上橋菜穂子さんの'09年作品「獣の奏者 ?完結編」を読みました。
ラーザはリョザ王国の東にある隊商都市を闘蛇の部隊で占領し、セイミヤとシュナルはラーザとの開戦を決意します。シュナルは闘蛇の軍で迎え撃ちますが、闘蛇同士は戦おうとはせず、ラーザの闘蛇は進撃を続けます。そこへエリン率いる王獣たちが襲いかかりますが、、王獣の声と闘蛇の悲鳴が重なると、闘蛇たちは死の霧を吹き出し、それに触れた人々は一瞬にして死に、王獣は発狂して傷ついていきます。そこへジェシが到着し、彼が王獣も闘蛇も一瞬のうちに凍りつかせてしまう音無の笛を吹こうとしているのを見たエリンは、自らが笛を吹いて狂乱の場をしずめることに成功しますが、自分は動きを止めた王獣とともに墜落します。エリンは駆けつけていたイアルにすぐに助けられ、4日後に死にますが、その間に自分の知ったことのすべてを後に残った者たちのために筆記させます。そしてセイミヤはエリンとの約束を守って王獣をすべて自然に帰し、イアルは余生をジョシと平和に暮らした後亡くなります。ジェシは教導士となって若者たちに母の人生を語り、リョザ王国の新しい姿を求めて暮らしていくのでした。
この本と前作の執筆を上橋さんに勧めたのは佐藤多佳子さんだというのをあとがきで読み、驚きました。最後の戦いに向けてすべてが準備されてきたにしては、第九章があっという間に終わってしまい、少し物足りないような気もしましたが、それは無い物ねだりというものかもしれません。読みごたえがあり、また読みやすい本でもあり、オススメです。なお、あらすじの詳細は私のサイト「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)の「Favorite Novels」の「上橋菜穂子」の場所にアップしておきましたので、興味のある方は是非ご覧ください。
ラーザはリョザ王国の東にある隊商都市を闘蛇の部隊で占領し、セイミヤとシュナルはラーザとの開戦を決意します。シュナルは闘蛇の軍で迎え撃ちますが、闘蛇同士は戦おうとはせず、ラーザの闘蛇は進撃を続けます。そこへエリン率いる王獣たちが襲いかかりますが、、王獣の声と闘蛇の悲鳴が重なると、闘蛇たちは死の霧を吹き出し、それに触れた人々は一瞬にして死に、王獣は発狂して傷ついていきます。そこへジェシが到着し、彼が王獣も闘蛇も一瞬のうちに凍りつかせてしまう音無の笛を吹こうとしているのを見たエリンは、自らが笛を吹いて狂乱の場をしずめることに成功しますが、自分は動きを止めた王獣とともに墜落します。エリンは駆けつけていたイアルにすぐに助けられ、4日後に死にますが、その間に自分の知ったことのすべてを後に残った者たちのために筆記させます。そしてセイミヤはエリンとの約束を守って王獣をすべて自然に帰し、イアルは余生をジョシと平和に暮らした後亡くなります。ジェシは教導士となって若者たちに母の人生を語り、リョザ王国の新しい姿を求めて暮らしていくのでした。
この本と前作の執筆を上橋さんに勧めたのは佐藤多佳子さんだというのをあとがきで読み、驚きました。最後の戦いに向けてすべてが準備されてきたにしては、第九章があっという間に終わってしまい、少し物足りないような気もしましたが、それは無い物ねだりというものかもしれません。読みごたえがあり、また読みやすい本でもあり、オススメです。なお、あらすじの詳細は私のサイト「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)の「Favorite Novels」の「上橋菜穂子」の場所にアップしておきましたので、興味のある方は是非ご覧ください。