何気なく目に飛び込んで来た番組。それがすべての始まりだった。
家に帰ると、まずテレビのスイッチを入れる。
何を見るってこともないが、とにかく電源を入れる。
「前はもっと楽しかったのになぁ~」
視聴率重視のゴールデンタイムのバラエティーは少々食傷気味だ。
楽しそうに笑うタレントを見ているだけ。
「面白い!」と思えるような企画は、殆ど見つからない。
昔からみんなの話題にのぼらない“隠れた名作”を見つけるのが好きだった。
プライムタイムの後半、もしくはそれから外れた時間帯に名作はある。
某NHKで言えば
「誰もいない部屋」
部屋の中を物色して、住人は誰か!と推理する番組。民放だと
「たほいや」
なんて番組も面白かった。
松尾貴史、山田五郎、森雪之丞。ゴールデンにはない豪華な面々。
三谷幸喜を初めて観たのもこの番組だったか?
内容は詳しく説明すると長くなるが、広辞苑を使ったクイズ番組って感じ。
友人との会話の中で、僕が誠心誠意紹介しても“へぇ~”とか“知らん!”って
言う反応しか返ってこない。そんな番組が愛おしい。
最近気にいっているのが、テレビ欄にも載っていない
「エル・ポポラッチがゆく」
謎の覆面レスラー“ポポラッチ”が主人公(?)の1分間ドラマだ。
最初、観た瞬間は「木更津キャッツアイ」の続編かと思った。
(オジーがプロレスラーになるんかい!)
でもチャンネルが違った。
(なんや、しょうもなぁ)
脱力感の中で1分間が過ぎると、適度な疲労感さえ感じた。
だが時間が経つにつれ
(今のは何だったのか?)
と、気になり始めた。
それと同時に、ネットでも話題にのぼるようになっていった。
いつ放送するか分からない。これも「面白い!」と感じる。
そんな感じで、あいかわらず面白い番組探しで彷徨っていたある日、
妙に気になる「題字」を見つける事になる。
“あの歌がきこえる”
懐かしいヒット曲が流れる中、有名漫画家の絵が映っている。
しかし画面の漫画は動かない。アニメじゃなかった。
そしてそれが“シロウト”のエピソードである事がわかった。
(これ、おもろいんちゃうん?)
今までに観た事のない番組に興味が湧いた瞬間、終わった。
15分番組。NHKらしいと思った。
そして最後に“あの歌がきこえる”とタイトルが画面に映った。
そのデザインが何とも言えず瞼に焼きついた。
ノスタルジック漂うと言うか、その「題字」のデザインに惹かれた。
今思えば、あの「題字」に出会った事が、
これから始まる物語の、まさに
“その時”
だったのかも知れない。
家に帰ると、まずテレビのスイッチを入れる。
何を見るってこともないが、とにかく電源を入れる。
「前はもっと楽しかったのになぁ~」
視聴率重視のゴールデンタイムのバラエティーは少々食傷気味だ。
楽しそうに笑うタレントを見ているだけ。
「面白い!」と思えるような企画は、殆ど見つからない。
昔からみんなの話題にのぼらない“隠れた名作”を見つけるのが好きだった。
プライムタイムの後半、もしくはそれから外れた時間帯に名作はある。
某NHKで言えば
「誰もいない部屋」
部屋の中を物色して、住人は誰か!と推理する番組。民放だと
「たほいや」
なんて番組も面白かった。
松尾貴史、山田五郎、森雪之丞。ゴールデンにはない豪華な面々。
三谷幸喜を初めて観たのもこの番組だったか?
内容は詳しく説明すると長くなるが、広辞苑を使ったクイズ番組って感じ。
友人との会話の中で、僕が誠心誠意紹介しても“へぇ~”とか“知らん!”って
言う反応しか返ってこない。そんな番組が愛おしい。
最近気にいっているのが、テレビ欄にも載っていない
「エル・ポポラッチがゆく」
謎の覆面レスラー“ポポラッチ”が主人公(?)の1分間ドラマだ。
最初、観た瞬間は「木更津キャッツアイ」の続編かと思った。
(オジーがプロレスラーになるんかい!)
でもチャンネルが違った。
(なんや、しょうもなぁ)
脱力感の中で1分間が過ぎると、適度な疲労感さえ感じた。
だが時間が経つにつれ
(今のは何だったのか?)
と、気になり始めた。
それと同時に、ネットでも話題にのぼるようになっていった。
いつ放送するか分からない。これも「面白い!」と感じる。
そんな感じで、あいかわらず面白い番組探しで彷徨っていたある日、
妙に気になる「題字」を見つける事になる。
“あの歌がきこえる”
懐かしいヒット曲が流れる中、有名漫画家の絵が映っている。
しかし画面の漫画は動かない。アニメじゃなかった。
そしてそれが“シロウト”のエピソードである事がわかった。
(これ、おもろいんちゃうん?)
今までに観た事のない番組に興味が湧いた瞬間、終わった。
15分番組。NHKらしいと思った。
そして最後に“あの歌がきこえる”とタイトルが画面に映った。
そのデザインが何とも言えず瞼に焼きついた。
ノスタルジック漂うと言うか、その「題字」のデザインに惹かれた。
今思えば、あの「題字」に出会った事が、
これから始まる物語の、まさに
“その時”
だったのかも知れない。