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デイヴィッド・セルツァー監督『嵐の中で輝いて』その2

2022-08-03 07:33:15 | 日記
 昨日の続きです。

 翌日リンダは、魚屋から住所を教わった親類の隠れ場所へ行く。近くにある動物園に行くのを楽しみにしている子供たちを外に待たせて中を調べるが、もう既に人はいなかった。そのとき空襲警報が鳴り、命からがら子供たちを連れ帰る。「空襲があったら秘密の部屋へ」という、ディートリッヒの長男の言葉から、屋敷の地下に隠し部屋があることを知ったリンダは、エドとの約束はすっぽかし、隠し部屋の機密書類をマイクロフィルムに撮影する。
 翌日、リンダに好意を抱くディートリッヒは、亡き妻のイブニングドレスをリンダに貸して、カラヤン指揮でワーグナーが上演される劇場に連れていく。ところが、マルグリットの母が観客席にいて、かつて娘に紹介されたとおりにリンダを「娘の大学時代の友だちだ」とディートリッヒに言ってしまう。帰宅したリンダはディートリッヒが部屋の中で拳銃を手にしているのを見て身の危険を感じ、イブニングドレスのまま逃亡する。
 既にゲシュタポに監視されているサンフラワーはリンダを匿うことを拒み、マルグリットの所に行けと指示する。だが、マルグリットのアパートに行ったリンダは彼女が二重スパイであることに気付く。
 マルグリットはサンフラワーを監視していたのだった。リンダの親類の隠れ家の情報も当局に流したのでは。リンダはマルグリットの銃で腹を撃たれるが、「あなたは例外だけれどユダヤ人は大嫌い」と言うマルグリットをハサミで刺し殺す。
 重い傷を負ったリンダをサンフラワーとエドが助け出す。親衛隊将校の制服のエドがリンダを抱えて列車に乗る。スイス国境の前にドイツの検問所があるが、偽身分証の期限切れを咎められたエドは、兵士たちを殺害してリンダを抱きかかえたまま国境へ走り出す。国境警備の兵士に膝や背中を撃たれながらも、エドはスイス領内へ駆け抜けて倒れる。機密書類のマイクロフィルムはリンダの手袋の中で守られた。
 全て話し終えたリンダ。収録スタジオでは息子たちと共に、夫となったエドも見守っていた」。

 サスペンスに満ちた、意外に知られていない秀作だと思いました。


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