おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

ハンスウ

2008年06月05日 | 日記・エッセイ・コラム
イライラする話のこと。

気が短いと言うか、被害妄想が人の何百倍もあると言うか、
よくよく考えてみれば、冷静でいる時間は
一日の中でも累計で半数もないのではないだろうか?

調子がいまひとつの時に視線を感じれば、
悪い噂だと思い込み、言葉ひとつでふさぎ込んだり。
で、時間が経てば
やがてイライラに姿を変える。

そうなんだ、どうせ僕なんか。
そうなんだ、そうなんだ。
だって、だって、僕なんかぁぁぁ!チーン!

そう、チーン!

ブチッて言うと、たいそうなイライラだが、
僕の場合はチーン!
そう、まるで昨日のカリーを温めるように、
とっても簡単でリーズナブル。
あっと言う間に沸点に達する。

そんな事では日常生活に支障をきたすもんで、
自分を戒めるために、ひとつの策を弄した。

日常のアクセント、携帯電話。
一日の中で、数回待受画面を見る。
腕時計代わりにチラ。
メールの問い合わせ。着信履歴を見ては、問い合わせ。
仕事が煮詰まればチラ。そして問い合わせ。
時間を見る振りをして問い合わせ。
することが無いと問い合わせ。
とにかく、待受を何度となく見る。

その待受画面に

“キリン”

のフラッシュを設定している。
なんともノンビリしたキリンで、心穏やかになる。
僕の記憶が確かなら、キリンも牛と同じように、
反芻をしていたはず。

ノンビリとした麒麟で癒されるのと同時に、
物事、一度聞いただけで直情せず、
もう一度よくかみ砕いて考えてみるのも必要かな?と。

そんな戒めの意味も込めて、
キリンの待受は、気に入っている。

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