おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

ドラマ

2006年07月17日 | テレビ番組
ALWAYS三丁目の夕日、やっと観ました。

泣きました(^^;)涙腺の弱い僕としては、1人で観て正解でした。
台詞ひとつひとつの響きに、胸が締め付けられるように観てしまった。

自称“テレビッコ”の僕としては、ドラマも良く観る方だと思う。
最近のドラマは“キャスティング”が先行して、どうも心に残るモノが少ない。
漫画が原作のドラマも多く、自分の“イメージ”が邪魔をする時もある。

そんな中、今でも記憶に残るドラマがある。
もう6~7年前になるだろうか?フジテレビで放送された

「彼女たちの時代」

である。このブログでも取り上げた事があったが、深津絵里扮する主人公の
言葉が妙に心に響いた。

  よく“前向きに生きよう”と、まるでバカのひとつ覚えのように
  言うけれど、私はあれが嫌いだ。そんな事は言われなくたって解っているのだ。
  後ろ向きより前向きの方がいいに決まっている。
  問題はそんなに簡単ではないような気がするのは、私だけだろうか?
  いったいどっちが前なのか解らないのは私だけなんだろうか。

  テレビや雑誌の悩み相談で、きっぱりとアドバイスしているのが、
  私には不思議でたまらない。どうしてあんな風に簡単に答えが言えるんだろう。
  きっとあの人たちは知らないか、忘れているに違いない。
  自分がどうしたらいいか悩んでいる人たちは、
  答えなんて必ずしも求めてはいないと言うことを。
  答えなんて無いことは、本人が一番よく解っているんだ。
  誰かに聞いてもらいたい、誰でもいいから自分の話を聞いてもらいたい。
  ただ、それだけのことなんだ。
  そう、答えなんてどこにも無い事はみんな解っている。
  ただ、私は常識的な答えを言う友達にはなりたくなかった。
  その子の気持ちをわかってあげられる、それしか出来なくても、
  そういう友達になりたいと思った。

  きっと、人がどんなに羨ましいと思う仕事にだって、辛い事はあるんだと思う。
  そしてどんなにつまらないと思っている仕事にも、それなりに喜びが
  ないわけでもないんだ。日常だって、多分そういうものなんだ。
  でも、だからこそ複雑なんだと思う。
  いっそ死ぬほど嫌だったら、何の喜びもなかったら、
  もっと気持ちは簡単だと思う。

  何かしたい。
  自分が変わるほどの出来事なんて、もう無いのかも知れない。
  何かがしたい。
  何もかも忘れるほど、何かに夢中になってみたい。心の底から笑ったり、
  怒ったり泣いたりしたい。
  私はここにいるんだ、それを誰かに解ってもらいたい。
  恋愛しか、もうこんな気持ちを満たしてくれる出来事は、
  私には残されてないんだろうか。

他にも“心に引っ掛かる”言葉が沢山あった。
前評判は高くなく、番宣もそんなに無かったと記憶している。
でも、このドラマ、時間が経っても僕の中には残っている。

自分が成長したお陰だと喜びながらも、最近、こんなドラマにお目にかかれない事が
残念に思う。

人の心を打つのは“言葉”であって、決して見た目じゃないんだけどなぁ。

あっ、ちなみに深津絵里さんは好きな女優さんです、ハイ!









  


コメント
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