眼鏡橋とカキツバタの組み合わせは最高の被写体です。
5月14日(土)数日前の地元の新聞に、「菅原神社のカキツバタが咲き始め」という記事が掲載されていました。もう数日、経ったのでそろそろ見ごろになっているのではと、期待しながら、久しぶりに菅原神社を訪ねました。時刻は、朝の7時前。随分早い時間ですが、神社前の道路は狭く、参道も脇に多くの民家があって車の出入りもあり、おまけに駐車場も狭いので、この時間なら誰も来ていないだろうと思ったからです。
案の定、それらしい観光客の姿はなく、じっくり撮影ができました。この菅原神社のカキツバタは約2000株と言われ。色はメインが赤紫で、黄色や白も少しだけあります。開花状況は、7分咲きといったところでしょうか!朝日が差し込むよいお天気でしたが、何か発色がよくありません。本当は雨が降った方がしっとりとして、よかったのかもしれません。やはり今年の開花は、例年に比べ10日ほど遅いようです。
この神社には、眼鏡橋があって、支柱となる石橋のその二つの円形は真円で、とても美しくカキツバタとのコントラストはまさに最高の被写体なわけです。2000株というと相当な気がしますが、逆の方角から見ると池のほんのわずか、あまり期待して行くと、初めての方はがっかりされるかもしれません。この池は御手洗池と呼ばれるそうですが、私のお気に入りは、亀島。背中あたりにサツキが植えられていて、後ろ脚もリアルです。ほんとによくできているなと、いつも感心しています。
亀の後ろ足はとてもよくできていてリアル
石橋の上で、池のかわいい亀(本物)を見ていると、年配のご夫婦がやってきました。こちらを見て「おはようございます!」と奥様からごあいさつをいただきました。そして目をそらすと、すぐに「パン!パン!」とリズミカルに手をたたく音。遠くから拝んでおられるのかなと、そちらに目をやると、なんと、鯉に餌をやるために合図を送っているのでした。まさか、この池に鯉がいるとは思いもしませんでしたが、その音で、黒い鯉が10匹ほど、すぐに集まってきました。これは条件反射というべきか、毎日の習慣と呼ぶべきか、石橋の上からぱらぱらと餌が撒かれると、大きな口をあけて餌を食べています。鯉に交じって亀も数匹、ゆらりゆらりと泳いで近づいてきました。亀は水中潜航型かと思ったら、こちらの方が自然なのですね。
これがご夫婦の朝の日課なのでしょう。この間、たったの数分、ご夫婦は、さっさと神社の石段を登っていきました。
それから、写真を続けて何枚か撮っていると、次に箱型の軽でやってきたのが、笠岡市役所のMさん、数年前、真鍋島のウオーキングでお世話になったことがありました。こちらは、たったの30秒ぐらい。デジカメで2・3枚、撮影してすぐに帰っていきました。
カキツバタの開花状況を確認しに来られたのでしょう!
私も10枚ほど撮影して、神社をあとにしました。滞在時間は30分ほどでした。効率のよいなんだか清々しい朝のひとときでした。
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