ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

梅園から漂う芳しい香り。「源氏物語シンポジウム」が行われた「石山寺」

2020-02-25 | 寺社仏閣

三連休の最終日、ミモロは、久しぶりに滋賀県の大津の「石山寺」に出かけました。
「なんか自動車多いね~」と、国道1号線には、広島、品川、名古屋など他府県ナンバーの車が多数。
コロナウィルスの影響で、公共交通機関を避けて、自家用車を利用し外出している人が多いことが伺えます。
いつもなら40分くらいで京都岡崎から名神高速道路石山出口から「石山寺」まで行けるのに、この日は1時間以上かかりました。
「やっと到着~」車を止めて、ミモロは、境内へ
 
「石山寺」はその名の通り、本堂など建物の多くが山の中腹や山頂にあります。だから石段か山道を登らなくてはなりません。
「ふ~着いた~」まずは、本堂に参拝。
山腹に建つ本堂は、「清水寺」のような懸崖造りで、滋賀県最古の木造建築物です。
「わ~下が見える~」と手すりから身を乗り出して眺めるミモロ。
 
それ以上、覗いちゃだめよ~見ていてハラハラしてしまいます。

石山寺の山は、硅灰石という水底から石灰岩が花崗岩のマグマに触れて変質したもので、国の天然記念物に指定されています。

「ここ大昔、水の底だったの?なんかすごいね~」と、地球のパワーを感じさせる景色が広がります。

「梅見に行く~」とミモロは、「多宝塔」の前を通り、梅園へ。
「こっちだよ~」
「石山寺」は、花の寺とも呼ばれ、四季折々、さまざまな花が境内を彩ります。
今は、梅が盛り。
 
梅園を進むミモロは、梅のあまい香りに包まれ、うっとり。

さて、そろそろ「源氏物語シンポジウム」の時間です。会場となったのは、山頂にある「光堂」。こちらも懸崖造りの建物で、平成20年に地元企業の「東レ」によって、鎌倉時代に存在した建物が復興されたそう。
 

今回の「源氏物語シンポジウム」は、紫式部がここで執筆したことから大津市により開催されました。
会場である「光堂」は、普段非公開の場所。そして講演会は、NHK「歴史秘話ヒストリア」などにご出演なさる歴史研究者の小和田哲男先生による「戦国大名が源氏物語などから学んだこと」というテーマで行われ、そして、後半は、能「源氏供養」という紫式部を主人公にした唯一の曲が演じられるという充実した内容です。

「あ、ミモロちゃん…久しぶりですね~」「わ~こんにちは~お世話になります」と挨拶したのは、「石山寺」の僧侶である鷲尾龍華さん。

「前にお餅つきにいらしてましたよね~」と。「はい、前に伺いました。でもお邪魔かと思って最近遠慮してたんです」とミモロ。「え?そんな~ぜひ、またお手伝いに来てください~」「え~ネコの手でもいいですか?」「はい、よろしく~」・・・思わず話が弾みます。

「もう時間だから受付済ませなくちゃ~」とミモロは急いで受付へ。そこでまずアルコール消毒をして、マスク着用で会場内へ。
 
「きっと講演なさった小和田先生から会場見ると、全員マスクですごい景色だったんじゃない?」と思うミモロです。

13時から15時過ぎまでのシンポジウム。戦国時代の武将の多くが「源氏物語」を教養のひとつとして読んでいて、戦国時代に盛んだった連歌には、「源氏物語」を踏まえたものが多いのだそう。「紫式部さんってすごい小説家だよね~」と改めて、その才能をリスペクトするミモロです。


さて、境内を進むと、そこには艶やかなピンク色の花・・・「わ~早咲きの桜だ~」ミモロが今年初めて目にした桜です。
 
「石山寺」には、桜の木も多く、3月下旬には、山全体が桜色に染まります。「また、そのころ来たいね~」

何度も参拝に訪れている「石山寺」ですが、「こんなところあったんだ~」とミモロが初めて足を踏み入れたのは、入り口の門のすぐそばにある「くぐり岩」。岩の間の穴をくぐると、願い事がかなうと言われるパワースポットです。ミモロは恐る恐る中へ。
 
結構狭い穴で、足元に注意しながら進みます。
「ふ~出た~」
ところで何をお願いしたの?「あ!穴を通るのに夢中でお願い事するの忘れちゃった!」とミモロ。

参拝を終えたミモロは、シンポジウムの会場で会ったお友達といっしょに、ひと休み。「お腹空いちゃった~」と昼ごはん食べていないミモロ。そこで門前にある「しじみ釜めし 湖舟」へ。そこで見つけたしじみ釜めしカレーを注文しました。
 
まずは、シジミの釜めしを少し食べ、そこにカレーをかけて頂きます。

さらに半分残して、そこにカレーとチーズを入れて、もう一度火にかけて焼きカレーにしていただきます。
 
「3度、美味しいんだ~」と、しっかり釜めしを食べたミモロです。


お腹いっぱいになったミモロは、京都を目指し帰路へ。なんと帰り道は、名神高速道路は大渋滞。そこでひたすら国道1号線を進むことに。そこもかなりの渋滞ですが、山科を超えたらスイスイ。「京都が空いてるんじゃないの~」。それでも家には2時間近くかかりました。
「みんな自家用車で連休楽しんだんだね~」なんでも道路は混んでいましたが、石山寺への電車は、すごく空いていたそう。
コロナが収束しない限り、桜の時期になり、自家用車での外出が増えることが予想されます。


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