「ワ~キレイ~細かい作業だね~」とミモロが見つめるのは、京友禅による彩色作業です。
12月のある日、ミモロは、西陣の千両ヶ辻にある京友禅染色家 南進一郎さんの工房を訪れました。
古い町家の工房は、深い奥行の造り。玄関部分は、南さんの作品を展示販売するショップにもなっています。
「ミモロちゃん、いらっしゃい~、今ね、来年の干支の龍の絵に彩色しているところなんですよ~」と南さん。
そこで、ミモロは、すぐ近くで、その作業を見学させていただくことに…。
京友禅染色作家として国内外で個展をなさったり、エルメス社のデザイン指導や協力などもなさった経歴をお持ちです。
この時期、工房には、クリスマスをテーマにした訪問着が…
ポインセチアの花には、可愛いサンタ姿の妖精たちが遊んでいます。
「こういう着物、贅沢ですね~」。本友禅の技法で作られたお誂えの着物です。
さて、この日、ミモロが見学したのは、伝統的な染色の技法に、今のプリント技術を融合させた南さん独自の技による染色作業です。
予め図案を特殊なプリンターで金彩部分を印刷し、それから手作業で、細かい部分などを描いてゆきます。
「もちろん、伝統的な本友禅染の技法を使った作品も作っていますが、どうしても手間と時間が掛かると共に、お渡しできる価格もそれなりに…」と。そこで、より多くの方に、京友禅の魅力を身近なものにして欲しいとの思いから、考案された技法です。
「一枚ごとに、いろいろな色を入れて、さまざまな龍を作ることができるんですよ~」と
「ホント、白い龍や、青い龍、緑の龍など、いろいろ…自分の好みで選べますね~」とミモロ。
「来年の干支は「龍」ですから、そばに「龍」を置くことで、吉祥を呼び込み、災いを祓って欲しいですね~」と。
染められた「龍」は、フレームに入れて飾ることができます。
アクリル板のフレームなので、軽量で、万が一落ちても割れることはありません。
「これ、地震でも安心ですね~京都の旅の記念にも持って帰れる重さです~」とミモロ。軽量なので、壁への負担も少ないのです。
「私は、以前からよく「龍」をモチーフにしているんです。それはね~」と言いながら、ミモロを工房の裏のお庭へ連れて行ってくださいました。
お庭には、1本の松の木が…
「この松の木は、龍が宿っているようでしょ!」と。確かに、曲がった枝ぶりが、空に向かう「龍」を思わせる姿です。
しかも、樹皮は、鱗のよう…
「なんか龍に乗ってるみたいです~」というミモロ。
「この松のパワーを込めた作品なんですよ~だから、厄払いや吉祥への願いが叶えられると思っています」と南さん。
「はい、なんかパワー感じますね~」とミモロ。
年末年始の京都旅の折、ぜひ「龍」のフレームをお土産になさってはいかがでしょうか?
「龍のフレーム」27500円です。
南進一郎さんには、もちろんお誂えの着物の注文も可能です。
*「京友禅工房 南進一郎工房」京都市上京区大宮通元誓願寺下ル北之御門町575 ☎075-451-0325 工房は、10時~18時 不定休 希望により、友禅染色体験もできます。
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