10月も最後の日となった。朝の気温が下がって、南天の実がぐんと赤味を増した。菊の花が、花を大きく開いた。黄色があざやかだ。この一年も残すところ2か月、一日がまたたく間に過ぎる。ウェブデザインのサイト、キャンバに取り組んで2週間、やっと目の前のテンプレートが操れるようになってきた。目的の作業に至るまでの道のりが見えてきた。82歳の手習い、いくつになっても学ぶことは楽しい。このブログにも、キャンバの素材が使えないか、考えると時間が足りない。
今日、詩吟の教室で習った詩は、朱熹の「勧学の文」。
謂う勿れ今日学ばずして 来日有りと
謂う勿れ今年学ばずして 来年有りと
日月逝きぬ歳我と延びず
嗚呼老いたり是誰の愆ぞや
日が経つのは早く、その分年が早く行く。その時間を待ってくいれることはない。我、老いたりと嘆いても、もはやどうなるものでもない。だが、老いてなお勉励すれば、若き日の喜びはよみがえる。
夕方の5時。夕焼けになった。つるべ落としの夕陽が沈んでいく。陽が落ちても、まだ太陽のぬくもりが残っている。この時間と、自分の人生の今とを重ねてみる。暑かった夏の熱が、すこしずつ冷めて、ほどよい環境のなかにいる。この冬の寒さのなかで、汗をかくような学びを行っていきたい。