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2012年06月15日 | 日記・エッセイ・コラム
たとえば
 
超人気の飲食店
いつも満員の店に、思いつきで車を
走らせる
 
駐車場に到着したとき、ちょうど
一台の車が出るところで、
その空いたスペースに滑り込む
 
店に入ると、一組がお会計を済ませたあとで、
テーブルの片付けも終わり、
まったく待つことなく、席を案内される
 
たとえば 
 
弟が久々の帰郷
大阪駅から路線バスでの帰宅をチョイス
出発時間をメールでもらい、
逐次、通過地点の連絡ももらう
 
おもむろに車を発信させる
 
目的地・バス停の最寄の交差点
赤信号で止まっていると、
お目当てのバスが静かに到着する
 
重い足取りの乗客が降りてくる
最後尾に弟の姿を発見
それと同時に目の前の信号が青に変わった
 
出ていくバスと入れ替わるように、
僕の車が弟の前に
 
助手席に彼を乗せた僕の愛車が、
バスを追いかけるように、
静かに発信する
 
どうだろう
 
この一切の無駄のないストーリー
 
ほれぼれする
 
たとえば
 
映画館
 
家からの片道は約1時間
逆算して、家から出発
映画館の駐車場に車を止め、
エスカレーターで三階へ
 
目当てのチケットを並ぶことなく買い、
ポップコーンと、ウーロン茶を
それぞれSサイズで購入し、
上映スクリーンの扉へ向かい
指定席に腰を下ろすと、予告編が流れ出す
 
どうだろう
 
この無駄の無い行動
 
常々、こうありたいと思っている
そして、それを念頭に置きながら行動している
 
今日、馬鹿会のフィクサーであるユキちゃんから
飲み会のお誘いをいただいた
 
近くの中華料理屋
 
彼の家と店を結ぶ線上に僕の家がある
出発の時間をメールで教えてもらう
 
逆算する
 
身支度をする
水を飲む
トレイに入る
傘の準備をする
一度、忘れ物はないか?とチェックして
外へでた
 
ちょうど、ユキちゃんが目の前を通り過ぎる瞬間だった
 
こんなに気持ちのいいタイミングはない
 
「見てたみたいに、ピッタリやったなぁ!」
 
興奮していたのは、僕一人で、
ユキちゃんはそのまま歩きつづけた
 
 
 
 


コメント
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