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日々の暮らしのなかで

マイナー

2006年07月22日 | 日記・エッセイ・コラム
“マイナーな存在”を見つける事は、実に楽しい事だ。

この“マイナー”と言う表現は、物凄く微妙な立場だ。
誰もが知っていれば“メジャー”と言う事になるし、
誰も知らなければ、話にもならない。

「昔、誰のファンやった?」

たまに会話に詰まると、仲間内で繰り返しそうな話題だ。
6~7人いると、必ず1人や2人はかぶったりする。
キョンキョンだったり、明菜だったり。
それぞれの思い入れを語っていると、最後のひとりがおもむろに語る。

「俺、北原佐和子やった!」

(そう来たか! ナイスチョイス!)

実は僕も彼女のファンだったりする。御存知だろうか、北原佐和子を。
たのきんトリオに対抗して結成された、女三人組のアイドル“パンジー”のひとりだ。

好きな芸能人として“パンジー”と答えてもよさそうだが、
これでは“微妙な響き”がない。
北原佐和子。彼女には失礼だが、実に上手い“微妙な選択”と言う事になる。

ソロデビュー曲は「マイ・ボーイフレンド」

「まいまいまい、ぼ~いぃふれんど まいまいまい、ぼぉ~いふれんど」

まったく抑揚のない平坦な歌声が、いかにも「アイドル」と思ったものだ。

“アイドル=歌が下手”という図式があったあの頃。
代表格としては浅田ミヨコや田原のトシちゃんがいたが、彼等は“メジャー”ゆえに
目立ってしまっていた。

今でも彼女の声は脳裏に焼き付いている。

他にもマイナーなモノを見つける瞬間がある。
小さい頃はよくアニメを見ていた。“ロボットアニメ”も沢山あった。

「何が好き?」

と言われれば、マジンガーZにゲッターロボ。
ガッチャマンやゼロテスターはちょっと違うか?

そんな事を言い合いしていると、またまたおもむろに語り出すヤツがいる。

「俺、アトランジャーやな!」

(おぉ、そんなんあったね。グッジョブ!)

僕の記憶の中では、アニメでもコミックでもなく、プラモとして残っている。
この“アトランジャー”日本が世界に誇る、いわゆる“合体”するロボット。

プラモでは四つに分かれていて、それを全てそろえないと
“アトランジャー”にはならない。
悲しいかな、僕は“頭部”だけを持っていた。悲しい思い出である。

みんなで会話をしていると、絶妙な“固有名詞”を出すことに喜びを感じる。
誰でも知っている事じゃないけど、誰かは知っている。
できれば“フッ”と笑える感じのチョイスがベストだ。

ちなみに僕がいま気になっている女優さんは

「貫地谷しほり」

どうだろう?







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