年の瀬も押し迫った今日、掃除があった。
秋祭りの行われる神社の掃除だ。
五つの村が集まって秋の大祭が行われるが、
順番に“祭当番”なるものが回ってくる。
大祭の宮入り順の最初がこの“祭当番”なのだが、
今日からの一年間、その神社の掃除をしなくてはいけないのだ。
落ち葉をかき集めたり、また、初詣用に飾り付けもした。
これから一年色々とあると思うが、これも大事な役目だ。
掃除自体は一時間ほどで終わったが、その後が少し長かった。
雑談。
ただ、雑談をしていたのだが、約二時間も話こんでいた。
相手は“シュウちゃん”
何を隠そう、彼も“馬鹿会セピア”のコアメンバーの一人である。
別に隠さなくてもいいのだが、馬鹿会の中で三人いる同級生の
ひとりである。
彼は、独特のテンポを持っている。
会合に遅れても、また、忘れていても
「あぁ、シュウちゃんらしいわぁ!」
で許されるお方でもある。
もう一人の同い年のヤツと、昔は結構呑みにも行ったものだ。
「同じ村に住む同い年同士、仲良くしようやぁ」
と始まったのだが、シュウちゃんはお酒を呑まない。
近くの酒屋に集合し、タクシーで飲み屋へと向った。
そして席につくと、シュウちゃんは徐に漫画本を取り出した。
酒屋の本を持ってきていたのだ。
スナックのママもびっくり。
ラーメン屋じゃないんだから。飲みながら本を読む人を始めて
見ただろう。僕だってはじめてだった。
お酒を呑まない人だから、お酒の値段だって知らない。
いや、知っていたかも知れないが、少し酔っていたのだろう。
大きな声で、“ヘネシー”と絶叫しながら下ろしてくれた。
不思議な事に、あれ以来三人で飲みに行く事はなくなった。
きっと、ヘネシーの値段がわかったんだと思う。
秋祭りの行われる神社の掃除だ。
五つの村が集まって秋の大祭が行われるが、
順番に“祭当番”なるものが回ってくる。
大祭の宮入り順の最初がこの“祭当番”なのだが、
今日からの一年間、その神社の掃除をしなくてはいけないのだ。
落ち葉をかき集めたり、また、初詣用に飾り付けもした。
これから一年色々とあると思うが、これも大事な役目だ。
掃除自体は一時間ほどで終わったが、その後が少し長かった。
雑談。
ただ、雑談をしていたのだが、約二時間も話こんでいた。
相手は“シュウちゃん”
何を隠そう、彼も“馬鹿会セピア”のコアメンバーの一人である。
別に隠さなくてもいいのだが、馬鹿会の中で三人いる同級生の
ひとりである。
彼は、独特のテンポを持っている。
会合に遅れても、また、忘れていても
「あぁ、シュウちゃんらしいわぁ!」
で許されるお方でもある。
もう一人の同い年のヤツと、昔は結構呑みにも行ったものだ。
「同じ村に住む同い年同士、仲良くしようやぁ」
と始まったのだが、シュウちゃんはお酒を呑まない。
近くの酒屋に集合し、タクシーで飲み屋へと向った。
そして席につくと、シュウちゃんは徐に漫画本を取り出した。
酒屋の本を持ってきていたのだ。
スナックのママもびっくり。
ラーメン屋じゃないんだから。飲みながら本を読む人を始めて
見ただろう。僕だってはじめてだった。
お酒を呑まない人だから、お酒の値段だって知らない。
いや、知っていたかも知れないが、少し酔っていたのだろう。
大きな声で、“ヘネシー”と絶叫しながら下ろしてくれた。
不思議な事に、あれ以来三人で飲みに行く事はなくなった。
きっと、ヘネシーの値段がわかったんだと思う。