いに建設予定のメインスタジアムと皇居、神宮外苑などの森を?緑の回廊?として結び、水のネットワークを再生します。東京湾から吹く風を都心にまで運ぶことで、温暖化や都心のヒートアイランド現象を抑制する効果も期待できます。(中略)1964年の東京五輪が、近代都市・東京への通過儀礼だったとすれば、2016年の東京五輪は、持続可能な東京を作るためのチャンスです。経済効果の面でも、五輪景気だけではなく、30~50年後の気候変動や、環境破壊による災害損失のリスクを軽減できるメリットがあります。若い世代にとって、大きな経済効果といえます』」
 これはちょっとビックリです。都の財政苦しい折、巨大な公共事業などナンセンスと思っていた私としては、虚を突かれた感じです。これ、本当なんでしょうか? もし本当なら、何でもっと大々的に都民、ひいては国民にアピールしないんでしょうか? めちゃくちゃいいことじゃないですか!もっと知りたい! ということで、竹村先生以外の専門家の方々の意見も伺いたくなった私でありました。
 今年の10月には開催地が決定されるそうです。その前に「2016年東京オリンピック」の全貌をなるべく早く知らせてほしいと思います。