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日々の暮らしのなかで

意地

2006年12月07日 | 日記・エッセイ・コラム
飽き易い性格の僕が、いま続けている事がある。

ラーメン。いや、カップ麺。
続けていると言ってもまだ10日程だが、昼食には必ずカップ麺を食べる。

それも、同じモノを毎日。

どんなモノでもそうだが、たまに食べると美味しく感じるモノがある。

「こんな味やったっけ?」

どんな好物であっても、毎日続けると何日目かには、

「またかぁ~」

って事もあるだろう。

その二つを凌駕する僕のこの企画。
毎日、お昼には同じ銘柄のカップ麺を食するのだ。

食べ始めて三日目ぐらいまでは、美味しいから食べていたのだが、
近くのヤマザキショップで、そのラーメンを買っているのが
僕だけだと気付いた。

昨日は5個あった。今日は4個。明日くれば3個残っているはず。

それなら全部喰ってやろうと思い立つ。

そして昨日、ついに最後の一個を買った。
しかし、僕の挑戦欲は尽きる事がない。今は、まだない。

今日は近くのコンビニに行った。四つあった。

以前、テレビでコンビニの商品がどれくらいの頻度で入れ替わるのかとか、
毎週どれくらいの新商品が店頭デビューをするのかと言っていた。
正確な数値は忘れたが、そんなに頻繁に変わっているのかと驚いた。

確かに、カップ麺一つとっても様々な種類がある。
中には季節限定品もあるが、お気に入りだったカップ麺が
ある日突然姿を消す事も少なく無い。

「人気がなかったのかな?」

往々にして、僕はよくそんな商品に出会う。
と言うか、誰もかわないであろう商品に、心奪われる僕なのである。

今買い続けているラーメンは、本当に美味しいが、
誰も買っている雰囲気はない。
コンビニだと常に補充はしているだろうが、それでも次の日に行くと
前日より“一個”だけ減っている。

あきらかに僕が買った痕跡だけが残っているのである。

僕が“稀少価値”のある商品が好きだと公表した以上、このカップ麺の名前を
記す事は差し控えたいが、実に美味しいカップ麺だと言う事は真実である。

このカップ麺が売り切れるのが先か?
僕が食べ続ける事を諦めるのが先か?

僕とカップ麺の根比べは、まだまだ続くのである。
 
 


コメント
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