「う!この自販機なんだろ?」と思わず自転車を止めたミモロ。これは「鳥獣戯画どら焼き」の自販機です。
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「え~どら焼きの自販機ってあるんだ~」と、京都には、漬物、ダシ、カレー、焼肉などいろいろな自販機がありますが、どら焼きの自販機は初めて見ました。
「京都府立植物園」から、北山通を西に進み、堀川通を越えて、新大宮通の手前、2筋目くらいの道を南へと下り、北大路通手前で見つけた自販機です。
「ここどこら辺なんだろ?」と、気の向くままに自転車で進んでいたので、はっきりといる場所がわかりませんでした。
でも、思わず自転車を止めたくなるほどインパクトがある自販機です。
「何が、入ってるの?」と自販機に近づくと…
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小倉餡、抹茶餡、カカオ餡、生キャラメルの4種類の「どら焼き」が並んでいます。
価格は、300円~400円。
「ここで作ってるのかな?」と、恐る恐る暖簾をくぐり中へ。
「こんにちは~」と声を掛けます。
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古い町家を改装した土間のスペースに、商品の陳列台と奥には調理場が続きます。
入口には、鳥獣戯画の額が…
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「いらっしゃいませ~」と中にいらしたのは、ここの店主であり、いろいろな商品のディレクターである太田さん。
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「あの~ここどら焼きのお店なんですか?」とミモロ。
「はい、そうですよ。ここだけで販売してるんです」と太田さん。
東京出身の太田さんが、縁あって京都に暮らし始めて10年…ここ紫野の町家でお菓子作りをはじめます。
いろいろな餡を工夫し、京都らしい「鳥獣戯画」を、どら焼きのコンセプトに。
高山寺から許可を頂き、どら焼きの表にウサギの焼き印、またパッケージにも「鳥獣戯画」のデザインが施されています。
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また、カカオがたっぷり使われた「カカオどら焼き」には、マスコットの「カカオ熊」が…
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「これ、バレンタインの贈り物にもいいかもね~」
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「あの~これキャラメル味のどら焼きなんですか?」と、和菓子のどら焼きとは思えないパッケージ。
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「はい、アルゼンチンで有名なキャラメルを使っているんです。実は、このどら焼き、日本に住むアルゼンチンの人に大人気で、よくオンラインで注文されるんですよ~」と太田さん。
アルゼンチンの知り合いと共に開発したどら焼きだそう。
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「このマスコットの顔は、アルゼンチンの人が見たら、すぐにわかるんです」
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「へえ~日本人だけじゃなくて、アルゼンチンの人にもどら焼き愛されてるんだ~」と驚くミモロです。
素敵なパッケージデザインは、太田さんが手掛けたもの。東京では、グラフィックデザイナーなどとしても活躍。その才能が、どら焼きにも遺憾なく発揮され、自販機のデザインにも活かされているのです。
「鳥獣戯画」が大好きという太田さん。その意匠を使った器なども製作。
八ッ橋をのせる漆の皿は、なんと「象彦」に依頼して作ったそう。
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また、斬新で機能的な急須や茶器にも「鳥獣戯画」が施されています。
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「あの~このどら焼き、他でも買えるんですか?」と、たまたま前を通りかかったミモロ。
「いいえ、ここだけ!自販機も他にはありません」と太田さん。
「よかった、この前通って…」と感激しきり。オンラインショップでも購入可能。
なんでも最近、俳優の檀れいさんがお店を訪れたとか。その時の色紙とオリジナルのクマのぬいぐるみと一緒に記念撮影。
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ミモロは、小倉餡の「鳥獣戯画どら焼き」と「カカオどら焼き」を買ってお店を後に…
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「また、来ます~う~来れるかな?」とちょっと不安そう。
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堀川北大路の交差点を北大路通沿いに西に3筋、猪熊通を北に進みます。正面に「金龍湯」という銭湯が目印。そこを東(右)に向かって、1筋目を入ると自販機が見えます。
北大路通に出たミモロ「なんだ~ここだったんだ~大徳寺からも近かった~」と、やっと自分のいる場所を把握しました。
*「京都深村」の詳しい情報はホームページで
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