久しぶりの週末、天気の悪かった土曜日は雑用や、ガーデニングで一日を費やし、翌日の日曜日は、予報通りのいい天気となりました。
この季節はアジサイが一番と思い、ネットで岡山県の名所を調べると、美咲花山園という公園があって、その数100品種、2万株とありました。この数字が正しければ間違いなく岡山県下一番のアジサイの名所でしょう。もっとも数だけの比較ですが、被写体としてはどうか、というのはまた別の話です。また一方でそのアバウトな数字にほんとかな、という疑念を抱いたのも確かです。
HPから控えていた電話番号をナビにセットすると、「あさひ花菖蒲園」と表示されました。あれ、控えるのを間違ったのかと思いましたが、大体の場所はあっているようなので取りあえず車を走らせました。
いつもの通り美星町から三山を抜け、山道を通って高梁市に向かいます。その後、賀陽ICから中国自動車道の院庄ICで降りて約20分、方向はまさに、ラベンダーの名所、まきばの館ではありませんか。まきばの館まであと少しというところで、案内板の通り左折すると舗装をしていない広い駐車場に着きました。
思った以上に多くの車が停まっていました。入園料は500円、入園口を入るとやや勾配のある坂道があり、徐々にアジサイが目に入ってきます。パンフレットによると、園の広さは20ヘクタール。アジサイは谷を取り囲むように植えられています。山の遊歩道を歩くと、道の上にも下にもあじさいで、圧倒されそうです。花の形や色も多種多様で、ポピュラーなガクアジサイやヤマアジサイ、隅田の花火、カシワバアジサイなどは、良く知っているところですが、見たことのないような種類のものがいくつもありました。
しかし、残念なことに歩き始めてすぐに雨が降ってきました。一時は木陰でしのぎましたが、止む様子もないので屋根のある休憩所に飛び込みました。そこで思い出しました。ここは以前、来たことがあるような。そうです、そこはまぎれもなく「あさひ花菖蒲園」でした。園内に花菖蒲の面影がまったくないことから、メインを花菖蒲からアジサイに変更したということなのでしょう。休憩所には売店も併設され、切り取られたアジサイが安価で売られていました。アジサイは挿し木で比較的よくつく、といわれており試しに2束を購入しました。そうこうしているうちに雨が止んだようなので、再びアジサイを観賞して、公園をあとにしました。せっかく近くまできたのだからと、まきばの館のラベンダーを見て帰ることにしました。(つづく)
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