従姉妹が絶賛していたデイヴィッド・セルツァー監督・脚本の1992年作品『嵐の中で輝いて』をDVDで観ました。
サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「テレビのドキュメンタリー番組『戦時下の女性たち』収録のため、リンダ(メラニー・グリフィス)はBBCのスタジオに来た。緊張しながらリンダは司会者の質問に答え始め、若き日の自分を振り返る。
ニューヨーク出身のリンダは、ベルリンで生まれ育ったユダヤ人の父と、ブルックリン生まれのアイルランド系の母との間に生まれ、クイーンズで育った。祖母や父とはドイツ語で話した。映画、特にドイツを舞台とする戦争映画が好きだった。1940年、ドイツから父に届く親類の手紙から彼らの苦境を知り、おばたちや従妹を助け出したいと願うようになる。
リンダは弁護士事務所の秘書の仕事に応募し面接を受けるが、名門大学卒業者を求めていると言われて腹を立てて、オフィスを出ようとしたところで掃除婦にドイツ語で話しかけたことによって、エド・リーランド弁護士(マイケル・ダグラス)の秘書として採用される。エドは謎めいた人物で、どうやら政府のために秘密の仕事をしているようだ。エドの口述する手紙は意味不明で暗号に違いなかった。エドは、生意気だが観察力の鋭いリンダに一目置くようになり、やがて二人は恋人になる。
そして1941年12月、真珠湾攻撃が起き、アメリカは日本とドイツとの戦争を始める。エドは戦略事務局OSS(Office of Strategic Services)の大佐であることがわかる。リンダは軍服のエドと共にワシントンに飛ぶが、そこでエドはリンダに「俺を待つな」と言って別れを告げ、秘密の任地へと旅立った。
リンダは陸軍省地下の情報センターに勤務し、多くの女性の同僚と共に敵の情報を仕分ける。半年後、軍人向けナイトクラブでリンダはエドと偶然遭遇し、再びエドの秘書になる。
敵の新型爆弾の研究所の所在をつきとめることがエドにとって急務だった。情報を得るためナチス高官ドレッシャーに近づく必要があるが、爆弾設計図をマイクロフィルムに撮影したスパイは処刑されてしまっていた。リンダはベルリンなまりで話せる自分なら、使用人としてすぐドレッシャー家に住みこめると主張する。
スパイの訓練を受けていない彼女に危険な仕事をさせることをエドは嫌ったが、リンダの熱意に負けて、期間限定の任務で、成果が得られなくても二週間でベルリンを出るという条件でリンダを使うことになる。エドはスイスのチューリヒ駅で、ドイツ外務省高官でありながら長年スパイをしてきた「サンフラワー」ことコンラート・フリートリクスにリンダをゆだねる。
ベルリンのサンフラワー(ジョン・ギールグッド)の屋敷に入った翌朝、協力者のマルグリットが訪れる。貴族の家柄で陸軍省に勤め、母がヒトラーのお気に入りの有名ピアニストという、リンダと正反対のバックグラウンドのマルグリットだったが、二人は意気投合し直ちに友情を結ぶ。マルグリットの手引きでリンダは協力者の魚屋に会い、彼におばや従妹の消息の調査を依頼する。
ドレッシャー家の料理人が交通事故で死に、リンダは代わりで「リーナ」という名で直ちに採用される。しかし、大事なパーティーで料理のだんどりが悪いうえに、ハトの料理を生で出してしまう。その晩のうちにクビになるが、たまたまその日のパーティーの主賓だった高官ディートリッヒ(リーアム・ニーソン)が自動車で拾ってくれ、彼の、母親を亡くした二人の子供の子守として採用されてポツダムにある屋敷に住むことになる。だが、仲間に連絡する暇がないまま、任務にあてられた2週間が過ぎてしまった
多くの高官が出入りするディートリッヒ家で、リンダは重要書類の隠し場所を捜し続ける。子守の仕事は順調で、ベルリンでのヒトラーのパレードもディートリッヒ一家と見に行く。そのパレードのニュース映像の中にリンダを発見したエドはドイツに入り、親衛隊将校に変装してリンダの前に現れる。次の日の午後6時の汽車でエドと逃亡することを指示する。
(明日へ続きます……)
サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「テレビのドキュメンタリー番組『戦時下の女性たち』収録のため、リンダ(メラニー・グリフィス)はBBCのスタジオに来た。緊張しながらリンダは司会者の質問に答え始め、若き日の自分を振り返る。
ニューヨーク出身のリンダは、ベルリンで生まれ育ったユダヤ人の父と、ブルックリン生まれのアイルランド系の母との間に生まれ、クイーンズで育った。祖母や父とはドイツ語で話した。映画、特にドイツを舞台とする戦争映画が好きだった。1940年、ドイツから父に届く親類の手紙から彼らの苦境を知り、おばたちや従妹を助け出したいと願うようになる。
リンダは弁護士事務所の秘書の仕事に応募し面接を受けるが、名門大学卒業者を求めていると言われて腹を立てて、オフィスを出ようとしたところで掃除婦にドイツ語で話しかけたことによって、エド・リーランド弁護士(マイケル・ダグラス)の秘書として採用される。エドは謎めいた人物で、どうやら政府のために秘密の仕事をしているようだ。エドの口述する手紙は意味不明で暗号に違いなかった。エドは、生意気だが観察力の鋭いリンダに一目置くようになり、やがて二人は恋人になる。
そして1941年12月、真珠湾攻撃が起き、アメリカは日本とドイツとの戦争を始める。エドは戦略事務局OSS(Office of Strategic Services)の大佐であることがわかる。リンダは軍服のエドと共にワシントンに飛ぶが、そこでエドはリンダに「俺を待つな」と言って別れを告げ、秘密の任地へと旅立った。
リンダは陸軍省地下の情報センターに勤務し、多くの女性の同僚と共に敵の情報を仕分ける。半年後、軍人向けナイトクラブでリンダはエドと偶然遭遇し、再びエドの秘書になる。
敵の新型爆弾の研究所の所在をつきとめることがエドにとって急務だった。情報を得るためナチス高官ドレッシャーに近づく必要があるが、爆弾設計図をマイクロフィルムに撮影したスパイは処刑されてしまっていた。リンダはベルリンなまりで話せる自分なら、使用人としてすぐドレッシャー家に住みこめると主張する。
スパイの訓練を受けていない彼女に危険な仕事をさせることをエドは嫌ったが、リンダの熱意に負けて、期間限定の任務で、成果が得られなくても二週間でベルリンを出るという条件でリンダを使うことになる。エドはスイスのチューリヒ駅で、ドイツ外務省高官でありながら長年スパイをしてきた「サンフラワー」ことコンラート・フリートリクスにリンダをゆだねる。
ベルリンのサンフラワー(ジョン・ギールグッド)の屋敷に入った翌朝、協力者のマルグリットが訪れる。貴族の家柄で陸軍省に勤め、母がヒトラーのお気に入りの有名ピアニストという、リンダと正反対のバックグラウンドのマルグリットだったが、二人は意気投合し直ちに友情を結ぶ。マルグリットの手引きでリンダは協力者の魚屋に会い、彼におばや従妹の消息の調査を依頼する。
ドレッシャー家の料理人が交通事故で死に、リンダは代わりで「リーナ」という名で直ちに採用される。しかし、大事なパーティーで料理のだんどりが悪いうえに、ハトの料理を生で出してしまう。その晩のうちにクビになるが、たまたまその日のパーティーの主賓だった高官ディートリッヒ(リーアム・ニーソン)が自動車で拾ってくれ、彼の、母親を亡くした二人の子供の子守として採用されてポツダムにある屋敷に住むことになる。だが、仲間に連絡する暇がないまま、任務にあてられた2週間が過ぎてしまった
多くの高官が出入りするディートリッヒ家で、リンダは重要書類の隠し場所を捜し続ける。子守の仕事は順調で、ベルリンでのヒトラーのパレードもディートリッヒ一家と見に行く。そのパレードのニュース映像の中にリンダを発見したエドはドイツに入り、親衛隊将校に変装してリンダの前に現れる。次の日の午後6時の汽車でエドと逃亡することを指示する。
(明日へ続きます……)