「わ~もうすぐ終わっちゃう~」とミモロが慌てて訪れたのは、京都駅近くの「龍谷ミュージアム」です。
ここでは、5月28日(日曜日)まで、春季特別展「真宗と聖徳太子」が開催されています。
親鸞聖人御誕生850年を迎え、京都各所では、親鸞聖人に関係する特別展が開催。ここもそのひとつ。
特に、親鸞聖人は、聖徳太子への深い思いを抱いて、太子の造形化にも関わっていたのだそう。
今回の特別展では、親鸞聖人とその後継者たちが生み出した聖徳太子ゆかりの宝物 約80点を展示。その中には、重要文化財3件も含まれており、見ごたえのある展示になっています。
さっそくミモロは、エスカレーターで、ミュージアムの入口へ向かいます。
残念ながら、館内の展示などを撮影できないので、ぜひご自分の目で、その素晴らしさをご覧ください。
*「龍谷ミュージアム」の詳しい情報はホームページで
ミュージアムを出たミモロは、七条通を西に進みました。「あれ?ここにこんなに大きなお寺がある~」
「真宗興正派 本山興正寺」です。
広い境内を横切って、堀川通へ
こちらに面している門が三門と阿弥陀堂門で、お寺の正面になります。
見上げる建物は、「経蔵」
境内でひと際堂々として建物が、「阿弥陀堂」と「御影堂」です。
「こんなに大きなお寺があったんだ~」とミモロがいうのには訳があります。
それは、ここの北側には、さらに大きな伽藍をもつ「西本願寺」があり、ともすると、今もここは、その一部だと思われがちだからです。かつて「西本願寺」の脇門跡であった時期もあったのでした。
「本山興正寺」は、阿弥陀如来さまをご本尊に、鎌倉時代に創建。当初は、京都の東に位置する山科に建立されました。その後、さまざまな歴史の波に巻き込まれて、桃山時代に現在の地に移転。明治9年に、本願寺から「真宗興正派」として独立。東山に親鸞聖人廟所である「霊山本廟」を建立します。その歩みは、なかなか複雑で、とてもミモロが説明できるものではないので、どうぞ、ホームページで学んでください。
「霊山本廟って、円山公園の近くだよね~そこの参道なら行ったことある~」とミモロ。親鸞聖人の遺骨を納めうえ本廟がある場所です。
堂々とした建物の「御影堂」は、明治45年に再建されたもの。
中には、親鸞聖人の御像が祀られています。
静かに手を合わせ、参拝するミモロです。
「正しい法を興す」という願いもとに歩み続ける「本山興正寺」。
親鸞聖人を宗祖とする真宗の長い歴史を改めて思うミモロです。
「なかなかしっかりとして床下だね~」と、「御影堂」の床下を覗くミモロ。
ネコなら、興味を持ちそうな場所かもしれません。
「本当に今年は、いろいろな場所で親鸞聖人ゆかりのものに出会うね~」
アフターコロナの京都には、真宗に帰依する多くの人が全国から訪れています。
*「本山興正寺」の詳しい情報はホームページで
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