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日々の暮らしのなかで

小さな抵抗

2012年06月11日 | 日記・エッセイ・コラム
日曜日の昨日、車を走らせていると、
やけに後ろから煽ってくる車が一台
 
日ごろから、そういった車には
こう考えるようにしている
 
“急ぐ案件があるんだろう!”
 
それは、近親にかかわることかも知れないし、
生理現象を必死に抑えているのかも知れない
だから、避けるところがあれば
率先して停車し、先に行ってもらう
 
しかし、昨日の場合は、
そのための路肩が無かったし
なにより、タバコをふかして
信号待ちのたびに睨みを利かす御仁に
親切心はどこかへ消えてしまった
 
道はR175
 
その車と遭遇したのは、片側一車線の場所だったが、
もうしばらく走ると、二車線に増える
 
さて、どうしたものか?
 
面と向かって何かをいえるほど
度胸もないし、
また、そんな状況でもない

 
ただ、ずっと煽ってくるその態度に
なんらかの
 
“小さな抵抗”
 
をしたいと考えるのも小市民たる所以
 
考えた
 
二車線になったときに、常に同じ方向へ
車線変更するのはどうだろう?と
 
前から人が来る
このままだとぶつかるぞぉ!って歩みを進めていくと
前方より来るその人も同じ考えで、
左に避けて・・・右に避けて・・・また左に避けて・・・・
またまた右に避けて・・・・と、
お互いに二度三度、バスケットのマンツーマンディフェンスの
ように、
完璧なブロックをかます時があるはずだ
 
あれだ
 
あの感じで
 
「僕は貴方を先に行かせようとしてるんですよぉ!」
 
の体で、車体を右へ左へ移動させ、
御仁の進路を防ぐ方法
 
ひとつだけ問題がある
 
どういうわけか、二車線になった途端、
ローリングスタートのように、
一斉に加速する点だ
高速道でもないのに、なぜみんな一応に
加速するのか疑問だが、でもするのだ
 
だが、後続車も国産車
まぁ、加速で負けることはないだろうと、
密かに、小さな抵抗を実行することにした
 
二車線が目前に迫る
 
いよいよだ・・・・が
 
目の前を走る車と言う車が、
一斉に左車線へと動いた
 
僕の前には、さえぎるモノがないモーゼの道が!
 
その後もしばらく、
御仁とのランデブー走行が続いた