「どうしよう～おズボン入らない～う～う～」
着替えを始めたミモロから、何やら必死の声が聞こえます。
あれ？ポッコリお腹のせいで、おズボンのホックが閉まらないよう～。
このところ、コロナ感染予防のため、外出自粛で、家にいて、ついついいろいろ食べてばかりいるミモロ。
運動不足も重なって、太ってしまったよう。「やっぱりおうちでも運動しなくちゃダメだよね～」と反省するミモロです。
そこで、ご近所のお散歩へ。訪れたのは、「下鴨神社」です。
「わ～気持ちいい～」と深呼吸。世界遺産の「糺の森」は、今、木々の新緑が始まったばかり。
境内には、ほとんど人影がありません。
「キャ～」と声を出しながら、馬場道を自転車で疾走。
自転車のバスケットに乗っていては、運動にならないんですが…。
「ここは、自転車で走るの～」とミモロ。
この場所は、毎年5月に行われる「葵祭」の神事が催される場所ですが、今年は、コロナの影響で、なんと「葵祭」は中止に。
この時期、ミモロが楽しみにしている「森の手づくり市」なども中止です。
「なんでも中止なんだもの…」と気分が沈むミモロ。去年は、いろいろなイベントに忙しくしていたのにね～。
家にいる時間が増えて、ストレスもたまってくるのは、ミモロだけではありません。おそらくみんな同じ状況のはず…。
どうしてもどこかに行きたくなるもの・・・
そこで、毎日、短時間、ご近所のお散歩を…それだけで、かなり気分転換になるはず…。
風を受けて、本当にうれしそう…もちろん家にいなくてはいけない時期…でも、人に接しない場所へのお散歩は、必要なのでは？
幸い京都は、自然豊かな町。ちょっと歩けば、鴨川やどこかの神社仏閣に至ります。
観光客がいないので、近所の神社仏閣には、地元の人だけ。それもミモロのようにお散歩が目的の人ばかりです。
しかも、多くはありません。この日も、「下鴨神社」の境内では、3人しかミモロはそれ違いませんでした。
「あれ？申やさん営業してる～」。神社にあるお休み処で、夏は、かき氷などが食べられます。
今は、ぜんざいや名物の「申餅」など。
食べる場所は、屋外の緋毛氈の縁台なので、風がとても気持ちいいのです。
この日は、ベビーカーに赤ちゃんを乗せた1組の家族連れが、のんびり縁台で寛いでいました。
「本当に気持ちいいね～」新緑がまぶしい境内・・・陽光がキラキラとミモロに降り注ぎます。
木々を渡る風は、ちょっと冷たいけれど、やはり外は、気分転換になります。
それから、ミモロは、賀茂川へ。
だれもいない土手に座って、川の流れを見つめます。
「京都って、こういう場所が近くにあるから、いいね～」と。平和な時間が過ぎてゆきます。でも・・・
コロナの影響で、たくさんの人たちが、不安の中に…。日々増加する感染者…それに対応する医療関係者の負担の増加。
今、ミモロにできることは、自分がコロナに感染しないこと。そのために、人との接触を避けること…
「ひとりで遊ぶ…」とミモロ。あれ？どこにいっちゃったの？目を離したら、どこかに移動してしまいました。
「ここだよ～」と、タンポポがたくさん咲いている草の上に・・・
ミモロのお散歩も、遠くには行けません。自転車で行ける範囲のみ。
「できるだけ、バスや電車に乗らないようにしなくちゃね～」そう、STAY HOME！
1日、1時間ほどのお散歩（食料品など必要物資の買い出しを含む）を、心掛けるミモロです。
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