四国や九州に大雪が降っている。こちらも昨日から断続的な雪。大粒で水分の多い雪が降ってくる。寒い季節には考えられないような雪だ。こんな日はゆきごもり、アマプラの映画を見て過ごす。「ハドソン川の奇跡」はUSエアウェイズ1549便がラガーディア空港からシャーロット空港へ向けて離陸直後、鳥の群れに衝突してエンジンの機能が停止してしまう。管制官は近くの空港への着陸を指示するが、機長は状況から空港への着陸は困難と判断し、1月のハドソン川への着陸を決断する。機長の冷静な判断と着陸技術で機体の損傷もなく着水、川の船に助けを得て乗員、乗客155名が全員無事に救出された。2009年1月15日の事故はハドソン川の奇跡と呼ばれ、全世界に知れ渡った。
機長はサレンバーガー(通称サリー)、副操縦士はスカイルズ。二人はこの奇跡の立役者として全米のヒーローとなった。映画はサリーが夜眠られず。副操縦士に電話することから始まる。事故の後遺症に悩まされフラッシュバックする事故の記憶に悩まされる。二人がとった行動は、街中を走ること。そんななか事故の調査でエンジンの一つが稼働していたことが明らかになる。機長の判断ミスを疑った運輸安全委員会はシュミレーションを行い、事故後の状況で空港の着陸できる結果を得て聴聞会を開く。サリーはシュミレーションのパイロットは、事前に何をなすべきか知っており、乗客を心配する懸念もない。人間のとっさの決断に至るまでの考慮がされていないと主張する
時間を加味したシュミレーションでは着陸に失敗、川から回収したエンジンの分析でエンジン損傷が機長の主張通りであったことが結論づけられた。監督はかっての名優クリントイーストウッド。映画の手法を知り尽くした監督の見せ所いっぱいの映画になっている。機内から脱出し、水に浮いた翼の上で救助を待つシーンは緊迫感があり見ごたえがあった。
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