おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

2008年06月27日 | 日記・エッセイ・コラム
平日の日常。
すべての移動は車で行われる。
得意先に納品するのも、
新聞屋にチラシを持っていくのも、
弁当を買いに行くのも、お茶を買いに行くのも、
帰りにレンタルビデオ店に行くのも、
もちろん、仕事場に来るのも
家に帰るのも、
すべてが車での移動になる。
 
そうなれば必然的に少なくなるのは
徒歩と言う事になる。
歩いていれば、季節の変わり目、
例えば、名もない小さな花が咲いているとか、
風が気持ちよく感じるようになってきたとか、
匂いが、いい匂いが漂ってくるとか・・・
 
全ての移動が車だと必然的に、
すべての光景が
 
“一瞬のできごと”
 
になる。
 
ドキッとする瞬間であったり、
例えば、綺麗な女性が歩いているとか、
好みの後姿を発見したとしても、
前に回りこんで、こんちには!は出来ないわけで。
ましてや、デジカメで撮るなんてことは
不可能なのです。
それ以前に
運転中にデジカメを使おうとすること事態がアウトです。
 
この前も、
平野口の交差点を右折し、ひたすら真っ直ぐ走りました。
王将を越え、何軒かのラーメン屋も越え、
信号を何度もとまりながら走っていると、
左前方斜め45ドの角度で素晴らしい光景が
見えてきました。
 
背が高く、足も勿論長く、
髪もながく、どこかエキゾティックな、
有名人に例えるなら、
ダル○ッシュのような美女がモーレツに股座を
掻いている。
ショートのデニムに手を突っ込む勢いで、
モーレツに股座を掻き毟っていた。
 
「すごい!」
 
キョーレツな光景に、車じゃなかったら、
デジカメで・・・・
 
待てよ。
これ、車だからこそ直視できた光景じゃないの?
歩いていたら、お互いにあんな無防備じゃ
居られない。
 
たまには車窓からの景色もいいと納得した。