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中島貞夫監督『実録外伝 大阪電撃作戦』

2023-05-22 08:16:00 | 日記
 中島貞夫監督の1976年作品『実録外伝 大阪電撃作戦』をDVDで観ました。

 サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「「この作品は、昭和35年大阪で起きた戦後最大の暴力抗争事件を素材にしたフィクションであり、登場人物、団体等の名称は架空のもので、実在のものとは何等関係はありません」の字幕。
 昭和35年の大阪は、地元ヤクザと愚連隊グループが入り乱れ、それでも均衡を保っていました。しかし神戸から日本最大の暴力団川田(丹波哲郎)組が進出してきてから情勢は一変しました。
 ボクシングの興業をしていた南原組の宮武(梅宮辰夫)は、客として来ていた愚連隊組織双竜会の安田(松方弘樹)らと、宮武の舎弟の高山(渡瀬恒彦)がケンカとなり、興業は台無しになりました。宮武が事務所代わりにしているダンスホールのビルにいると、大東組の大東(成田三樹夫)らがやって来て、賃貸契約が大東組に移ったから立ち退けと言いました。
 さらに大東が神戸の川田組の若頭山地(小林旭)の舎弟になったことから、南原組長ら大阪の親分衆は、大東とのケンカは控えた方がいい、やってしまうと川田組に取り込まれるとアドバイスしました。そこで宮武は南原に、この始末は南原組には一切迷惑がかからないようにするからオレに任せてくれ、と言い、南原も了承しました。
 宮武は舎弟の高山に『南原の名前を出さずに山地を殺る』と話すと、高山は双竜会の安田のいるボクシングジムに単身殴り込みをかけました。安田とボクシングで勝負した高山はKOで負けました。しかしこの一件で仲良くなったことで、高山は安田に山地を殺してくれと頼みました。
 早速、山地のいる料亭で待ち伏せし、車に乗ったところを銃で乱射しました。しかし防弾ガラスで、弾は弾き返されました。そこで高山が山地の乗る車にしがみつきました。その時、同乗していた大東が高山の顔を見て、南原組だと山地に話しました。南原組長は理容店で拉致され、山地の元へ連れてこられました。平謝りする南原に対し、山地はすべて許すから舎弟になれと言われ、喜んでと受けました。
 組に帰った南原は、怒りながら宮武にいきさつを話し、高山を破門にしました。破門に怒り、酔いつぶれた高山を、安田は自分のバーに誘い、好きな女を選べと言います。すると安田の女の淑子を選び、安田は淑子を高山に差し出しました。
 高級クラブ『銀の城』では安田ら双竜会のメンバーたちが酔っぱらって暴れていました。そこに居合わせたのは、神戸川田組の組長川田と、歌手の松木実でした。双竜会の一人が松木に一曲歌ってくれと絡み始め、ボディガードが制止すると、ボトルで頭を殴りました。三代目が帰ろうと言って店を出る時、安田と向かい合いました。そして安田が名を聞くと『川田組の川田だ』と言った事から安田も一瞬ひるみました。
 双竜会では会長の趙(室田日出男)が幹部たちと、このままでは双竜会が潰される、と困惑し、謝罪と和解の道を探っていました。一方、川田組では、山地は双竜会の件は全て任せてくれと川田に話し、了承されました。双竜会側の詫びを一切断り、山地は双竜会殲滅のための応援を全国から呼び寄せ、3人一組にしてブロック化した大阪の街を探索させ、双竜会組員を次々血祭りに上げました。
 次々実績を上げていた掛田(伊吹吾郎)組に対し、大東組は遂に高山を拉致し、拷問を始めました。
 実績の残せない南原に、安田の居場所を知らせる電話が入りました。早速自分の手柄にしたい南原は宮武に指示しました。しかし、これは安田が仕組んだもので、宮武は拉致され、高山との交換になりました。
 取引場所で宮武は自分を犠牲にして、高山を殺させました。逃げる安田を大東組の組員が追いました。そしてエレベーターに逃げ込んだ安田を射殺しました。その頃、会場では川田組と双竜会の手打ちが行われようとしていました。双竜会は趙会長以下幹部全員が指を差し出すという、いわば全面降伏の手打ちでした。
 一方、わずか2週間で双竜会を壊滅させた川田組は、若頭の山地を筆頭に大勢の逮捕者を出し、多くの資金を消費しました。しかし大阪への川田組の基盤をしっかり打ち込みました。」

 迫力のある暴力シーンが存分に味わえました。


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