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マーティン・スコセッシ監督『ケープ・フィアー』その2

2012-02-13 18:32:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 以前に上司に紹介されていた刑事弁護士のヘラー(ロバート・ミッチャム)に連絡を取ると、ヘラーはケイディに雇われたと言い、法廷では「病院送りにしてやる」とサムが言ったことがケイディが録っていたテープでケイディ側の弁護士(グレゴリー・ペック)によって明らかにされると、裁判長(マーティン・バルサム)は今後サムはケイディの500m以内に接近してはならないという拘束令を受けてしまいます。
 弁護士資格の剥奪のために審問会に呼ばれたサムは、そのために家を留守にするふりをしてケイディに自宅を侵入させカーゼックに撃ち殺してもらうことにしますが、ケイディは巧妙に自宅に侵入し、家政婦を殺し、彼女のふりをしてカーゼックも殺します。
 サムは妻と娘を連れて家から逃げ出し、ハウス・ボートに乗って湿地帯へと向かいますが、車の下に隠れていたケイディは、ハウス・ボートにも秘かに乗り込み、自由を奪ったサムの目の前で妻と娘を犯そうとします。一旦は娘が放った可燃性のスプレーで火に包まれたサムでしたが、酷い火傷を負った姿でまたボートに現れると、妻と娘に服を脱げと迫ります。ちょうとその時、おりからの暴風雨で漂流し始めていたハウス・ボートは座礁して、船が激しく動揺する中、妻と娘は船から飛び降り、サムはケイディの足首を手錠でボートの柱に結びつけます。岸に打ち上げられたサムとケイディは死闘を繰り広げますが、サムが大きな石でケイディの頭を砕こうとした時、ケイディとボートはともに流されていき、ケイディは聖書の中の文句を言いながら水中に吸い込まれていくのでした。

 ロバート・デ・ニーロの怪演が光る映画でした。ソール・バスの水面を利用したタイトルや、エルマー・バーンステインの音楽はヒッチコックの『サイコ』や『めまい』のそれを思わせるもので、その点でも好感が感じられたように思います。

→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/