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日々の暮らしのなかで

ストライクゾーン

2006年12月22日 | 日記・エッセイ・コラム
サンタクロースを見ると、クリスマス気分が盛り上がる。

可愛いサンタさんがいる店がある。
近くのクリーニング店の店頭に、この時期になると、
女子高生だと思うが、サンタの格好をして座っている。

いつ頃から、そういうサービスをしているのか
定かではないが、10年前は既に座っていたと記憶している。

ただ座っているだけなのだが、これがなかなか可愛い。
今どきの言い方をすれば

「萌え~!」

って感じだろうか。

10年前からその店の前を通る時には、少し格好を付けて走っていたが、
当時は何回かは手を振った事もあった。

昨日、久しぶりの用事でその店の前を通ったが、
いつものように二人、コスプレサンタが座っていた。

「おぉ! まだやってたんやぁ!」

懐かしささえ感じたが、以前のような感覚ではなくなっていた。

「大変やねぇ~」

おばちゃん目線。
寒風吹きすさぶ中、ただ座っているだけのバイト(?)は
大変だろうと思った。

思えば、10年前ならなんとか“恋愛対象”となった彼女たちも、
今では、僕の子供と言ってもいいぐらいの年齢なのだ。
手を振っても

「がんばってぇ!」

てな感じの激励になってしまう。ますます、おばちゃん的発想である。

で、思った。

よく恋愛対象の事を“ストライクゾーン”で表わす。

やけに広いヤツ。極端に狭いヤツ。
ストライクゾーンなんか関係なく、どんな“悪球”も振りに行くヤツ。

このストライクゾーンは、もちろん“容姿”が最大の判断基準だろうが、
時には“年齢”も加味される。

そして最大の特徴は、自分で決めるモノではなく、
他人に評価してもらう点だ。

付き合ってきた女性達を見た友人が

「お前のストライクゾーン、広いなぁ!」
てな感じだ。

以前に、“男は制服に弱い”的な事を書いたと思うが、
コスプレにも反応するヤツはいる。ここにいる。

僕がそうだ。

何故に、女性がサンタの格好をすると魅力的に感じるのだろうか?
いや、彼女たちが若いからだろうか?

正直、彼女たちは僕の中では“ど真ん中”だと思うが、

 
「アウトぉ!」

 
って声がどこからともなく聞こえなくもない。

絶好球だが、振るわけにはいかない。振れるわけがない。
自分の子供ぐらいの年齢の彼女たちを目の前にして。

 


コメント
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