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ジェフリー・ディーヴァー『死の教訓(下)』

2007-09-30 15:27:37 | ノンジャンル
 沢尻エリカがまたやってくれました。昨日の映画「クローズド・ノート」の舞台挨拶で、腕組みをし、3言発言しただけで、沈黙を貫いたそうです。写真も見る限り非常に不機嫌そうでした。このところ大人しかったので、嬉しいニュースです。

 さて、昨日の続きです。ジェフリーは釈放され、フィリップは逮捕されますが、殺人はしていないと言います。セアラには家庭教師のブレックが付き、見事な進歩を示します。フィリップは留置所を脱出し、父を殺しに行きますが、逆に警官に殺されてしまいます。コードは副保安官に復帰し、大学の警備課長をクビになったクレスギを助手に任命し、大学教授のセイルズを真犯人をして逮捕しますが、セイルズは教授のギルクリストが犯人だと言います。ギルクリストを自宅に追い詰めたコードたちは、一瞬セイルズの護衛が手薄になったところを狙われ、セイルズを殺されてしまいます。ジェイミーは自殺未遂を起こします。クレスギはギルクリストを追い詰め、正当防衛でギルクリストを射殺してしまいます。で、事件は解決したかのように見えたのですが‥‥。

 主人公の警官コードとその妻ダイアン、息子のジェイミー、娘のセアラのそれぞれが自分の物語りを持ち、
ストーリーの中心は2人の女子大生の殺人事件の犯人を警察が追うことになります。それに破産寸前の大学の話しも盛り込まれ、退屈させません。個人的にはこの著者はリンカーン・ライム・シリーズが一番面白いと思いますが、この作品も推薦できるレベルにあると思います。ただ、この作品は必ずしもハッピーエンドではありません。事件は解決しますが、家族の問題は未解決のままで物語りは終わってしまいます。その点が他のディーヴァー作品とは違う点でしょう。まだ読んでいない方にはオススメです。

ジェフリー・ディーヴァー『死の教訓』

2007-09-29 16:20:56 | ノンジャンル
 ジェフリー・ディーヴァーの'93年作品「死の教訓(上)」を読みました。
 池のほとりでオーデン大学の女子大生ジェニー・ゲベンがレイプされた絞殺死体で見つかります。捜査を担当するコードには犯人から家族を殺すという脅しがなされます。今回の殺人はサイコ殺人で、半月の日に起こったころから、次の殺人は満月の夜に起こる、と新聞は書き立てます。コードは令状もなくジェニー・ゲベンの寮部屋に入ったことから、彼女の手紙や書類を処分した嫌疑をかけられます。コードは犯行時に現場で2人の人影を見、現場近くで見つかったナイフを1人が持っていた、という証人を見つけだします。しかし、期せずして、満月の夜にジェニーのルームメイトだったエミリーが溺死します。そばに残されていた足跡は前回の殺人現場に残されていたものと一致しました。コードはジェニーの父から、ジェニーが両性愛者で、多くの人間と性的関係を持っていたことを聞き出します。そして大学の圧力で、コードは捜査から外され、今後は大学内部の捜査は禁止されることになります。大学の警備課長のクレスギはナイフが映画〈ディメンション〉に出て来たものと同じであることに気付き、コードとともに玩具屋に行くと同じものが大量に売られていてることが分かります。高1のジャノーとフィリップは第一の殺人に関わっていましたが、ジャノーというのはコードの息子ジェイミーの別名でした。
 というところで、上巻は終わります。これ以外にコードの9才の娘セアラが登場し、学校に不適応で読み書きに難がある彼女が信じる魔法使い、サンシャイン・マンになりすまして彼女を狙う謎の人物がいたりして、殺人事件の犯人とともに、こちらの方も下巻で明らかにされるのでしょう。リンカーン・ライム・シリーズが始まる4年前に書かれた作品ですが、いくつもの話が平行して、またある時には交わって進んでいくという書き方は同じで、次々と難関を解決していくコードの行動力もアメリア・サックスを彷佛とさせます。
 さて、話しはこれからどのような展開を見せるのでしょう? 下巻が楽しみです。

国の個人情報流出1.7倍

2007-09-28 17:51:56 | ノンジャンル
 昨日、こちらで個人情報に関して述べましたが、9月8日の朝日新聞の夕刊には「国の個人情報流出1.7倍」という見出しの記事が出ていました。特に社会保険庁からのも流出がひどく、全体の件数の半数近くを占めているそうです。住民データバンクを作る時にも心配されていたことが、現実に起こった形になっています。ところがそれに対して総務省の担当者は「ファックスの誤送信なども個人情報の漏出としてきめ細かく報告されるようになったからためではないか」ち説明している、というのですから、その意識の低さに驚きます。
 まず、どういった種類の流出があったか、この担当者は把握していません。
 第二に、ファックスの誤送信なども、というように、あたかもファックスの誤送信が個人情報の流出でないかのような、言い回しです。ファックスの誤送信は立派な個人情報の流出です。
 第三に、これは一つ目とも関連しますが、調査がきめ細かくなったから、数字が増えているかのような物言いです。どういった種類の流出があったか、把握もしてないのに、こんな判断をしているのは憶断と言われても仕方がありません。
 それに対して、民間からの流出は4割減だそうです。企業の顧客情報漏れはマスコミで大々的に報道されていますし、企業も自粛を強いられるなど、社会的な制裁を受ける場合が多いように思います。
 それに比べて、官庁の甘いこと、甘いこと。個人情報流出の件で処分をきちんとしているのでしょうか? いっこうにそうした報道は私の耳に入って来ないのですが‥‥。役人のモラルの低下を示す一つの事件だと思いました。

みとり阻む病院

2007-09-27 18:34:05 | ノンジャンル
 9月8日の朝日新聞の朝刊に「みとり阻む病院」と題する記事が載っていました。
 記事を引用すると「個人に関する情報を第三者に伝える場合に、原則的に本人の同意を求める個人情報保護法の施行から2年半。法のあいまいさがもたらした、情報を自由にかわすことへのためらい、ゆきすぎた自制は、社会に根をはっている。「個人情報だから」という理由で、病気に倒れた肉親や知り合いの搬送先や入院先のを教えてもらえないケースが生まれている。大切な人の臨終の場に立ち会えなかった人さえいる。」とのことです。
 まあ、これは極端な例なのだと思いますが、私も先日従来まではメールでイベントの参加を受け付けてくれていた自然教室が往復はがきの申し込みのみ受け付けることになり、参加を希望する方としてはコスト高になることになりました。理由を聞くと個人情報の問題だと言います。メールだとどの職員の端末からも参加希望者に関する情報を閲覧することができるのが問題なのでしょう。これも個人情報保護法のゆきすぎた運用の例だと思います。その証拠に同じようなイベントを行っている別の市の自然教室では従来通りメールでの受け付けを行っています。
 政府は個人情報保護法の運用について、見直しをするそうですが、早急に実情にあった運用を各関係機関がするように指導してほしいと思いました。

宮ケ瀬ビジダーセンターの植物調査体験

2007-09-25 15:28:06 | ノンジャンル
 昨日宮ケ瀬ビジターセンターの主催イベントで「宮ケ瀬の森・植物調査体験」というものに参加してきました。実際にどういうことをやるのか分からず申し込んだのですが、山道に沿って一つ一つの植物の特徴を観察し、その植物が何と言う植物なのか名前を当てる、というものでした。実際にはスタッフ以外誰も分からないので、講師の高齢の女性が特徴を述べて、それを私達にルーペなどを使って確かめさせ、その後にその特徴を備えているのはこれこれという植物で、備えていないのはこれこれという植物です、と教えてもらうという形式でした。
 まず、つらかったのは、植物の名前など、全然私は興味がない、ということです。しかも取り上げるのは、雑草としか見えない草花と聞いた事の無いような木。覚えていると得するような木(例えば、クロモジという木は枝をこするといい匂いがして、山登りで疲れた時など、この木の匂いを嗅いで気合いを入れる、というようなことを以前に聞きました。)や、花がきれいであるとか、特徴がはっきりしているとかで、名前を覚えておくと得するものとかなら、まだやる気がでるのですが、私から見たら何でも無い雑草を一つ一つ取り上げて行くのですから、途中から説明はほとんど流して聞いていました。
 そして取り上げた植物の数、なんと65種。印象に残っているもの、ほとんど無し(ということは、忘れてしまっているということです。)クロモジだけは、覚えとこうと思って写真にも取りましたが、他のものはそんなものもあったかなあ、という感じです。
 博物学、分類学に興味のある人にはたまらないイベントだったのでしょう。私には退屈でした。でも多くの人と一緒に山を登るのはそれだけで楽しかったことも事実でした。