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日々の暮らしのなかで

言いまつがい

2007年03月10日 | 日記・エッセイ・コラム
「あれ、なんて言いましたっけ?」

テレビに映る格闘技。名前が出て来ないでイライラしていると、
マンチャンさんが、自信マンマンにお口をお開きになり
こう申されたのです。

「コテンドーやん!」

 
糸井重里氏の“言いまつがい”ってご存知だろうか?

この、マンチャンさんのような言い間違いだけでなく、
どうさやら、なんやら、とにかくちょっとボケた
失敗の総称のような感じ。

詳しくは“ほぼ日刊イトイ新聞”をご覧いただきたい。

で、今日の本題。

昨日、仕事をしているとある会社の社長が訪ねて来られた。
一緒に仕事をしている叔父に用事があるようだ。

叔父の仕事部屋は奥にあり、機械が動いていると
来客者の声も聞き取りにくい。

「おってか?」

「あっ、はい。呼んできます」

「○○さんが来とってやけど・・・」

「ちょっと、待っといてくれって言うといて」

「わかった」

叔父との簡単なやり取りのあと、社長に少し待って下さいと
言わなければならない。

普段、あまり丁寧な言葉使いをしたことがない。
時々電話でも変な「言いまつがい」をしてしまったりする。

(ちゃんと言わなくては!)

そう思いながら、頭の中では、色々な情報が錯綜している。

(身内に敬語を使うのはおかしいよね)

(待ってください! で良かったんか?)

いろいろ考えながら社長のもとへ。


(ちゃんと言わなければ)

 
社長の顔を見る。そして僕の口が開き言葉が出た。


 
「もうちょっと、待っといてくれ!」
 
 
冷や汗が出た。