「今日も、『京の冬の旅』の寺院行くんだ~」と、4月11日まで京都各所で非公開文化財特別公開が行われる寺院を巡るミモロです。(寺院によって、公開終了日が異なる場合もあるので、ご注意を…)
この日向かったのは、「龍安寺」です。
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「よかった~まだ観光客少ない~」と、広い境内を進みます。
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宝徳2年(1450)に徳大寺家の別荘を、管領細川勝元が譲り受け寺院とし、妙心寺の義天玄承を開山として創建された「龍安寺」」。臨済宗妙心寺派のお寺です。
まずは、鏡容池を南に配した広大な寺地の中心に位置する方丈へと向かいます。
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「龍安寺」を参拝する人がお目当てにするのは、方丈前の石庭。
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東西25m、南北10mの長方形の空間には、白砂が敷き詰められ、そこに15個の石を配した端正の極みと称される名庭のひとつです。
室町末期に禅僧たちにより作庭されたと伝えられ、訪れる人を魅了してやまない庭。
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「なんか久しぶり~まだ、塀越しの枝垂れ桜咲いてなくて残念…」と庭を眺めながらミモロはポツリ。
そう、塀越しに枝を垂らす桜が、春だけ庭に色を添える景色は、ぜひ見たいもの。
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「前に見たことある~。すごくキレイだった~」と、以前、外国のお友達を案内したとき、その景色に出会えたミモロです。
その時の景色は、今もミモロの思い出に…。
おそらく来週には、桜の開花が期待されそう。「う~ちょっと早かったかな?また、来ちゃおう‥」
さて、今回の「京の冬の旅」で特別公開されているのは、方丈の奥に続く座敷に飾れた襖絵と茶室など。
まずは、庫裡に設けられた受付へ。
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アルコール消毒した後に、検温チェックも行われます。
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まずは襖絵を拝見します。
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桃山時代に狩野派もしくは海北派の絵師により描かれたと伝えられる「芭蕉図」という襖絵です。大きな芭蕉が描かれた襖絵で、以前は、方丈にあったものだとか。(残念ながら撮影禁止なので・・・あしからず)
この襖絵は、明治期の廃仏毀釈の影響で、お寺が手放し、それが123年ぶりの2018年に戻ったそう。
世界各地に散らばったお寺の宝は、今も海外の美術館に保管されているものもあるとか。さらに行方不明になっている品々も多いのだそう。
「よかったね~少しでも戻ってきて~」と思うミモロです。
この「芭蕉図」も海外の美術コレクターの手などを経たのではないかと推察。修復された跡などが見られるのだそうです。
「なんかアンリ・ルソーの絵に似てる感じ~芭蕉の葉っぱの陰になんか動物いてもおかしくないもの…」と思うミモロです。
「露地のツクバイもぜひご覧ください~」とガイドさんに言われ、ミモロは縁に座って眺めます。
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これは、水戸光圀の寄進と言われ、真ん中の正方形の部分を漢字の一部にすると「吾唯足知」の禅語が見えてきます。
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「なんか謎解きみたいだね~」とミモロ。
実は、方丈の北側にも同じツクバイがありますが、そちらは後に作られたもので、ここにあるのが本物です。
「茶室も拝見しなくちゃ~」とさらに奥へ。
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茶室「蔵六庵」は四畳で、千宗旦門下の茶人 僖首座(きしゅそ)の好みと伝えられる茶室です。
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「蔵六とは、仏教の六根(眼、鼻、耳、舌、身、意)をさし、それらを清浄におさめるという意味で、六根が福徳によって、清らかになることを表すんですよ~」と、茶室の名の由来をガイドさんに伺います。
「なんかいろいろな貴重なもの、拝見しちゃった~」というミモロは、建物を出て、広いお庭の散策へ。
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池の周囲には、ユキヤナギの白と桜のピンクが、縁取るように続きます。
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すでに満開の桜もありますが、今週末ごろには、他の桜も盛りを迎えそう。
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「ちょっと足のばそう~」とミモロは、「龍安寺」から、やはり「京の冬の旅」で特別公開が行われている「仁和寺」へ。
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ここでは、「金堂」と「五重塔」が拝見できます。
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いずれも撮影禁止なので、ぜひご自身の目で…。
桜の名所でもある「仁和寺」。「う~まだ咲いてない…」そう、ここの背の低めな御室桜の開花は、京都でも遅め。
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「御室花まつり」は、5月9日まで開催されます。約200本の桜が、先揃う景色は本当に見事です。
「わたしゃお多福 御室の桜 はなはひくても 人が好く」という歌も。
なんかミモロのことみたい…「え?う~」と、鼻が低いミモロです。
「本当に京都の町、桜で華やかになったね~」と、開花の早いと言われる今年、気づくとあっという間に春が来た!という感じです。
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