昨日、24節季の小暑。山形では猛暑日である最高気温35℃超えを記録した。一気に夏の盛りである。ここから立秋まで、三伏といい、気温が一年で一番高くなる。七夕、半夏、ウメの収穫など夏の行事が目白押しである。里山ソムリエの黒田三佳さんのインスタグラムに、半夏、カラスビシャクの写真が載っていた。柄杓を思わせる葉の形が独特で、根は漢方薬として使われるようだ。この季節までに田植えを終え、熟する前のウメをもぐ。小暑を迎える前に終わらせておく作業も少なくない。
これが終わってほっと一息つく農家の主婦たち。作った料理を持ち寄って、話に花を咲かせる季節でもある。畑には、しその葉、オオバが収穫の季節を迎えている。なかに味噌を米の粉で練った芯をオオバで巻いて揚げる。この季節ならでは郷土料理。いつも山仲間のSさんが弁当のおかずに持ってきてくれる。
昨日から、FBの系列だ提供されるSNS、スレッズが始まった。人気が落ち気味のツィッターの向こうを張っている。スレッドをパラパラと見ていると、飯豊の朳差岳の夜空に浮かぶ天の川。北海道の酪農家のような避難小屋に、星がマッチして幻想的な風景。これはインスタに上がった写真のようでもある。世界中の人々が、さまざまな写真やコメントをアップしている。一人で寝るまでの時間をやさしく導いてくれる。朝、テレビを見ていると、暑い夏のひやひやグッヅに話す扇風機が紹介されていた。暑い、というと運転を始める扇風機。ご苦労さんというと、またねと言って運転を止める。家電も利用の仕方で、暑気払いになるのでは。AIは生活の深い部分に侵入を始めている。