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2010年06月06日 | 日記・エッセイ・コラム
一ヶ月と一週間ぶりに散髪に出掛けた
今回は、原付でのツーリングを兼ねたお出かけ
 
初夏の風が気持てぃー!と
ヘルメットの中で叫んでみるほどの気持ちよさ
少し蒸れた髪を気にしながらも
目的地に到着
 
駐車場に車が二台停まっている
日曜の午後、ちょうどいい感じ
いつもなら、少し位置を考えながら車を
停めるが、今回は原付
停め放題
 
中に入ると、親子で作業なう
 
この散髪屋、親戚です
このブログにも何回となく登場してるんで
ご存知の方はご存知の散髪屋さんです
 
おじさんは親父の弟
なんでもその昔、これからは手に職を持っている
人間が有利!って事で
親父が散髪屋になることをアドバイスした!って話も
あるが、どこまでが真実かは定かではない

飲み放題のコーヒーを早速作り、
目の前の雑誌に手を伸ばす
パーマネントを発注しているようで
椅子に座る二人に、作業が粛々と
進んでいる様子はない
 
駐車場に車が一台すべり込む
お母さんがこっちをひと睨み
後部座席から高校生らしき野郎が降りてきた
 
続いて、赤いボルボがやってくる
今度は3~4歳の二人のガキを連れたお父さん
 
「いっぱいですね、今日は!」
 
(今日は!は余計ちゃう?)
 
親戚として一言いってやろうということはなかったが
その時、はて?と思った
 
散髪屋は、今のところ急激に衰退する
職業ではない
人間がいる限り、そして髪が伸びる限り
そして、それを切りそろえるのが当たり前で
ある限り
なくなることはない職業だ
言うなれば、家の近所の線香工場と同じ
なくなることのない職種だ
 
(親父は自分でしようと思わなかったのか?)
 
高校生の頃には、少なからずそんな疑問が
浮かんでいた
まぁ、その場合、散髪屋を親父が志せば
少なからず、僕もその道に進むことになって
しまうかも知れないが・・・・
 
しかし、だ
 
今日のこの親子連れのように
混んでいれば、帰ってしまうだろうし、
いてもらっても、遅くなってしまう
 
そう
 
明日に回すって事も出来ないし
残業も出来ない仕事
“今日はここまで!”って切り上げる事も出来ない
一日の時間が決まっている以上、
いくら頑張っても、作業できる頭の数は
決まっているんだ
 
そう思えば、いい職業なのかどうか?
 
まぁ、手に技術があるって点では
いい職業ですね
 
 
 


コメント
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