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バート・ケネディ監督『続・荒野の七人』その2

2012-06-24 09:36:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 雷鳴の夜、チコとの友情を確かめるクリス。慰霊のための教会建設をロルカに勧めたことを悔やむ神父に、今こそ村人にあなたは必要だと言うクリスは、ヴィンに、荒野で襲われたら勝ち目はないので、ここで迎え撃とうと言います。長期戦に備え、夜の間に農民らとともに防弾壁を築くヴィンら。ロペスはロルカに、一日で行ける牧場で水と食糧を補給しようと言いますが、相手はたかが農民だとロルカは反論します。
 翌朝、村人に祈りを捧げる神父と周囲を見張る7人。ロルカの斥候を次々と倒した彼らは、馬で一気に突撃してきたロルカらを次々と撃ち倒し、一旦退却して再突撃したロルカは馬から落ちて弾切れし、ロペスに馬をもらい再度退却します。ロルカはロペスに牧場へ行き、牧童でも農民でも銃を持てる者は集めるだけ集めろと言い、ロペスに「そんなことをすれば牧場はつぶれてしまう」と言われますが、自分の宝である息子たちはあの村の地面の下にあると言って、ロペスを説き伏せます。
 夜襲では不利になると言うヴィンは、賞金の話は嘘で、実はクリスと一緒に旅をしたかったのだとも言うと、クリスは、ロルカの息子たちは優しい子たちで、酷い父を殺すために自分を雇ったが、ロルカはクリスをわざと逃がしてくれたと言い、それを聞いたヴィンは「君のことが気に入ったんだろう」と言います。父に強制されて戦いに挑み、殺された息子たちを英雄に祭り上げて、自分の誇りにするための慰霊碑建設だと言うクリス。その夜、仲間に知らせずに1人で敵の偵察に出たフランクは、ロルカが残した見張りたちの話で、ロペスが牧場から400人ほど連れて来ると知り、足を撃たれながら戻ってきてクリスに報告します。なぜ危険な場所に自ら行くのか尋ねられたフランクは、自宅がコマンチに襲われた時、懇願する妻に最後の一発を放ち、それ以来復讐に燃えながら死に場所を求めて5年が経ったことを教えます。村人もすべて殺すだろうと聞いた村人たちは、自分たちのために死なないで逃げてくれとクリスに言い、生き延びた村人だけでやり直すつもりでだと言いますが、自分たちが臆病だと言う農民たちにクリスは、自然と日々戦っているじゃないかと言い返します。コルビーは自分を1人立ちさせてくれたのはクリスだと言い、農民を1人立ちさせるにも助けがいると言って、クリスに翻意を思いとどまらせます。
 朝を迎え、祈りを捧げる農民たちと神父。援軍が来るまでのロルカたち30人ほどを一気にやっつけようとフランクは提案し、チャンスは1回だぞとクリスは言います。マニュエルを村に残し6人で出発すると、マニュエルが倒した箱からはダイナマイトが大量に出てきます。カメラがパンダウンすると、村の外の門の陰にロルカらが隠れています。そこへ山から馬で駆け降り、襲撃をかける6人。銃撃戦の途中で、ヴィンは山の稜線をロルカの援軍が埋めつくしているのに気付きます。一気に駆け降りてくる援軍と退却するクリス。クリスらが村の広場で援軍を迎え撃つと、農民たちはマニュエルの指揮のもと、周囲の高みからダイナマイトを投げ落とし、援軍を倒していきます。その中でコルビーは肩を負傷し、ルイスは腹を撃たれます。チコも右腕を撃たれますが、クリス目がけて馬を走らせたロルカは、爆風で馬から転げ落ち、弾を込めているクリスを撃とうとしますが、前に立ちはだかったフランクを撃ち、その後クリスに撃たれて、座り込み首をうなだれます。それに気付いたロペスは攻撃を止めさせ、引き揚げていきます。やっと死ねると言って倒れるルフランク。倒れているマニュエルに気付くヴィン。「皆殺しにしろ」と言い続ける瀕死のロルカの死を看取る神父。
 平和な村の風景。チコの発案で3つの村を一つにし、教会も完成させると神父はクリスとヴィンに言います。去るコルビー。村に残るチコと神父らと別れを告げるクリスとヴィン。見つめ合うチコとペトラ。遠くから村を見て「いい眺めだな」というクリスに、ヴィンは「久しぶりにいい夢を見た」と言い返すのでした。

 渋い配役が何といっても魅力的で、メキシコの革命軍と農民の関係というのも新鮮でした。ユル・ブリナーらが身を隠さずに直立したまま銃弾を放ち続ける姿がかっこよく、彼やクロード・エイキンズの代表作の一つとなると思います。続編でない方ばかりが有名になってますが、こちらも一見の価値ありです。

→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/

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