おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

一郎とユキオちゃん

2010年06月01日 | 国際・政治
この世には、残念ながら
どう頑張ったって出来ない事がある
 
「成せばなる!」
 
人生の教訓として、諦めてはいけない!
諦めたら、そこでゲームが終わりますよぉ!って言う
名言がある
成功した人は、諦めず持続したことを
殊更力説してくれるが、
思えば、小学校の卒業文集には
大半の男子が将来の夢として
 
“プロ野球選手!”
 
もしくは
 
“W杯得点王!”
 
と、書くもんだ
日本代表になった選手や
ドラフト1位の選手の小学校の文集を
ひっぱり出してきて、努力を続けた結果だ!と
美談として片付けるには、
散っていった夢の方がはるかに多い現実にも目を
向けなければいけない
 
努力を続けた結果は認めるし
そこに異論を挟むことは凡人の僕には出来ないが
努力を続けたと言っても、全員が野球選手に
なれるわけでもなく、
南アフリカにも行けない者の方が
圧倒的に多い
 
いや、ここで説教をしようと言うわけではない
人生、いくら頑張ったところで、
出来ないことは出来ないのだ
 
それが例え
 
“二球で三振出来ない王選手”
 
の、どこかで聞いたような例えであっても
やっぱり出来ない事は出来ないのだ
 
その際たるものが、腹話術の人形の立場である
彼は、絶対に反論することはない
いや、上辺だけを見ていれば、
傍らにたたずむオッサンと丁々発止のやり取りを
しているようにも見える
 
しかし、だ
 
皆さんもご存知のとおり
あの人形の言い様は、オッサンのサジ加減
そして、あの人形は、
オザワサンの思慮を超えた範疇での発言は
まったくしない
いや、しないのではない
 
出来ないのだ
 
腹話術の人形が、隣のオッサンを
言い負かすことなんて、不可能だ
 
彼に同情する人がいたら、
滑稽に写るかも知れないが、
目を見開いて、決められた言葉しか発せない
彼を見ていると、どことなくモノ悲しげだ
 
彼はただ隣のオッサンに操られているだけなのに
 
彼は人形
 
何も考えていないのに
 
そんなに攻めないであげて
 
何も考えてないんだから
 
 
 


コメント
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