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ヨアキム・トリアー監督『私は最悪。』その1

2022-10-02 06:35:49 | 日記
 ヨアキム・トリアー監督の2021年作品『私は最悪。』を、先日、「あつぎのえいがかんkiki」で観ました。序章と12の章、エピローグという構成を持つ映画です。
 パンフレットからそれぞれの章の内容を転載させていただくと、
「序章 わたしの人生は いつはじまる?」
 ユリヤはオスロの医学生でした。成績優秀というだけで医学の道を志しますが、「自分が好きなのは“魂”だ」と気づき、心理学の道に変更。ついでに彼氏とも別れます。しかし、ユリヤの人生探しの旅はまだはじまりません。心理学を志すものの、またしても詰め込み教育に困惑Kしてしまい諦めてしまいます。さらに、ふいに携帯電話の写真を見て、「視覚」に才能があると感じ写真家になることを決心。本屋のアルバイトもはじめます。そんな時、運命が。モデルのボーイフレンドと参加したパーティで15歳上の漫画家・アクセルに出会います。彼は野蛮な風刺漫画「ボブキャット」の作者として高く評価されていました。お互い惹かれあいつつも、年齢差が気になり距離をとろうとするアクセル。しかし、その態度が逆にユリヤを“恋に落とし”ふたりの関係がはじまります。
「第1章 ほかの人々」
 その頃、ユリヤは執筆活動をはじめていました。アクセルとの同棲もスタートし、ふたりの関係はいい方向に進んでいると思われましたがなかなかうまくいきません。アクセルの両親の家で週末を過ごした際、アクセルは秘めていた思いを打ち明けます。「子供が欲しい」と。しかし、ユリヤはまだその決断ができておらず断ってしまいます。その後、酒による惨事や「アクセルの家族同士の喧嘩を壁越しに耳にし、家族というものに辟易してしまいますが、翌朝、喧嘩したふたりが何事もなかったように仲直りするのを見て何かを想うユリヤでした。
「第2章 浮気」
 アクセルの出版イベントを途中で抜け出したユリヤは、家に帰らずに見ず知らずの結婚披露宴に乱入します。そこでバリスタのアイヴィンに出会います。といっても、この時はまだ名前を知りません。一晩中ともに過ごし、「親密な関係」だとお互い気付きつつも、深い関係にいくことはなく朝を迎えてしまいます。別れ際、彼らは名前だけを教えあいます。アイヴィン。しかし、名前以上のことを聞かずに別れてしまいます。
「第3章 #MeToo時代のオーラルセックス」
 ユリヤにとあるアイデアがおりてきます。勢いで書いたそのブログをアクセルに見せると、賞賛! ネットで公開すると、反響を呼び議論されることになりました。
“#MeToo時代のオーラルセックス”
「第4章 わたしたちの家族」
 ユリヤの30歳の誕生日。母親の家でアクセルと祖母と一緒にすごしています。会いたかった疎遠な父親は腰痛が原因でこられず、数日後に父親を訪ねることに。父に会うも、彼からオーラルセックスの記事を「リンクを開けなかった」と言われ読んでもらえず、代わりに今の家族の娘自慢をされてしまい……。帰る途中、アクセルはユリヤに「君も自分の家族が要る」と助言します。
「第5章 タイミングが悪い」
 書店でのバイト中、ユリヤはアイヴィンと再会します。彼がガールフレンドのスニバと一緒にいる時でした。スニバに嘘をつき外で待たせたアイヴィンはユリヤと会話を交わします。アクセルの兄たちとの夕食の席で、アクセルは「ボブキャット」の映画化について不満をもらします。政治的なメッセージをうたったボブキャットが、家族向けのクリスマス映画に変わってしまった。その「ヒトデ」やら「肛門」やらの話のせいで、ユリヤは彼になかなか話しかけられずにいます。その気まずさがユリヤにとある夢を見させます。アイヴィンとのデート。そこでのふたりは恋に落ち、最高の1日を過ごします。この妄想が彼女にアクセルとの別れを決意させるのです。「愛してるけど、愛してもいない」アパートを出ていく前に、最後に一度身体を交わします。「いつか、また元に戻るかも」そう思い、二人は別れてしまいます。
「第6章 フィンマルク高地」
 アイヴィンとスニバのデートの章。スニバはキャンプでのトナカイとの出会いから、何かを感じ自分の祖先を調査しはじめます。すると、彼女は3.1%、サーミ人の血を有していることを知ります。これにより彼女は熱心な気候変動と先住民の権利活動家になってしまいます。アイヴィンもはじめは彼女を支えていましたが次第に疲れはててしまいます。そんな時、彼は本屋で働くユリヤと再会したのでした。

(明日へ続きます……)


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