昨日の続きです。
その後、ケーブルとジョシュアは力を合わせて、ついに立派な中継地を築き、駅馬車会社と晴れて契約を結ぶことに成功します。そのことを聞いてやって来た銀行家は、ケーブルに星条旗を贈り、感無量のケーブルはすぐにポールを立ててそれを掲げます。
やがて、クローディアのことが忘れられないジョシュアはケーブルの元を去り、それに入れ替わるように、良識派の市民たちに町を追い出されたヒルディがやって来ます。ケーブルは精一杯のもてなしをし、二人の幸福な暮らしが始まります。ヒルディはダガートとボーウェンへの復讐に固執するケーブルに対し、そんなことは虚しいだけだとケーブルに言い、二人でサンフランシスコへ行こうと言いますが、ケーブルはあくまでここで二人が現れるのを待つと言い、クローディアの夫に追われてジョシュアがやって来たのを期に、ヒルディはケーブルの元を去る決心をします。ケーブルとジョシュアの二人を外に寝かせて最後の夜を一人家の中で過ごすヒルディでしたが、深夜こっそりとケーブルだけを家に招き入れると、ジョシュアが目覚める前に旅立ち、ジョシュアもいずこへか立ち去ります。
そして3年半後、ついに仇の二人が駅馬車の客としてケーブルの前に現れます。ケーブルは今の成功は二人のおかげだと言い、またこれまで溜めて来た膨大な現金を家に隠しもっていることをも二人に伝えると、二人はケーブルの罠にまんまとはまり、金を奪おうとケーブルの留守を狙ってやって来て、ケーブルが掘っていた穴にはまります。ダガートは射殺され、ボーウェンは身ぐるみはがれて砂漠に放り出されそうになりますが、そこにやってきた自動車を見たケーブルは水の中継地に将来がないことを悟り、ボーウェンにダガートの死体を埋葬させると、中継地を彼に譲ってサンフランシスコに向かおうとします。そこへ運転手付きのリムジンに乗ったヒルディが現れ、二人して新たな目的地ニュー・オーリンズに向かうことにしますが、ケーブルはボーウェンをかばって自動車に轢かれてしまい、皆に惜しまれながら亡くなるのでした。
「いい顔」を持つ俳優をふんだんに使った贅沢な映画でした。ラストの冗長さが少し気にはなりましたが、原題『ケーブル・ホーグのバラード(叙情歌)』そのままに(実際に歌が再三流れます)、ステラ・スティーヴンスの表情に象徴される甘く切ない(しかし、コマ落としやケーブル目線のオッパイの谷間のどアップショットなど、コミカルな場面もある)2時間を超える小品(?)であり、また砂漠に穴を掘るところから始まって、自力で立派な駅馬車の中継所にまでしていく「家の建設」の物語でもありました。自動車の出てくる西部劇としても記憶に残る映画だと思います。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
その後、ケーブルとジョシュアは力を合わせて、ついに立派な中継地を築き、駅馬車会社と晴れて契約を結ぶことに成功します。そのことを聞いてやって来た銀行家は、ケーブルに星条旗を贈り、感無量のケーブルはすぐにポールを立ててそれを掲げます。
やがて、クローディアのことが忘れられないジョシュアはケーブルの元を去り、それに入れ替わるように、良識派の市民たちに町を追い出されたヒルディがやって来ます。ケーブルは精一杯のもてなしをし、二人の幸福な暮らしが始まります。ヒルディはダガートとボーウェンへの復讐に固執するケーブルに対し、そんなことは虚しいだけだとケーブルに言い、二人でサンフランシスコへ行こうと言いますが、ケーブルはあくまでここで二人が現れるのを待つと言い、クローディアの夫に追われてジョシュアがやって来たのを期に、ヒルディはケーブルの元を去る決心をします。ケーブルとジョシュアの二人を外に寝かせて最後の夜を一人家の中で過ごすヒルディでしたが、深夜こっそりとケーブルだけを家に招き入れると、ジョシュアが目覚める前に旅立ち、ジョシュアもいずこへか立ち去ります。
そして3年半後、ついに仇の二人が駅馬車の客としてケーブルの前に現れます。ケーブルは今の成功は二人のおかげだと言い、またこれまで溜めて来た膨大な現金を家に隠しもっていることをも二人に伝えると、二人はケーブルの罠にまんまとはまり、金を奪おうとケーブルの留守を狙ってやって来て、ケーブルが掘っていた穴にはまります。ダガートは射殺され、ボーウェンは身ぐるみはがれて砂漠に放り出されそうになりますが、そこにやってきた自動車を見たケーブルは水の中継地に将来がないことを悟り、ボーウェンにダガートの死体を埋葬させると、中継地を彼に譲ってサンフランシスコに向かおうとします。そこへ運転手付きのリムジンに乗ったヒルディが現れ、二人して新たな目的地ニュー・オーリンズに向かうことにしますが、ケーブルはボーウェンをかばって自動車に轢かれてしまい、皆に惜しまれながら亡くなるのでした。
「いい顔」を持つ俳優をふんだんに使った贅沢な映画でした。ラストの冗長さが少し気にはなりましたが、原題『ケーブル・ホーグのバラード(叙情歌)』そのままに(実際に歌が再三流れます)、ステラ・スティーヴンスの表情に象徴される甘く切ない(しかし、コマ落としやケーブル目線のオッパイの谷間のどアップショットなど、コミカルな場面もある)2時間を超える小品(?)であり、また砂漠に穴を掘るところから始まって、自力で立派な駅馬車の中継所にまでしていく「家の建設」の物語でもありました。自動車の出てくる西部劇としても記憶に残る映画だと思います。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)