クロード・シャブロル監督の1959年作品『いとこ同志』をWOWOWシネマで再見しました。
サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「舞台は1958年8月、パリ。ヌイイのシコモル通りに、1人の青年(ジェラール・ブラン)がやって来ました。彼の名はシャルル。パリの大学に通うため田舎から出て来たばかりです。シャルルは豪華なアパルトマンに住んでいるいとこのポール(ジャン=クロード・ブリアリ)と同居する予定になっていました。部屋ではポールと彼の親友クロヴィスが待っていました。シャルルとの再会を喜ぶポールですが、クロヴィスについて詳しい説明はしません。ポールの知人女性ジュヌヴィエーヴが訪ねて来ると知ったシャルルは、用意されていた自室に下がり母親へ手紙を書きます。ジュヌヴィエーヴから妊娠したと告げられたポールは、クロヴィスに金を渡し中絶するように仕向けました。どうやらクロヴィスは金で厄介事の解決を引き受けているようです。翌朝、ポールはシャルルに銃を突きつけて起こしました。もちろん弾は装填されていません。パリの街に繰り出した2人は、ポール行きつけのクラブへ入店。シャルルはそこで出会った美しい女性フロランスに一目惚れしてしまいます。
翌日、ポールは友人を招いてパーティーを開きました。複数の女性と親しげなポールに、シャルルは少し呆れています。そこへフロランスが現れ、シャルルは大喜びで彼女をエスコートしました。語らう2人は静かにキスを交わし、騒がしい部屋を抜け出して外に出ます。自分に自信が無いと語るシャルルに、「大好きよ」と囁くフロランス。2人は真剣な愛を確かめ合います。翌日も2人は電話で話し、会う約束をしました。しかし待ち合わせの時間と場所を取り違えてしまい、フロランスはシャルルと行き違いでアパルトマンにやって来ます。シャルルと真剣に愛を育みたいというフロランスの願いを、ポールは一笑に付しました。真面目なシャルルとの何の面白みもない生活に、恋多きフロランスは耐えられないだろうと断言します。遅れて現れたクロヴィスに誘導され、フロランスはポールと寝てしまいました。帰宅したシャルルはポールから事情を聞き、深く傷つきます。
シャルルは試験勉強に没頭することでフロランスを忘れようとします。しかしポールとフロランスは同棲を始め、シャルルの前でも構わず戯れ合っていました。次第に苛立ちを募らせるシャルル。同じく試験を抱えているはずのポールは全く勉強せず、結局フロランスとも別れてしまいます。シャルルより1日早く試験を受けたポールは見事合格。ズルをしたから合格出来たと話すポールに、シャルルの心境は複雑です。合格祝いのパーティーが開かれる中、1人部屋にこもって勉強するシャルルのもとへ、フロランスがやって来ました。そばにいたいと言う彼女に、シャルルは初めて声を荒らげ身勝手だと罵ります。そして次の日、精神の安定を欠いたシャルルは試験に落ちてしまいました。
夜の街をさまよい歩くシャルル。レストランで男性2人と親密そうに話しているフロランスを見つけ、深く絶望します。川に学生証を投げ捨てた彼は、音を立てないようにひっそりと帰宅しました。そして銃を手に取り、1発だけ空砲にして弾を装填します。弾倉を回転させ、眠っているポールに向けて引き金を引くシャルル。しかし弾は発射されず、項垂れてリビングのソファに銃を放り投げます。
翌朝。シャルルが昨夜の行動を悔いていると、ポールが起きて来ました。落第したことを伝えると、ポールは励ましの言葉をかけます。そして銃を見つけたポールは、いつものように冗談でシャルルに銃口を向け引き金を引きました。シャルルが「撃つな!」と叫びますが間に合わず、弾が発射されシャルルは死亡します。ポールは呆然とシャルルを見下ろしていました。誰かが呼び鈴を鳴らし、この映画も終幕を迎えます。」
ジャン=クロード・ブリアリの女たらしぶりが板についている映画でした。
サイト「映画ウォッチ」の「ネタバレあらすじ」に一部加筆修正させていただくと、
「舞台は1958年8月、パリ。ヌイイのシコモル通りに、1人の青年(ジェラール・ブラン)がやって来ました。彼の名はシャルル。パリの大学に通うため田舎から出て来たばかりです。シャルルは豪華なアパルトマンに住んでいるいとこのポール(ジャン=クロード・ブリアリ)と同居する予定になっていました。部屋ではポールと彼の親友クロヴィスが待っていました。シャルルとの再会を喜ぶポールですが、クロヴィスについて詳しい説明はしません。ポールの知人女性ジュヌヴィエーヴが訪ねて来ると知ったシャルルは、用意されていた自室に下がり母親へ手紙を書きます。ジュヌヴィエーヴから妊娠したと告げられたポールは、クロヴィスに金を渡し中絶するように仕向けました。どうやらクロヴィスは金で厄介事の解決を引き受けているようです。翌朝、ポールはシャルルに銃を突きつけて起こしました。もちろん弾は装填されていません。パリの街に繰り出した2人は、ポール行きつけのクラブへ入店。シャルルはそこで出会った美しい女性フロランスに一目惚れしてしまいます。
翌日、ポールは友人を招いてパーティーを開きました。複数の女性と親しげなポールに、シャルルは少し呆れています。そこへフロランスが現れ、シャルルは大喜びで彼女をエスコートしました。語らう2人は静かにキスを交わし、騒がしい部屋を抜け出して外に出ます。自分に自信が無いと語るシャルルに、「大好きよ」と囁くフロランス。2人は真剣な愛を確かめ合います。翌日も2人は電話で話し、会う約束をしました。しかし待ち合わせの時間と場所を取り違えてしまい、フロランスはシャルルと行き違いでアパルトマンにやって来ます。シャルルと真剣に愛を育みたいというフロランスの願いを、ポールは一笑に付しました。真面目なシャルルとの何の面白みもない生活に、恋多きフロランスは耐えられないだろうと断言します。遅れて現れたクロヴィスに誘導され、フロランスはポールと寝てしまいました。帰宅したシャルルはポールから事情を聞き、深く傷つきます。
シャルルは試験勉強に没頭することでフロランスを忘れようとします。しかしポールとフロランスは同棲を始め、シャルルの前でも構わず戯れ合っていました。次第に苛立ちを募らせるシャルル。同じく試験を抱えているはずのポールは全く勉強せず、結局フロランスとも別れてしまいます。シャルルより1日早く試験を受けたポールは見事合格。ズルをしたから合格出来たと話すポールに、シャルルの心境は複雑です。合格祝いのパーティーが開かれる中、1人部屋にこもって勉強するシャルルのもとへ、フロランスがやって来ました。そばにいたいと言う彼女に、シャルルは初めて声を荒らげ身勝手だと罵ります。そして次の日、精神の安定を欠いたシャルルは試験に落ちてしまいました。
夜の街をさまよい歩くシャルル。レストランで男性2人と親密そうに話しているフロランスを見つけ、深く絶望します。川に学生証を投げ捨てた彼は、音を立てないようにひっそりと帰宅しました。そして銃を手に取り、1発だけ空砲にして弾を装填します。弾倉を回転させ、眠っているポールに向けて引き金を引くシャルル。しかし弾は発射されず、項垂れてリビングのソファに銃を放り投げます。
翌朝。シャルルが昨夜の行動を悔いていると、ポールが起きて来ました。落第したことを伝えると、ポールは励ましの言葉をかけます。そして銃を見つけたポールは、いつものように冗談でシャルルに銃口を向け引き金を引きました。シャルルが「撃つな!」と叫びますが間に合わず、弾が発射されシャルルは死亡します。ポールは呆然とシャルルを見下ろしていました。誰かが呼び鈴を鳴らし、この映画も終幕を迎えます。」
ジャン=クロード・ブリアリの女たらしぶりが板についている映画でした。
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