常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

冷凍食品

2024年10月23日 | 日記
気温が下がって平地の樹々も紅葉を始めた。季節を動かす時間は早い。月山や鳥海山が初冠雪となり、北海道からは初雪のニュースが届く。朝の散歩で樹々の紅葉が次第に濃くなっていくのが分かる。せめて秋の深まりを色の変化に見て取るのを楽しみにする。秋から冬にかけての食品が気になる。冷凍庫を整理していたら、だいぶ前に作ったオクラの冷凍が出てきた。味噌汁に入れて食べてみたが味は全く変わっていない。自分が野菜作りをしていたころのものだからもう5年以上が経つ。冷凍という食品保存は乾燥や塩蔵に比べても優秀な技術であることの証明だ。

最近は旬のものを食べるとこともいいが冷凍したものを食べる機会が多くなった。業務スーパーで買うことの多いものに、ひよこ豆、カボチャ、牡蠣、オクラ、エンドウ豆、玉ウドンなどがあり毎日の食事に取り入れている。鯖缶やツナのオイル缶など缶詰も愛用しているが、食品の値上がりの防波堤になる缶詰。冷凍と缶詰が高齢者の食卓のキーワードになっている。牡蠣はこの中で一番の高級品であるが特に最近の値上がりが痛い。

ネットで冷凍食品を検索してみるとイオンで買える冷凍野菜にすりつぶしカボチャ、オーガニックブルーベリー、オーガニックブロッコリーがあった。マックスバリューも近所にあるので試して食品の種類も増やしてみたい。

注目している食品に季節外れの豊漁魚がある。カツオ、ブリなどとれなかった季節に意外な水揚げニュースになる。スーパーで気にかけてみているが店頭に並ぶほどではない。こちらは買い得品をネットでさがすべきなのか。通常の運輸ルートでは季節外れの豊漁品はなかなか近くのスーパーの売り場に並ぶときはない。
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秋深まる

2024年10月21日 | 日記
一気に気温が下がった。朝の散歩も長袖にして一枚多く着る必要がある。霜が降りても不思議がないような寒さだ。夜の強風で銀杏がたくさん落ちた。拾って鬼皮を剥いて冷凍にする。この冬食べるほどの量になった。霜と言えば「月落ち烏啼いて霜天に満つ」。楓橋夜泊の詩を思い出す。寒山寺の鐘の音が船中に泊まる旅人のところまで聞こえて来る。秋の夜は寂しく暮れていく。マイナンバーカードの電子証明書の期限が来て、更新のために市役所まで行く。端末3台での対応だが、更新の人が多く待ち時間は30分ほどであった。待っている人がしきりにこぼす。「紙の保険証がなくて困るね。デジタルは随分不便だよ。」今日は妻の電子証明、あと二月もすると自分の更新にも来なければならない。せめて一度に手続きが終えたいのだが。ついでに総選挙の期日前投票を済ませる。

24節季の霜降が数日後の迫った。あまりに暑い秋であったので、今年がもう2ヶ月と少しとは気が付かないでいた。スーパーで秋刀魚を買う。比較的安く買えたがいかにも小ぶりだ。塩焼きにしても煙や油があまりでない。かっての庶民の味はもう味わえないのか。せめて大根おろしだけはたっぷりとすった。

秋刀魚焼く官舎ありけり夕煙 檀上堅
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銀杏

2024年10月10日 | 日記
公園のイチョウの木にたくさんの実がなった。いままで気づかなかったから今年から実をつけるまでに成長したらしい。秋の気候になって実が木のもとに落ちはじめた。以前は千歳公園やお寺のイチョウの木を探しに行ったものだ。実を拾って匂いのする皮を剥いて水で洗い、乾燥させて銀杏にする。封筒にいれてレンジでチンすると鬼皮がはじけてエメラルドグリーンの実が出てくる。熱いうちに塩をつけて食すれば格好の酒のつまみだ。尾花沢の親戚にイチョウの木があり、一冬で食べきれないほどの銀杏をもらった。朝の味噌汁の4粒入れて二人2粒ずつ毎朝食べる。ほのかな苦みがあり、秋の味覚は身体にいいと言われて食べ続けた。親戚の従兄も一昨年亡くなり、銀杏はスーパーから買うようになった。だが気候の異変か乾燥しすぎて実が固くなり食べられなくなり返品することになった。それ以来、スーパーにも銀杏は置かれない。久しぶりで拾う銀杏は懐かしい味だ。

銀杏を焼きてもてなすまだぬくし 星野立子

早めに収穫した銀杏はヒスイ色で柔らかく高級品とされる。この数日味噌汁に入れた銀杏は実にヒスイのような色で新鮮な食感だ。調べてみると銀杏には炭水化物、食物繊維、脂肪、タンパク質、ビタミン各種、ミネラルなど栄養も多い。古来、薬用として中国で用いられてきた。ただし、多食はある成分のため危険とされる。身体にいいと思って、毎日2粒ほど食べるのが一番いいようだ。


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不思議な秋

2024年10月03日 | 日記
昨日ほぼ真夏日。一転して涼しい朝。天高い青空のなかひときわコスモスが美しく、曼殊沙華は高温で白くなったような気する。ザクロが色づき、こぼれ萩が散歩道を彩っている。秋が深まっているはずなのに時おり夏がぶり返す。今年は不思議な夏だ。不思議と言いながら、これが定番の秋になるのかも知れない。今朝はローズマリーをお茶にして飲み、バジルとセイジの花を仏壇と食卓に飾った。春に植えたハーブが秋になってもう三月以上も花を咲かせる。かわいい花が仏壇に毎日飾ることができる。花屋の切り花を買う必要もない。先月の米不足は何であったのか。新米の季節になって米の値段が上がった。こんなに上がるのであれば生産調整など必要ないのではないか。

昨日、医院でマイナ保険証を使った。暗証番号を間違って押してしまいロックされてしまった。ロック解除は市の窓口にと表示されている。銀行でもネットでも一度間違いでロックされることなどない。デジタルの便利さのみ強調されているがこんな小さなことで一々市役所の窓口にいくようではこのシステムの普及はおぼつかない。市の窓口では、「もし事情があれば郵送にて手続きもできる」との説明であった。寝たきりや独身の高齢者には、このデジタル化は便利どころかできないことを強要しているように見える。

台風、地震。今年も列島を襲った。人々は安堵の気持ちで日を送ることもできない。『方丈記』に鴨長明はそんな天災に見舞われた時代に、ひとり琴と琵琶をを携えて方丈の家に隠遁生活をおくった。
「モシ余興アレバ、シバシバ、松ノヒビキニ秋風楽ヲタグエ、水ノ音ニ流泉ノ曲ヲアヤツル。芸ハコレ拙ケレドモ、人ノ耳ヲ悦バシメントニハアラズ。ヒトリ調べヒトリ詠ジテ、ミズカラ情ヲ養ウバカリナリ。」
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十月

2024年10月01日 | 日記
十月の声を聞いて歩くとふと懐かしい香りが立った。キンモクセイの花は香りで知らせてくれる。足元には曼珠沙華の赤い花が目立っている。暑い、暑いと言っているうちに秋も半ばである。この日、石破首相が政権についた。正論を言い続けてきた石破氏がどんな政治をみせてくれるか。内閣の布陣をみてもそんなに変わるとは思えない。スーパーの売り場で小さなサンマがこじんまりと並んでいた。新米も売り場に並ぶようになったが5㌔の袋が3000円を超えている。どの売り場も値段がすっかり変わってしまった。

十月やこめかみさやに秋刀魚食ふ 石田波郷

もう七輪で煙をもうもうとさせて食べた秋刀魚も自由に手に入らない。庶民の秋刀魚も食卓から遠い存在だ。知人から栗をいただいた。十月にちなんで今夜は栗ご飯。剥いた栗10個、米4合、みりん大匙3,白だし大匙3、塩小匙1.5。水を分量入れて炊き上げる。ささやかな秋の味覚。
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