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日々の暮らしのなかで

懇願

2006年12月28日 | 日記・エッセイ・コラム
どちらかと言えば、気が短い方であるボク。

昨日も、僕の住む町から隣市へ、石原坂を越えて
車を走らせている時、後ろから猛スピードで近づいて来る車。
後ろにピタッと付くと、あの山道をずっと付いてくるのである。

「誰かが危篤なんだろう」

飛ばしている車を見ると何時もそう思うようにしている。
急いでいるんだろうと思う。
ただ、昨日は路肩に止めたくても、手頃な場所がない。
それに、結構スピードが出ていたので、安全に止らないといけない。

それにしてもピタッとついてきて、少しイラッとした。

僕は時々変な衝動にかられることがある。
高速道路を走っている時、100キロほどで走行中に思いっきり
ハンドルを切りたい衝動にかられる。

確実に車は横転し、生命も危ないだろう。
当然、そんな事は想像するだけだが、時々、

(今、ハンドルを思いっきり切って、未知の世界を覗きたい)

なんて考えるのである。
他にも、昨日のような状況で、思いっきりブレーキを踏みたい
衝動にかられる。

確実に後ろの車は追突してくるだろう。
でも、無性に踏みたいのである。ドライバーの慌てる顔が見てみたい
のである。

気の短い僕ではあるが、車はいつも安全運転である。
特にあおる事もなく、追い越しもしない。
イライラすることもあるが、教習所の車でさえ、
車間距離を保って安全運転に心掛ける。

だから、昨日のような運転手に云いたい。

貴方がどんなに急いでいるか知らない。
急を要する、1秒も無駄にしたくないのかも知れない。
ただ、事故を起こすなら、一人でやってもらいたい。
お願いだから、僕を巻き込むことだけはやめて欲しい。

僕は、周りに助けられながら、自分なりに一生懸命生きている。
貴方が事故を起こす事に、何の責任もないはずだ。

お願いだから、僕を巻き込む事だけは避けてもらいたい。

 
そして最後に一言。

 
 
彼は知らない。僕の車のタイヤがスリックタイヤであることを。
 
 
 


コメント
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