ジェイムズ・マンゴールド監督の'03年作品『アイデンティティ』をWOWOWシネマで見ました。
訊問中の男は解離性同一性障害であり邪悪な人格を持っていて、自分の誕生日である5月10日にアパートの住人6人を殺し、責任能力ありと判定されます。検事のゲリーは真夜中に電話で起こされ、弁護側が被告の日記を見つけたので、マルコム事件の再審理が始まると知らされ、弁護側が同席を主張している被告がそのことを知らされず移送中だとも知らされます。死刑囚を執行前夜に再審問することに憤慨するゲリー。
豪雨の夜のモーテルに瀕死の妻アリスを担ぎこむジョージ。売春婦パリスが落としたハイヒールでパンクした車を修理していたジョージの妻は息子のティミーを窓の外からあやしていた時に、女優カロラインを乗せた車を運転するエドによって轢かれたのでした。カロラインをモーテルに預けて、50キロ先の病院へ救急車の出動を求めに出かけたエドでしたが、途中で沼と化した道にはまり、そこを通りかかっったルーとジニーの夫婦の車に乗せてもらってモーテルに引き返します。モーテルにゆっくりと近づいて来る車に寒気を感じるジニー。その車からは囚人のメーンを移送中の警官ロードが降りてきて、宿を借りたいと主人のラリーに言います。パリスは木箱に大金を持ち、ロードのシャツの背中には血のりがついていることを、ロードもメーンも隠しています。カロラインは携帯の電波を求めて屋外に出たところを何者かに殺されます。彼女の生首がコインランドリーの中で回っているのを発見するエド。ラリーとロードを呼んだエドは、そこに10号室の鍵も入っているのを発見します。ロードの部屋に戻ると、メーンは脱走した後でした。一方、その頃、マルコムの判決の再審問が、被告の到着を待たずに始まります。
1室に皆が集まり、カロラインの胴体が発見されてないことが知らされ、エドとロードはメーンの捜索に出ます。メーンの罪が連続殺人だと知らされると、ジニーは半狂乱になって自室に戻り、ジニーの妊娠が嘘だったと知ったルーは怒り狂って、トイレに籠城したジニーに出てくるように言います。やがてルーが静かになり、ジニーがトイレから出てくると、斧を持つ男の影を見え、ジニーはトイレに駆け込み、窓から脱出します。エドらと部屋に戻ると、ルーは殺されていました。一方、メーンは雨の中を逃亡しますが、方向感覚を失ってモーテルに戻ってきてしまい、ロードらに捕まります。ラリーと2人になると、冷凍庫に何があるのか教えてくれれば自分の秘密も教えてやると言うメーン。エドはルーの死体のそばに9号室の鍵を見つけます。やがて囚人が殺されているのが発見され、そこには8号室の鍵が落ちていました。冷凍庫から男の死体が現れ、逃げ出したラリーは車でジョージを轢き殺してしまいます。一方、再審理では被告の日記が提出され、彼が多重人格者であることが示されます。やがてそこに被告のマルコムが連れて来られます。
ラリーは自分がここに来た時には既に支配人は死んでいて、自分は死体を隠しただけだと主張します。やがてアリスが死んでいるのが発見され、そこには6号室の鍵がありました。エドらはジョージの死体からも7号室の鍵を発見します。エドは2人の女性と子供を逃げさせようとしますが、車が爆発し、そこから死体は発見されません。すると今までの死体が全て消えていることが分かります。残った4人は皆誕生日が5月10日で、殺された4人もそうだったことに気付きます。そして皆の名前が州の名前であることも。再審問でエドは訊問されていて、君はマルコムの人格の1人であると言われ、鏡を見ると自分の顔がマルコムのものであることが分かります。パリスは車の中で見つけた記録で、ロードが囚人であることを知ります。移送中に彼はドライバーの警官を刺殺していたのでした。トランクに警官の死体を発見するパリス。ロードはラリーを射殺し、エドと相討ちになります。
殺人を犯した人格が全て殺されて消滅し、マルコムの死刑執行は停止されます。しかしアリスは1号室の鍵を土中から発見すると、ティミーが彼女を殺します。マルコムはティミーの人格となって、護送中の警官を襲うのでした。
ジェットコースター的な刺激に富み、ヒッチコックをも想起させるような上質な映画だったと思います。
→Nature LIfe(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
訊問中の男は解離性同一性障害であり邪悪な人格を持っていて、自分の誕生日である5月10日にアパートの住人6人を殺し、責任能力ありと判定されます。検事のゲリーは真夜中に電話で起こされ、弁護側が被告の日記を見つけたので、マルコム事件の再審理が始まると知らされ、弁護側が同席を主張している被告がそのことを知らされず移送中だとも知らされます。死刑囚を執行前夜に再審問することに憤慨するゲリー。
豪雨の夜のモーテルに瀕死の妻アリスを担ぎこむジョージ。売春婦パリスが落としたハイヒールでパンクした車を修理していたジョージの妻は息子のティミーを窓の外からあやしていた時に、女優カロラインを乗せた車を運転するエドによって轢かれたのでした。カロラインをモーテルに預けて、50キロ先の病院へ救急車の出動を求めに出かけたエドでしたが、途中で沼と化した道にはまり、そこを通りかかっったルーとジニーの夫婦の車に乗せてもらってモーテルに引き返します。モーテルにゆっくりと近づいて来る車に寒気を感じるジニー。その車からは囚人のメーンを移送中の警官ロードが降りてきて、宿を借りたいと主人のラリーに言います。パリスは木箱に大金を持ち、ロードのシャツの背中には血のりがついていることを、ロードもメーンも隠しています。カロラインは携帯の電波を求めて屋外に出たところを何者かに殺されます。彼女の生首がコインランドリーの中で回っているのを発見するエド。ラリーとロードを呼んだエドは、そこに10号室の鍵も入っているのを発見します。ロードの部屋に戻ると、メーンは脱走した後でした。一方、その頃、マルコムの判決の再審問が、被告の到着を待たずに始まります。
1室に皆が集まり、カロラインの胴体が発見されてないことが知らされ、エドとロードはメーンの捜索に出ます。メーンの罪が連続殺人だと知らされると、ジニーは半狂乱になって自室に戻り、ジニーの妊娠が嘘だったと知ったルーは怒り狂って、トイレに籠城したジニーに出てくるように言います。やがてルーが静かになり、ジニーがトイレから出てくると、斧を持つ男の影を見え、ジニーはトイレに駆け込み、窓から脱出します。エドらと部屋に戻ると、ルーは殺されていました。一方、メーンは雨の中を逃亡しますが、方向感覚を失ってモーテルに戻ってきてしまい、ロードらに捕まります。ラリーと2人になると、冷凍庫に何があるのか教えてくれれば自分の秘密も教えてやると言うメーン。エドはルーの死体のそばに9号室の鍵を見つけます。やがて囚人が殺されているのが発見され、そこには8号室の鍵が落ちていました。冷凍庫から男の死体が現れ、逃げ出したラリーは車でジョージを轢き殺してしまいます。一方、再審理では被告の日記が提出され、彼が多重人格者であることが示されます。やがてそこに被告のマルコムが連れて来られます。
ラリーは自分がここに来た時には既に支配人は死んでいて、自分は死体を隠しただけだと主張します。やがてアリスが死んでいるのが発見され、そこには6号室の鍵がありました。エドらはジョージの死体からも7号室の鍵を発見します。エドは2人の女性と子供を逃げさせようとしますが、車が爆発し、そこから死体は発見されません。すると今までの死体が全て消えていることが分かります。残った4人は皆誕生日が5月10日で、殺された4人もそうだったことに気付きます。そして皆の名前が州の名前であることも。再審問でエドは訊問されていて、君はマルコムの人格の1人であると言われ、鏡を見ると自分の顔がマルコムのものであることが分かります。パリスは車の中で見つけた記録で、ロードが囚人であることを知ります。移送中に彼はドライバーの警官を刺殺していたのでした。トランクに警官の死体を発見するパリス。ロードはラリーを射殺し、エドと相討ちになります。
殺人を犯した人格が全て殺されて消滅し、マルコムの死刑執行は停止されます。しかしアリスは1号室の鍵を土中から発見すると、ティミーが彼女を殺します。マルコムはティミーの人格となって、護送中の警官を襲うのでした。
ジェットコースター的な刺激に富み、ヒッチコックをも想起させるような上質な映画だったと思います。
→Nature LIfe(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)